【#2】退社した元社員のヨーロッパ1人旅<出発〜到着>
これは、拓匠開発に新卒で入社した社員(みほ)が会社を辞めて生きるか死ぬかのヨーロッパ1人旅に出る壮大な物語である。
みほの性格は下記の通りである。
・東京の駅で迷わなかったことはない
(キツめの方向音痴)
・1日に3回「あれスマホどこやったっけ」と言う
(ものをすぐ無くす)
・ディズニー「ランド」に行くのに「シー」のチケットを買ったことが4回もある
(確認不足によるミスが多い)
そんな「頼りがいの無さ」が拓匠開発の中でNo.1と言っても過言ではない25歳の元拓匠開発社員(今はニート)が、ヨーロッパを2ヶ月間1人旅し、迷わず、パスポートも財布もスマホもなくさず、ホテルや航空券の予約を間違えず
無事に生きて帰ってくることはできるのか?!
また、ニートのみほは旅から帰ってきた後、一体どんな人生を送る決断をするのか?!
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不安いっぱいの旅立ち
8月27日(火)5:10。
早朝の空には立体的な雲が浮かび、朝日のオレンジ色に染まってなんとも神秘的な光景でした。
朝日ってこんなに美しかったんだなあ。
不安でセンシティブになっているせいか、妙に感動しながら、電車で成田空港に向かいました。
パートナーが空港までついてきてくれて、道中ずっと私の重〜いキャリーバッグとリュックサックを持ってくれました。
パートナーの頼もしい背中を眺めながら、
明日はこれを全部自分で持って移動しなければいけないのか・・・
まじでこっから1人になるのか・・・やばいな・・・
なぜ最初の1人旅をヨーロッパ2ヶ月にしてしまったのだろうか、ミスった・・・
まあでも、ようやく夢が叶うんだよな、感慨深いな・・・
と、頭がぐるぐるするのを感じました。情緒不安定ってやつです。
成田空港について、歌を歌ったりパートナーを攻撃したりしながら気を紛らわせ
チェックインの列に並びました。
無事荷物を預け、ひと安心したところで、
ここでパートナーとはお別れです。
ここからは気を抜けない。誰も助けてくれないぞ。
全部、自分で確認するんだぞ。
1番頼れるのは自分!!
そう覚悟を決め、1人で手荷物チェックに向かいました。
過去に友人やパートナーと訪れた成田空港は、とても賑やかで楽しい場所だっはずなのですが、今回ばかりはその賑やかさも虚しく見えて、
立ち並ぶお店に目を向ける気にもならず、1人トボトボと目的のゲートの方へ歩きました。
今の脳みそは、9割が不安と悲しさ、1割が楽しみといった感じです。
この旅を本当に楽しむことができるのか、という新しい不安が一瞬、頭をよぎりました。
いや、でも、大丈夫。
きっと、始まってしまえば楽しめる。
そこは自分が、自分を信じているところです。
帰ってくる頃には、
「やっぱり私なんでもできるじゃん!?」
と勘違いも混じった自己肯定感に満ち溢れ、人生薔薇色に思えていることでしょう(笑)
機内
複雑な気持ちを抱えたまま飛行機に乗り込み、
まずはソウルまで飛びます。
機内では本を読んだり、
右斜め前の少年が見ているアクション映画をちょっとのぞいたり(たまに画面上で少年と目が合ってしまい気まずかった)
キャビンアテンダントのお姉さんが可愛くて観察してみたりして(おじさんの皆様は絶対に真似しないでください)
時間を潰していると、あっという間にソウルに到着。
そこからブタペスト行きの飛行機に乗り換えて、12時間のフライトがスタートします。
旅の不安の行方
暗い機内で寝たり映画を見たり機内食を食べたりしていると、心を覆っていた不安のモワモワが薄くなっていることに気がつきました。
フライトの終盤ではもはや、これから訪れるだろうハプニングも全て含めて楽しみで、ワクワクしていました。
人生に不安は無い方が幸せなような気がするけれど、私にとってあの不安は
新しい一歩を踏み出すため、必要な感情であったように思います。
嫌な感情だけ抑えて良い感情だけ残すなんて、そんな合理的に私の心は出来てないです。
楽しいことも嫌なこともある人生を、丸ごと楽しめたらなと思います!
ハンガリーに到着!
そうこうしているうちに、飛行機はハンガリー(リスト・フェレンツ国際空港)に到着。
人の流れに沿って歩いていくと、ブダペスト市内行きのバスに辿り着きました。
バスに乗ってゆらゆら揺られ、宿泊所に到着。
今回の旅で私は初めて、ホステルに宿泊します。
1回目がブダペストで、2回目がストックホルムです。
ホステルを選んだ理由は、シンプルに安いからと
他の宿泊者の方と触れ合う機会が多いだろうなと思ったから。
ちゃんと寝れるかなあとか、ものを盗まれないかなあとか、色々不安ではあったものの、
中に入ってみたところホステルは小綺麗で、共用スペースはおしゃれで雰囲気が良く安心しました。
私のベッドのある部屋は女性専用で、すでに4名の方が利用されていました。
早速2段ベッドに上がって、身支度を整え、シャワーに向かいます。
シャワー室での異文化交流
シャワー室はトイレも一緒になっていて、よくプールにあるトイレとシャワー室みたいな感じ。
誰かの水着が干してあったり、パンティが落ちていたりして、落ち着ける空間とはいえません。
しかし、シャワー室には髪の毛を乾かしている綺麗なお姉さん1人しかいなかったので、
わーいほぼ貸切だ〜!と安心し、まずは洗面所で洗顔を始めました。
ここですっぽんぽんになっても良いのか?
荷物はどうすれば良いのか?
とあたりをキョロキョロしていると
屈強な男たちがシャワー室に入ってきました。
扉の表示をよく見ると、そこに男女の記載はありません。
このシャワー室とトイレは、男女共用のようです。
もうこのトイレでうんちを踏ん張れない気がするし、落ち着いてシャワーに入ることもできる気がしません。
個室のシャワー室に入って、狭いけどその中で着替えたり体を洗ったりしました。
とにかく落ち着かなくて早く出たくて、体が綺麗になったのか、なっていないのか、もはやよくわからなかったです。
ハンガリー美人への憧れ
ハンガリーに到着してから、色気ボンボンの女性たちを多く見かけました。
私が男だったらこんな彼女が欲しいです。
艶のある長い髪の毛に、
ドがつくほどの巨乳(しかもちょっとはだけた服を着ている)、
長くてまっすぐでほっそりした生足、
凹凸が綺麗で彫刻のようなお顔立ち。
上記の全て真逆をいく私は、何をどう頑張っても彼女たちには近づけません。
それでもちょっと諦めきれなくて、
「いつもより濃いめに、大人っぽいメイクをしよう」と頑張ってみたところ
デーモン閣下みたいになってしまった。
もう2度と、無理なものに憧れないようにしようと誓いました。
無事、1日目終了!
そんなこんなで、無事に旅の1日目が終了いたしました。
夜はぐっすり眠れて、元気いっぱいです!
これから丸っと3日間、ブタペストの街を楽しみたいと思います。
お腹が空いて力が出ないので、今回の記事はここまでです(いつも最後が適当で申し訳ないです)。
最後までお読みいただきました皆様、
心からクッサナム!!(※1)
〜旅の順路〜
ブダペスト(ハンガリー)今ここ!→ウィーン(オーストリア)→プラハ(チェコ)→ベルリン(ドイツ)→ハンブルク(ドイツ)→ローマ(イタリア)→ハンブルク(ドイツ)→コペンハーゲン(デンマーク)→ボーンホルム島(デンマーク)→ストックホルム(スウェーデン)→トゥールーズ(フランス)→リスボン(ポルトガル)
出発日:8/27(火)〜帰国予定日:10/14(月)
参考資料
※1)Köszönöm(クッサナム)
ハンガリー語でありがとう、という意味。
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