ためらいを捨て質問を
「質疑の時に聞きたいことがあるのに、いつも手を上げるのを躊躇してしまって…」というメッセージを受け取ることに。そこで今回は、そのためらいから抜け出すための考え方を三つのポイントからお伝えしようと思う。
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一つ目の考え方は、誰もあなたを笑わないから。あなたが聞きたいと思っていることは、実は他の人も聞きたいと思っていることが多い。けれども、ほんのちょっとだけ勇気が足りず、あなたと同じようにためらって手を挙げることができていないだけ。だからこそ、あなたが手を挙げ質問することは他の人の喜びにも繋がっていく。
例えば、「夏にミカンゼリーを大量生産して、世の中に売り出します!」という講演があったとして、「ミカンの旬は冬なのに、夏まで果汁を凍結して保管して採算が合うんだろうか?風味が落ちたりしないかな?」とあなたが思ったとすれば、十中八九、他の人も同じことを考えているように。
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二つ目の考え方は、話し手も質問を願っているから。「さて皆様、質疑の時間です。何か気になったことはありませんか?」と投げ掛けたにも関わらず誰からも反応がなければ場の空気も沈み込み、また話し手はフィードバックを受け取る機会が減ってしまうことに。
例えば、ミカンゼリーに対して質問がないことで「誰も興味を持ってくれていないのか…」と話し手が落ち込んでしまったり、本当はもっと違う角度からのアプローチがあったかもしれないのに、それに気付かずに事業を進めてしまうことに。
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三つ目の考え方は、あなたを覚えてもらえるから。講演などに参加すると、後々に交流の機会が設けられることが多々。その時に「ああ、先程○○について質問をしてくださった方ですね」と話し手や他の参加者に覚えてもらえることに。
例えば、ミカンゼリーに対して採算や風味について学生が質問したなら、「さっきは事業に興味を持ってくれてありがとう!インターンを募集中なんだけど、興味ありませんか?」と声を掛けられ、未来が開けることも。
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質問を躊躇する必要は全くない。他の人も聞きたい質問であることが多く、話し手も質問を求めており、そして質問を通じて人々に覚えられ新しい未来へと繋がっていくから。というわけで、もし何か疑問に思うことがあれば、手を挙げ積極的に質問していこう!
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