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メモの良さ

自分の脳内を整理したり瞬間的な感情を閉じ込めることが出来るメモは、気づけば私のルーティンとなり、割と長いお付き合いの相手だ。
その時考えていることが時間の経過でどんどんと零れ落ちていくタイプなので、ふと思ったことやパッと考えついたアイデアは、その都度Twitterの下書きに書き留めている。

私はもともとTwitterのアカウントをカテゴリー別で6個所有しているため、アカウント毎に浮かぶことも変わる。
なので、下書きもアカウントを変えてそれぞれ整理し保存しているわけだけれど、読み返すと自分の意識の傾向が露呈されたり、客観的に眺められたり、時差で思い違いや浅はかさに気づいたりと、メモを読むことで自分の振り返りが出来る。

特に顕著なのが、所謂「愚痴垢」的なアカウントで、腹が立ったことや納得いかなかったことをつらつらと書き留めているのだけれど、その瞬間にわーーーっと浮かんだ感情を言葉溢れるままメモしているため、あとで読み返すと「あ、これ言わなくて良かった」とか「これはこの言い方だと良くないな。こう言い替えてあとで伝えてみよう」と、一旦感情を保留し、浄化させられるメリットがある。

他者によく「怒らないよね」とか「寛容だよね」と言われるけれど、それなりにもちろん怒ることもあるわけで。人間だもの。
でも、相手ともめた時に一瞬の感情をそのまま伝えるとマイナス要素で伝わったり誤解が発生したりするので、その場ではグッと堪えていることが多い私。
相手が言ったことをじっと聞いて要点(笑)を覚えておき、両者クールダウン中に書き起こして、メモ内で作戦会議をしてから話し合いに持っていく。これだけで和解率が上がるし、感情論にもならないから長期戦に持ち込まれない(笑)
なので、「寛容」と言うよりも、「計算高い」が正しいかもしれない。(喧嘩でのエネルギー的にエコなので、環境には優しいやつ)

文章に起こした愚痴は、あとから読み返した自分に再共感と反省時間を与え、読み返すことでリフレインする嫌悪感に気付かされる。それは妥協案や打開策を見出し、今後の最適解を探せる糧となる。

また愚痴に限らず、仕事でのアイデアや営業戦略にも応用できる。浮かんだ言葉や提案を整理し、文章化することで新しい企画に繋がったりする。

日々考えつくことはたくさんの可能性がある。
不容易に他者に話すことには色々とリスクを生じるけれど、自分の中で作られる無限のアイデアは大事にしていきたい。

「メモは、自分の可能性を具現化する最適解だ」と今日も私はメモをする。