キムラタクヤ

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災害支援に参加したら、涙腺がゆるくなった話

生まれてはじめて、災害支援に参加した。 感情が大きく動いた出来事があったので、この記憶が薄れる前に文章に残しておこうと思う。ぼくは普段あまり感情の起伏がないのだけど、この数日間で3回泣いた。 今回ぼくが行ったのは、石川県の能登半島。 元日に最大震度7の大地震が起こったとき、ぼくはバリ島にいた。 物理的な距離もあってか、実感はほとんどなかった。 北陸に家族や親戚がいるわけでもなければ、石川に行ったこともなかったというのが大きいと思う。 ニュースで被害状況を見たときも、ぼ

    • 引きこもり、大海を知らず。

      中学生の頃、人生を投げ出した。 友達もたくさんいて、毎日部活をして、テストの点数もそこそこに良かったと思う。 学校生活に不満はなかった。 でも、気づいたら学校に通うことが怖くなっていた。 中2の終わりから欠席することが増え、3年の5月から完全な不登校に。 今となっては何が原因だったのかは思い出せない。 多分、日々の小さな積み重ねによるストレスの矛先を、学校生活に向けることで自分を納得させていたんだと思う。 14歳からの2年間、引きこもっていた頃の記憶はほとんどな

      • ぼくに何ができるだろう

        人生でたったひとつだけ、後悔していることがある。 高校に行かなかったことだ。 正確には「行かなかった」ではなく「行けなかった」。 ふとしたことがきっかけで、中学2年の途中から徐々に学校に行かなくなり、3年の始めには完全に不登校になった。 義務教育から逃げ出した結果、高校受験という選択肢を失った。 定時制や通信制の高校に行く選択もできた。 だけど当時のぼくには逃げグセがついてしまっていたようで、そんな気力も起きなかった。 じゃあ何をしていたかというと、実はほとんど

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