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猿払村に住む子どもたちの高校選択とバス通学と補助制度とは

こんにちは、地方公務員の新家です。北海道猿払村に勤務しています。
今日は、猿払村に住む中学生の進学ついて書いてみたいと思います。

猿払村には高校がない

全国的に高校が設置されていない自治体がいくつあるかわかりませんが、猿払村もその一つです。

猿払の中学生の選択肢は2つ

自宅からバスで通える高校へ通う
猿払を離れて、高校へ通う

この比率は年によって変わりますが、だいたい半分くらいずつかなという感覚です。年々猿払を離れて高校に通う子が増えてきている印象です。

高校卒業後の進学を考えたり、自らが取組みたいスポーツのためだったりで高校を選択することになります。近隣の高校では、自分がしたい部活動がないことがままあります。

バスで通える高校は?

となりまちの浜頓別町に公立高校と稚内市に公立高校と私立高校があります。

どちらのマチにしても、バスで1時間から1時間半の道のりでして往復すると2時間から3時間ほど。バスの便数も少ないため、部活をしながらだとなかなか通学も難しかったりもします。

我が家は娘が二人いますが、2人の選択は分かれました。バスで通学した長女と下宿生活をしている次女です。

長女は稚内市の公立高校を選択しました。文化系の部活と生徒会活動をしながらもバス通学で乗り切りました。正確に言うと、祖父母のアシストがあってバスの補完をしていただきつつ乗り切ったと言うのが正確です。

生徒会活動をしていると帰宅が遅くなることもあって、バスの接続が合わないことも多々ありました。

稚内の高校にバスで通うには、朝6時半頃出発のパスに乗る必要があります。朝起きるのが早いのも大変ですが、それ以上に弁当の準備がとても大変ですね。私がしていたわけではないので、妻に感謝ですね。

次に、次女は運動系の部活をするために私立高校に進学。練習時間などを考慮して下宿生活を選択しました。

ちなみに、私は娘たちと違ってバスで浜頓別町の公立高校を選択。片道1時間のバス通学をしていました。朝は7時15分くらいのバス、帰りは部活を終えてから19時過ぎのバスに乗って、自宅に着くのは20時過ぎ。それから晩ご飯を食べるという生活でした。

バス通学生に補助制度

ちなみに、猿払村ではバス通学生の負担を軽減するための補助制度があります。

バス定期運賃の8割を助成するというものです。これは、保護者にとってはとても助かります。

私が高校生の頃は、夏休みと冬休み期間を除く10ヶ月間が対象期間でしたので、夏休みと冬休み期間は全額必要でした。

今は、部活をしている子どもたちのことが考慮され、12ヶ月通年を通して補助を受けることができるようになっています。

我が家も長女がこの制度を利用させていただき、とても助かりました。

まとめ

猿払には高校がない
バスで近隣の高校へ通うにも往復2時間から3時間
部活動や進学を考えて遠方の高校へ進学する子が半数ほど

このような形になります。均衡している自然増減とは裏腹に、社会増減が転出超過な理由もこの辺にあると考えています。

いずれにしても、子どもたちの多様な選択を応援していきたいと考えます。

それでは、また。


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