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Takuya‘s selection

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響いたnote記事をまとめています。
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#キャリア論

「何が得意か」など考えても仕方がない

これまでの長いこと、キャリア論においては「好き」と「得意」の重なる領域から仕事を選びなさいとアドバイスされてきました。例えば組織開発・キャリア開発における教祖であるエドガー・シャインは、キャリア選択において

1:自分は何が得意か?
2:自分は何がやりたいか?
3:社会的意義があると感じるのはどのような活動か?

という三点をよく熟慮すべきであると指摘しています。

皆さんもこのようなアドバイスを

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人生における「立地」の戦略

20世紀後半を代表する現代アーティストのアンディ・ウォーホルは、インタビュアーからの「アーティストとして成功するための秘訣は?」という質問に対して、次のように答えています。

このウォーホルの木で鼻を括ったような回答は、経営戦略論におけるポジショニング理論の本質をよく表していると思います。

アーティストと同様に、企業もまた同様に「しかるべき時に、しかるべき場所にいること」が重要だ、と考えるのが

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キャリアというゲームの構造原理について

先日、昨年から書き進めていた「クリティカル・ビジネス・パラダイム」をついに脱稿しました。かなりの分量の原稿を最終工程で削ぎ落としたので、本が出版されたら、おいおいこちらのNOTEでボツになった原稿を共有していきたいと思います。

さて、ということで、これからは次の書籍の企画に時間をかけていきたいと思います。漠然と考えているテーマは「これからの生き方・働き方」といったもので、前回と同様、書きかけの原

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#082 「出世しなくてもいい」病について

キャリアは一種の投資ゲーム先日、いくらやっても自分の人生の豊かさにつながらない「スジの悪い仕事の断捨離」というテーマで記事を三連発で挙げました。

あらためて内容をかいつまんで確認します。

まず、キャリアの出発点においてはみんな持っているものは同じ、一日24時間という時間資本だけです。この時間資本を上手に投資すると、これが人的資本や社会資本に転換され、さらにこれが金融資本となって自分に戻ってくる

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#052 「チャンスが来ない」と嘆く人の特徴

人生を変えることになる打席は、思いもかけずにある日、突然にやってきます。そして、その一回きりの打席で周囲を魅了するような鮮やかなホームランが打てるかどうかで、その人の人生の放物曲線の角度は大きく変わってしまう。

ここでポイントになるのが、その打席は「いつやってくるかわからない」ということです。というのも、私たちはなかなか「いつやってくるかわからない打席」のために、地道な準備をすることができないか

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