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チーム熱量を維持する工夫

 チームの仲間とアイデアに取り組む中で、リーダーとしてメンバーのモチベーション低下に悩むことは少なくない。そこで今回は、リーダーとして仲間の心の炎を持続させるための三つの方法を紹介したい。

 一つ目の方法は、目指す未来の共有。目の前のタスクやToDoリスト、進捗確認に気を取られていると、そもそも何のために取り組んでいるのか、その全体像を見失って熱量は低下しがち。だからこそ、目指す未来を継続的に共有することが欠かせない。

 例えば、ミカン狩りツアーチームが週次ミーティングを行う際、「次のフェーズに無事進めたら、この秋冬には首都圏から温泉とミカンを楽しみに訪れる方々が来るよ!楽しみだね!」と伝えることで熱量は高まっていく。

 二つ目の方法は、チームの連帯の確認。タスクを各メンバーに割り振り、期限を設定すると物事が勝手に進むと誤解しがち。けれども、人は誰かと一緒に取り組んでいる感覚や、チームに貢献できていると感じることでこそ、熱量が高まるもの。だからこそ、一人一人の取り組みが全体と繋がっていることを伝え続けることが欠かせない。

 例えば、ミカン狩りチームの農園担当者に対して、「旅行代理店の開拓班から、農園の評判が高いってメッセージが届いているよ!」と伝えることで熱量は高まっていく。

 三つ目の方法は、行動から生まれる熱量。人は、何か行動を起こすことで自然とモチベーションが高まる傾向を持っているからもの。だからこそ、大きなタスクや役割をいきなり任せず、まずは小さくすぐに終わるものから依頼することが欠かせない。

 例えば「ミカン狩りツアー紹介のスライド一式を準備して欲しい」と大きな依頼をする前に、「まずはフライヤーをお願いできるかな?」と依頼することで熱量は高まっていく。

 チームの熱量は様々な工夫を通じて高めることができる。目指す未来を共有し、チームの連帯を確かめ、すぐに着手できる行動を準備することで。タスクを割り振るばかりでは熱量は下がるばかりと心に刻み、仲間と共にアイデアをカタチにする道を歩んでいこう。

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