中本卓利

アイデアをカタチに。新規事業の専門家として研修や伴走を提供。StartupWeeken…

中本卓利

アイデアをカタチに。新規事業の専門家として研修や伴走を提供。StartupWeekend理事、ベンチャー型事業承継エヴァンジェリスト、Founder's Circleコミュニティマネージャー。大好きな故郷はミカンで名高い和歌山県。

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問いへのお答え  全国を回ってアイデアをカタチにする支援を手掛けていると、たくさんの質問を投げかけられる。「タクトさんって、何者なんですか!?」「どうして全国を飛び回ってるんですか?」「情熱はどこから湧いて出てくるんですか?」といった風に。  もちろん、そういった問いには適宜お答えさせていただいているものの、言葉足らずのせいかドン引きしたコメントが届くことも多々。「タクトさん、頑張り過ぎで逆に引いちゃいます…いったい何に駆り立てられているんでしょうか…?」「活躍の裏にはき

    • 未来を呼び込むエンジェル

       とある起業家から「どんなに少額でもいいので、エンジェル投資家に参加してもらうといいことがありますよ!」というメッセージを受け取ったので、彼が語るエンジェル投資家の存在意義についてメモをしておこうと思う。 ─  一つ目のエンジェルの意義は資金の調達。自分一人だけでは残念ながら資金調達に動くのはかなりハードルが高いもの。けれどもエンジェルが仲間に加わると他のエンジェルが手を挙げ易くなったり、次のシードラウンドの投資家をご紹介いただける確率が上がるとのこと。  例えるなら、

      • 行動を導く煽り言葉たち

         言葉には力が宿るもの。特に希少性、緊急性、不確実性を訴えるメッセージは、心理的なプッシュを与え強い決断を迫る。そこで今回は、人々を行動へと駆り立てる典型的な3つの煽り言葉を紹介したい。 ─  一つ目の煽り言葉は、「残りわずか!」といった希少性のメッセージ。製品やサービスが限定されていると感じさせ、「これを逃したらダメだ」という感覚を植え付ける。  例えば、「冬に収穫された蔵出しミカン、残り三箱!」と聞くと、急いで手に入れたくなるようなもの。 ─  二つ目の煽り言葉

        • 苦境に陥る東南アジア開発受託

           東南アジアで活況なビジネスの一つに、日本からの開発受託がある。けれども最近、苦境に陥る企業が増えていると現地の起業家から伺ったので、今回はそれをメモとして残しておこうと思う。 ─  苦境の一つ目の背景は、補助金の枯渇。ご存じ、コロナ真っ只中の時期は補助金に溢れ返っていた。日本の企業はその資金を活用して、東南アジアの開発受託会社に多くの仕事を外注してきた。しかしながら一年前にコロナは閉幕し、補助金も終了。プロジェクトの外注が減少し、東南アジアの受託企業にとって大きな痛手に

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        記事

          MVPを吹き飛ばすAI

          「AIが普及した現代だからこそ、プロダクトによってはMVP(最小限の機能を持つ検証用の製品やサービス)を省略すべき」と、ある起業家からメッセージを受け取ったので、今回はこの言葉の背景を探っていきたい。 ─  まず、MVPを省略すべき理由の一つ目は、MVPに要していた時間で完全版を完成させることが可能になったから。以前は、最小限の機能を実装するのにも多大な時間と労力が必要だったけれども、それは遠い昔の話に。  例えば、みかんのゆるキャラをデザインする場合、従来は複数のラフ

          MVPを吹き飛ばすAI

          プロボノ仲間の接し方

          「プロジェクトに無償で協力してくださる方々(プロボノ)を巻き込む方法がわからないんです…」という相談を受けたので、今回は工夫をいくつか紹介していこうと思う。 ─    一つ目に、協力者に求める行動を具体的に決めることが重要。「好きな風にプロジェクトに関わってください」とすると、プロボノとして関わる方々はどのように貢献すればよいか迷ってしまう。  例えば、和歌山の有田みかんを世界に広めるために、プロボノのエヴァンジェリストを募集したとしよう。その方々に「頑張ってください!

          プロボノ仲間の接し方

          [Weekly Report]Global Business News 2024/5/5

          <海外スタートアップ紹介> ・ハードのレンタル・追跡・管理SaaS ・キーボードもディスプレイもない新デバイス ・視覚的表現だけを用いて交流するSNS ・移動可能な海の気象ステーション <海外市場解説>  小売/労働 <労働市場解説事例>  アメリカの雇用主が従業員の子供の世話の手当を強化しており、健康保険や有給休暇のような基本的な福利厚生に次いで子供手当は優先事項に。5人に1人のアメリカの労働者が十分な世話の手当を提供しない雇用主に見切りをつけて仕事を辞め、5人に1人が

          [Weekly Report]Global Business News 2024/5/5

          事前に探すべきユースケース

           アイデアをカタチにする旅路を歩んでいると、「完璧なものを世に届けなければならない」という圧力に押しつぶされそうになることがある。けれども現実には、完成品とはほど遠い試作品、自分たちでは売る価値がないと思っていたものがビジネスになることも。  先日、スタートアップのプロダクトについて省庁と意見交換を行った際「完成品は必要なく、PoC直後のモデルでも課題解決ができるため導入を希望したい」と先方からコメントを受け取り、新しいチャンスが判明した。  本当はその具体例を詳細に書き

          事前に探すべきユースケース

          右から左へ流さない

          「海外で面白いプロダクトを見つけました!これを日本に輸入して事業展開することで、スタートアップとしての成功は見込めるでしょうか?」との相談を受けた。それに対して厳しそうとお返事をすることになったので、今回は単純な輸入ビジネスがスタートアップとして成長し辛い理由をメモしておこうと思う。 ─  一つ目の理由は、独自の強みの欠如。ビジネスを成長させるには、自社独自の強みが不可欠なものの、残念ながら海外のものを仕入れてきて日本の顧客に提供するだけでは、言語や風習の壁ぐらいしか存在

          右から左へ流さない

          岩をも砕く行動の継続

           一見、その取り組みが何の成果も出していないように見えたとしても、継続することで大きな成果を出す。まさに継続すれば岩をも砕く、ということが起こり得る。この背景を今回は紐解いていこう。 ─  一つ目は、目に見える成果を得るには小さな努力を重ねる必要があるから。世の中の多くの物事は小さい物事が積み重なって、一つの大きな物事が起きてくる。  例えば英会話。最初はどれだけ聞いても喋っても全くスムーズに喋れるような感じがしない。けれども、何度も喋り続けていると、ある日突然喋れるよ

          岩をも砕く行動の継続

          問い掛け続け未来を掴む

           主婦からアントレプレナーへと自身を成長させた女性がいる。彼女は誰でもリーダーになれると信じ、ビジネスの世界に足を踏み入れて多くの成果を上げてきた。そんな彼女の口癖に「なんでですか?」というものがあり、ご一緒するたびにその言葉が彼女の未来に役立っていると感じたので、今回はその言葉の重要性を残しておこうと思う。 ─  この問いが持つ一つ目の力は、深掘り。主婦からビジネスの世界へと進出した時、彼女に求められたのは本質を理解すること。誰かに言われたことをするのではなく、なぜそれ

          問い掛け続け未来を掴む

          [Monthly Report]Global Business News 2024/4

          <海外スタートアップ紹介> ・至れり尽くせりの電動バイク ・太陽光を用いた宇宙発電構想 ・農業生産者を保護する商取引予測プログラム ・キノコを用いたリラクゼーションプロダクト ・記憶と発信の両面を支援するアプリ ・電脳コイルの世界に近付くARメガネ ・シーフードを代替する発酵技術 ・核融合発電を効率化する新制御 <海外市場解説> ・配偶者以外との住宅購入が加速する米国 ・トラブルが続く公共施設への警備対策 ・ダイナミックプライシングの導入リスク ・顧客体験をネガティブにしな

          [Monthly Report]Global Business News 2024/4

          届けるべきはご褒美フラぺ

          「ドトールはなんか違うんです。スタバは神なんですが」と10代女性がフラペチーノを片手にドヤ顔で解説をしてくれたので、今回は彼女の言葉を備忘録として残しておきたい。 ─  彼女がスタバを選ぶ一つ目の理由はフラペ。カフェで苦いコーヒーを飲む気はなく、疲れた時やストレスが溜まった時に癒されるフラペチーノこそ重要とのこと。「本当に甘いのが大好きなんです。フラペチーノは疲れた私を癒してくれる天使のご褒美なんです!」と彼女は語る。 ─  彼女がスタバを選ぶ二つ目の理由は新商品。も

          届けるべきはご褒美フラぺ

          隠れず恐れず上司と向き合おう

          「怒られたくない症候群」について、22歳の若手社会人を部下に持つオレンジパーカーを着たとある御方から投稿するよう依頼されたので、今回はそのテーマで記載を進めようと思う。  社会に出たばかりの頃は、上司からの指摘や叱責に直面することが多々ある。メンタルが強い人はそれを容易に乗り越えられるけれども、これまで叱られる経験が少ないと適切な対応方法が分からなくなり、状況を悪化させる間違った方向に走ることも。  例えば、失敗を隠すことで叱責を避けようとする、または上司の指摘がなければ

          隠れず恐れず上司と向き合おう

          自分で解釈して伝えよう

           最近、ある企業に勤める22歳の若手女性社員から、上司との仕事の進め方に関する相談を受けた。改善方法はいくつかあると思いつつも、「まずは、相手の言葉を自分なりに解釈して伝える訓練から始めよう」とアドバイスをすることになったので、その理由をメモしておこうと思う。 ─  一つ目の理由は、認識齟齬を防げるから。単に上司の言葉を聞いて「分かりました!」と返答するだけでは、理解が正しいかどうかはミスをして初めて分かることに。だからこそ、指示をもらった時点で自分の理解を伝えることが欠

          自分で解釈して伝えよう

          [Weekly Report]Global Business News 2024/4/28

          <海外スタートアップ紹介> ・シーフードを代替する菌糸発酵技術 ・核融合の精度を制御して発電を効率化 <海外市場解説>  女性/医療/教育 <女性市場解説事例>  2023年、女性が新しく開業したホーム関連サービス業(例えば配管やHVAC修理など)の数が、これまで中心であった美容業よりも多くなりました。それらはリスティングにも表れており、ボストンの一般建設業者は500%増加し、マイアミの電気技師やワシントンのフローリング施工はそれぞれ400%の成長を達成。また、女性起業家

          [Weekly Report]Global Business News 2024/4/28