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未来の生まれる場所へ

 突然だけれども「未来が生まれる場所へ向かおう」という言葉が自分は大好きだ。ただ、この言葉は抽象度が高い。というわけで今回は、どんな要件を満たせば未来が生まれる場所と言えるのかを考えてみたい。



 まず、熱意と情熱を持った人々が集うことが第一の要件。指示された課題にとどまらず、自ら問題を見つけ出し、解決へ向けて積極的に行動し、気づけば周囲も巻き込んでいる。そういった自立した行動を取る人々が集まる場所。

 これは、例えば代替食材を用いた料理を研究する人たちが集まり、互いに刺激を受け合うような環境。世界では代替肉のみならず代替魚に至るまで、様々な食糧がテクノロジーで生産されつつある。それらの代替肉や魚を用いた新しい料理を作るシェフたちが、その場所にやってきて毎週毎週、未来のレシピを披露するようなもの。



 次に、テクノロジーが集まることが第二の要件。歴史を通じて使われてきた道具や技術も大切だけれども、新しい変化や革新を生み出すにはテクノロジーが欠かせない。VRからドローンからAIまで、その業界の最先端が当たり前のように披露され、また触れられる場所。

 例えるなら、次世代ロボットのプロトタイプが集まるような場所。昨今のAIの進化もあって、ロボットのコミュ力は進化の一途を辿っている。そんなロボットたちに触れつつ、新しい活用シーンを探し合ったりするようなイベントが毎週のように開かれている場所。



 最後に、全く関係ない人々が集まることが第三の要件。自分たちの世界は常に、未知との新たな組み合わせから進化してきた。馬が引っ張って車輪を回すことが当たり前だった時代に、エンジンが組み合わせられ車が誕生したように、遠く離れたものの組み合わせが未来を生んできた。

 例えるなら、酪農家のお兄さんが遊びに来たり、大手企業の研究員がコーヒーを飲みに来たり、新聞の記者が散歩に来たりするような場所。予期せぬ出会いが新しいアイデアや事業を生み出していく。



 未来が生まれる場所は、熱意あふれる人々、先進技術、そして思いがけない出会いが交差する特別な場所。そんな環境に身を置くことで、新たなアイデアをカタチにできる可能性は、きっと高まっていく。さぁAll Actionで飛び込んでいこう。

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