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反発大歓迎の起業家

 新しいアイデアをカタチにする際、周りからの反発は避けられないもの。「どうしてそんなことを?」「それに何の意味があるんだ」といった声が出てくることも多々。それに対してある起業家曰く「反発大歓迎!」とのこと。というわけで今回はその理由を三つのポイントで整理していこう。

 反発大歓迎の一つ目の理由は、新しいことに取り組んでいる証拠だから。革新的な取り組みであればあるほど、最初は誰からも理解されにくいもの。つまり反発は「新しい挑戦をしている」「世界を変える可能性がある」という確認に繋がっていく。

 例えば、ミカンの皮を乾燥させて黄色いパウダーにし、それをインドのホーリー祭りのようにお互いにぶつけ合う祭りを企画したとする。「ミカンは和のものだ!」「食べ物を粗末にしている!」といった反発があるかもしれないけれども、それは革新的な取り組みの証拠に他ならない。

 反発大歓迎の二つ目の理由は、熱狂的な支持者が現れるから。たくさんの反発があるということは、逆に熱烈に応援者が現れるのが世の常。つまり反発は「これから味方が増えていく」「熱狂的なコミュニティが生まれる」という確認に繋がっていく。

 例えば、ミカンパウダー祭りに対する反対の声が高まると、表立っての賛同は消えてしまいがちだけれども、「お互いを染め合うって最高じゃないですか!」「きっと映えますよね!私も当日は参加したいです!」といった応援を裏から届けてくれる支持者が増えていく。

 反発を歓迎する三つ目の理由は、起業家としてのやる気が燃え上がるから。否定を受ければ受けるほど、「負けるもんか!」「自分以外の誰がこれを成し遂げられるのか!」と心が高ぶり、反発をものともしない行動を導いていく。

 例えば、ミカンパウダー祭り反対運動が起こると、一般人は「面白いと思ったけれども、極端すぎたかなぁ…」と意気消沈してしまう。けれども起業家は「この状況をひっくり返せたら、きっと面白いことが起こるよね!」と心を燃料が補給され逆に加速を遂げていく。

 新しいことを始めようと思った時には、何かしらの反発は避けられないもの。けれども起業家にとって反発はポジティブな要素も多い。反発は革新的な取り組みをしている証拠であり、熱狂的な仲間が生まれる兆しであり、心の炎を燃え上がらせる燃料に他ならない。本当に始めたいことがあるのなら、本当に変えたいものがあるのなら、周りの反発に負けることなく歩みを進めていこう。No Talk, All Action!!!

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