教員66日目(1年目)分散登校8日目 初めて教員として子供と一週間関わった日々を振り返って
今日は昨日の反省を踏まえて、以下の点を実践してみた。
【待つことの価値を伝える】
これまでとは違って、大人になった時に待つ機会があることを伝えた。
電車の待ち時間を例に出し、そういう日々の待つという行為に対して、しっかりと待てることは大人になる練習をしているみんなに必要だと伝えた。
そして、ただ待つのではなく、待たせてる相手が不快な気持ちにならない待ち方をすることが関係を作っていく上では必要だと話した。
【「です」「ます」の練習】
大人になった時、目上の人と話すときに、フランクに話しかけては相手に不快な思いをさせてしまいます。
先生と子供が仲良いのは確かですが、社会に出る練習をするための場所が学校です。「です」と「ます」を少しずつ使えるようになりましょうと話させて頂きました。
【挙手と「はい」の必要性】
先生の話や友達の話を聞きたいのに、他の友達が話すと、話が聞けなくなります。
誰が話すのか、わかるために手を挙げてください。
そして、みんなが誰が話すかわかるために話す時は、「はい」と言ってください。
そうすると誰が話すのか、みんながわかります。
ただ、いつも「はい」と挙げてから話すのは、不自然なので、「はいカード」がある時だけ、「はい」と言ってから話すようにしてくださいと話しました。
【話したくなる聞き方をしよう】
相手の人が話したいのに、おかしな姿勢をしたりしていると聞いているのか分からず、不安になってしまいます。
相手が話しやすいように、うなずいたり、相手の方を見たり、姿勢を正したりしてくださいと伝えました。
これらはすぐにできるものはないとわかっていますが、少しずつできるようになっていって欲しいと伝えさせてもらいました。
これだけのことをしましたが、だからといって子供がすぐに理解できているわけではありません。
ただこの一日の間で僕は大きく変わりました。
待つことを恐れず、待つことを練習をする時間と、時間を有効活用しながら動く練習をする時間を自分の中で、設定しました。
そうすることで、動いていないことに不安を感じずに、待つことに意味を子供も自分も見い出すことができました。
自分の心持ちが変われば、子供もあっという間に変わります。
クラスの前を通った先生から、今日は雰囲気が違うねとコメントを頂きました。
落ち着きながらも、自分のことは着実に自分で行い、他人から刺激をもらいに行く時は、積極的に動けるそんな姿を何回かみられました。
まだまだ未成熟なコミュニティですし、僕自身もこれからもっと成長していきます。
これから自分達でもっと作れるようになった時に、どんな未来がやってくるのか今からワクワクしています。
一週間を振り返って
今日で子供が一週間登校している中での、一週間の勤務を終えます。
正直疲れています。
僕だけじゃなくて、周りの先生からも披露の色が見えます。
ただ、みんな楽しそうなんです。
子供のことを微笑み合いながら語り、真剣に悩みながら語り、とてもいい空間が広がっています。
僕自身、一週間子供と過ごしていく中で、うまくいかない難しさを感じてはいました。
それでも、僕が努力したこと、工夫したことが上手くいくのかいかないのか、結果を子供たちがフィードバックしてくれます。
とてもいい環境です。
毎日子供のこと振り返りながら、
今日こんな一面が見れた!
そこに躓くのか!
こんなことにワクワクするのか!
と、楽しく過ごさせて頂いています。
まず、休む。
そして来週も、あの子達の前で思いっきり失敗して、一緒に悩んで、作っていこうと思います。
疲れたけど充実していた。
そんな一週間でした。
サポートして頂いたもの、全て教材の作成費用等の子供たちのために使わせて頂きます。