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ピッチ登壇時の心構え

 とあるオレンジパーカー社長が「ピッチに挑むときの心構え」について熱く語ってくれたので、今回はそのポイントをメモとして残しておこうと思う。

 一つ目の心構えは「俺が正解だ!」というもの。これから審査員の方々に自分が評価されに行くんだ、これから事業の正解と不正解が決まるんだと思ってしまっては、自分の思い描いたアイデアやビジョンに対する自信が崩れ去ってしまう。だからこそ、そもそも評価する側の人間が正しいなんて前提が違う!という姿勢が欠かせないとのこと。

 例えるなら、黄色いミカンを品種改良して真っ赤なミカンを販売しようと事業計画を立てた時、ミカンのことを誰よりも知り尽くし、お客様のニーズを把握しているのは自分だ!と強く自分に言い聞かせるようなもの。

 二つ目の心構えは「今は途中だ!」というもの。これから審査員の方々に評価されるものは完成系なんだ、これが否定されたら未来はないんだと思ってしまっては、ピッチ後に歩み続けることさえできなくなってしまう。だからこそ、そもそも現時点で未完成であるだけであって、未来はもっと素晴らしい!という姿勢が欠かせないとのこと。

 例えるなら、真っ赤なミカンの品種改良が現時点では上手くいっておらず、中途半端なピンク色のミカンしか提示できなかったとしても、未来には真っ赤なものが出来上がっている!と強く自分に言い聞かせるようなもの。

 三つ目の心構えは「使い倒そう!」というもの。これから審査員の方々から厳しいコメントが飛んでくるかもしれない。けれども冷静に考えると、審査員は時間を取り、頭を全力でひねり、事業の改善点を見つけ出してくれる。それもタダで!全ての機会を活かし切る起業家として、このチャンスを逃してはいけない!という姿勢が欠かせないとのこと。

 例えるなら、トチ狂ったような真っ赤なミカンの事業アイデアに本気で耳を傾けて、考えて、提案してくれ、覚えてくれる、もし何かの機会に紹介さえもしてくれる。そんなお人好しな方々を使い倒そう!と強く自分に言い聞かせるようなもの。

 ピッチに挑む時は、慣れていないと躊躇し萎縮してしまうもの。だからこそ、自分自身に言い聞かせ、心の炎を燃え上がらせていこう。自分こそが正解だと。今はまだ途中だと。相手を使い倒そうと。ただもちろん、これらの言葉は口に出すとトラブルを引き起こしかねないので、心の中だけで雄叫びをあげることをお忘れなく。

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