【#1】退社した元社員のヨーロッパ1人旅<出発前>
これは、拓匠開発に新卒で入社した社員(みほ)が会社を辞めて生きるか死ぬかのヨーロッパ1人旅に出る壮大な物語である。
みほの性格は下記の通りである。
・東京の駅で迷わなかったことはない
(キツめの方向音痴)。
・1日に3回「あれスマホどこやったっけ」と言う
(ものをすぐ無くす)。
・ディズニー「ランド」に行くのに「シー」のチケットを買ったことが4回もある
(確認不足によるミスが多い)。
そんな「頼りがいの無さ」が拓匠開発の中でNo.1と言っても過言ではない24歳の元拓匠開発社員(今はニート)が、ヨーロッパを2ヶ月間1人旅し、迷わず、パスポートも財布もスマホもなくさず、ホテルや航空券の予約を間違えず
無事に生きて帰ってくることはできるのか?!
また、ニートのみほは旅から帰ってきた後、一体どんな人生を送る決断をするのか?!
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心配事
寝られない。
ここ3週間くらい、夜の12時に寝て朝の5時に目が覚めてしまう。
忙しい現代社会を生きる皆様からすれば、「ちゃんと寝れてるじゃん!」と思われるかもしれないですが、
私は社会人時代、平気で毎日9~10時間寝ていたのです。
こんなに眠りが浅いのは、初めてかもしれません。
なぜこんなに眠れないのだろうか考えてみたところ、やはり旅のことやら将来のことやら不安だからなのではという結論に至りました。
私は今、すごく不安です。
そもそも、1人で旅行なんてしたことがないし、
友達と旅行するときは、いつもついて行くだけでボーッとしてるタイプでした(たまに道案内を任されると必ず違う場所に辿り着いて友人をイライラさせてしまう)。
こんな私が、海外に1人で行くなんて現実的に可能なのだろうか・・・?
考え始めると不安で仕方がないのです(当たり前)。
不安を払拭するためには、シミュレーションや準備が大事。
わからないから不安になる。何をするべきかわかれば、あとはそれをすればいいだけだと、社長がよく朝礼でおっしゃっていたのを思い出します。
本当にその通りだと思うので、早くぐっすり眠れるようになりたい一心で、私は着々と旅行の準備を進めていきました。
旅の前の準備
まずは旅程の確認から。
フライト情報をノートにまとめ、各空港から市内までの行き方、市内での移動手段についてまとめ、Googlemapで泊まる場所や最寄り駅、行きたい場所をピン留めし、ざっくり1日ごとのプランを立てました。
しかしながら、旅の解像度が上がれば上がるほど、不安の解像度も上がってしまって余計に眠れなくなりました。
気持ちを切り替えて、今度は荷物について。
結局、不安を取り除くために一番大事なことは、忘れ物をしないことな気がします。
最初はバックパッカーに憧れて、最小限の荷物で行こう!と意気込んでいたものの
絶対に持っていきたいものをリストアップするうちに、到底リュックには収まりきらないことがわかって潔く諦めました。
不安であれもこれも詰め込んでいくうちに、スーツケースの重量はどんどん重くなっていきます。
ふと我に帰って、
「これを私1人でずっとガラガラしなきゃ行けないのか・・・」と思うと、
絶望というか寂しさを感じてさらに不安になりました。
経験者は語る!スリ対策
私は大学時代にフランスへ行った時、スリにあいました。
初めてのヨーロッパに、もうテンションが上がりまくって、見るもの全てに目が輝いて浮かれて・・・。スリからしたらこれ以上ないカモだったと思います。
女性集団に話しかけられ(何を言っているのかよくわからなかったけれど)、
テンションMAXの私はにこやかに、そしてとても寛大に応答していたら急におしくらまんじゅうが始まり、
もみくちゃにされて・・・
気がついた時には財布がバックからなくなっていたのです。
あの時の衝撃と恐怖は今でも忘れられません。
それ以降、私は旅先でちゃんと人を警戒するようになりました。
じっとみられたら、睨み返す。楽しくてニヤニヤするんじゃなくて、顔は常に引き締めて歩く。
フランスで手に入れた警戒心を盾に、「かかってこいやスリめ!!」という強い気持ちで街歩きを楽しめたらなと思っています(あまり楽しめる気がしない)。
そして、スられたりものを無くさないためには、精神面だけでなく物理的な対策も必要です。
友人から肩にかけられて腰にも巻ける最強のバッグをいただき、
パートナーのご両親からは服の中につけるポーチと紐付きの財布をいただき
自分ではスマホを首から下げる紐を購入。
もう、準備は完璧です。
シミュレーションが大事なので、自宅で全て取り付けてみたところ、
身体中が紐だらけになりました。
あまりにも紐だらけで
「貴重品持ってま〜っす!!」
と体で表現しているようです。
逆に狙われる気がします。
いや、そんなことない、これできっと大丈夫と自分に言い聞かせ、不安を取り除こうと試みましたが、
結局のところ余計に不安になるだけでした。
旅の天敵、肩凝り
あと不安なのはそう、肩凝り。
私の肩は凝りすぎて岩石のように固く、重いものを15分でも持つと肩がバキバキに痛んでしまうのです。
小学校時代は「置き勉(教科書を学校において行くこと)禁止ルール」があったので、
毎日何冊もの教科書を背負って登下校せねばならず、本当に地獄でした。
途中からは開きなおって堂々と置き勉していたものの、
そのせいで私の肩こりは悪化した気がするし、そのせいでルールに逆らう反骨心(社会不適合精神)が養われてしまったように思います。
・・・話が若干脱線しましたが、
今回の旅行で私はスーツケースに加えて、大きめのリュックサックを背負わねばなりません。
肩が凝りすぎて熱でも出なきゃいいけど。
まあでもこればっかりは不安になっても仕方ないので、効き目抜群の湿布を大量に持っていこうと思います。
いざ、出発!
出発はいよいよ明日です。
9時半のフライトなので、朝5時には家を出ます。
実のところまだ全く、実感が湧きません。
ちゃんと実感しようと考え始めると
飛行機の乗り継ぎをちゃんとできるだろうか・・・
迷わず、ゲートに辿り着けるだろうか・・・
・・・などなど不安な気持ちが溢れ出てきます。
いや、でも、もう、いいや。
思い切って私らしく、ミスをいっぱいしよう。
そうすれば、このnoteに書くネタが増えるということですからね!!
皆様はどうか
私の「(やっちゃいけないことを)やっちゃう力」に期待していてください(※1)。
はあ、ちゃんと生きて、帰って来れますように。
それでは、、
行ってきます!!!!
〜旅の順路〜
ブダペスト(ハンガリー)→ウィーン(オーストリア)→プラハ(チェコ)→ベルリン(ドイツ)→ハンブルク(ドイツ)→ローマ(イタリア)→ハンブルク(ドイツ)→コペンハーゲン(デンマーク)→ボーンホルム島(デンマーク)→ストックホルム(スウェーデン)→トゥールーズ(フランス)→リスボン(ポルトガル)
出発日:8/27(火)〜帰国予定日:10/14(月)
参考資料
※1 ) やっちゃう力
「やっちゃう力」とは、「拓匠力」を構成する1要素。
拓匠力=発想力✖️やっちゃう力✖️とことん力
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