キムラタクヤ

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災害支援に参加したら、涙腺がゆるくなった話

生まれてはじめて、災害支援に参加した。 感情が大きく動いた出来事があったので、この記憶が薄れる前に文章に残しておこうと思う。ぼくは普段あまり感情の起伏がないのだ…

キムラタクヤ
6か月前
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引きこもり、大海を知らず。

中学生の頃、人生を投げ出した。 友達もたくさんいて、毎日部活をして、テストの点数もそこそこに良かったと思う。 学校生活に不満はなかった。 でも、気づいたら学校に…

キムラタクヤ
9か月前
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ぼくに何ができるだろう

人生でたったひとつだけ、後悔していることがある。 高校に行かなかったことだ。 正確には「行かなかった」ではなく「行けなかった」。 ふとしたことがきっかけで、中学…

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災害支援に参加したら、涙腺がゆるくなった話

災害支援に参加したら、涙腺がゆるくなった話

生まれてはじめて、災害支援に参加した。

感情が大きく動いた出来事があったので、この記憶が薄れる前に文章に残しておこうと思う。ぼくは普段あまり感情の起伏がないのだけど、この数日間で3回泣いた。

今回ぼくが行ったのは、石川県の能登半島。
元日に最大震度7の大地震が起こったとき、ぼくはバリ島にいた。

物理的な距離もあってか、実感はほとんどなかった。
北陸に家族や親戚がいるわけでもなければ、石川に行

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引きこもり、大海を知らず。

引きこもり、大海を知らず。

中学生の頃、人生を投げ出した。

友達もたくさんいて、毎日部活をして、テストの点数もそこそこに良かったと思う。

学校生活に不満はなかった。

でも、気づいたら学校に通うことが怖くなっていた。

中2の終わりから欠席することが増え、3年の5月から完全な不登校に。

今となっては何が原因だったのかは思い出せない。

多分、日々の小さな積み重ねによるストレスの矛先を、学校生活に向けることで自分を納得さ

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ぼくに何ができるだろう

ぼくに何ができるだろう

人生でたったひとつだけ、後悔していることがある。

高校に行かなかったことだ。

正確には「行かなかった」ではなく「行けなかった」。

ふとしたことがきっかけで、中学2年の途中から徐々に学校に行かなくなり、3年の始めには完全に不登校になった。

義務教育から逃げ出した結果、高校受験という選択肢を失った。

定時制や通信制の高校に行く選択もできた。

だけど当時のぼくには逃げグセがついてしまっていた

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