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英語科教育法の歩み

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かわむらが勤務校で担当する英語科教育法の取り組みについて、授業者としての振り返りや実践のログを残すことを目的として記事を書いていきます。理想的には毎回の授業について書いていきたい…
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2022年8月の記事一覧

「ありきたり」な活動

「ありきたり」な活動

英語科教育法I,第15回(最終回)の振り返り。
第2週から14回に渡ってやってきた模擬授業もこの日で最後。

模擬授業の概要There構文をターゲット文法に指定し,福笑いのゲームを通してThere構文を楽しく使うことを目指した。

5人ずつのグループに分かれ,1人が目隠しをする。
それ以外の4人が英語で指示を出し,目隠しをしている生徒が紙に顔の絵を描いていく。

その過程で「〜に〇〇がある」という

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「やり取り」の「発表」

「やり取り」の「発表」

英語科教育法IIIの振り返り。
遂に最終第15回を迎えたこの日は「話すこと(発表)」の模擬授業回。

授業の概要今回の授業は「発表」に焦点を当てたものではあったが,少なくとも私には思いつかなかった非常にユニークなアイデアが見られた。

生徒はペアになり教室の前方に出て「3分間2人で話し続ける」ことがゴールだ。つまり,2人での「やり取り」を人前で「発表」する。
先生からは「コントみたいな感じで」とい

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分析的理解は全ての学習者を助けるか

分析的理解は全ての学習者を助けるか

英語科教育法Iの振り返り。
模擬授業第13回目。今回の先生役の学生にとっては4回目の挑戦。

模擬授業の概要「英語は予測できる!?」というテーマで中学2年生に対して接頭辞の働きを指導する授業。
左側にいくつかの接頭辞とその意味、右側に語根となる単語が書かれたワークシートの左右を繋げて、意味を考える活動がメイン。

教師のTHINK: 「予測できることは嬉しい」検討会の中で、先生役の学生は「単語の予

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