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Photo story No.030 終わりと始まり。親と子。

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次女のバレーボール生活の終わりの日は、実家での生活の始まりでもあった。

本当は来月開かれる北海道大会まで出場したかったし、する気も満々であったことはひしひしと感じていた。

だから、負けた時の相談などする気もなかったし、してはいけないこととも思っていた。

ただ、残念ながら敗退。心のどこかにはあったであろう、部活動の終わりが突然やってきてしまった。

8人の同級生とボールを追い続けた日々はかけがえのない思い出と、力を次女に与えてくれたと思う。

厳しい練習に入部当初は弱音を吐いていたが、日に日に逞しくなっていく姿は逞しくさえあった。

帰りがけ目を真っ赤にした次女に、恐る恐る猿払に戻る日を尋ねると、今日から戻りたいという言葉。

急遽下宿へ立ち寄り、車に積めるだけ積んで帰宅することに。帰り道は、当日のゲームのことや、小年代時代からのバレーの話や進路の話など疲れているだろうに、寝ずに色々と話してきた。

そしてあっという間に、地元に。

そこには、いつもと変わらない海と空が広がっていて、次女を迎えてくれた。綺麗な空に思わず車を止めて撮影していると、次女も「綺麗だね。」と降りてきてiPhoneで撮影をはじめた。

普段は写真を撮られることをあまり良しとしない次女だけど、念のため撮影許可を申請すると珍しくピースサイン。


そして、撮影したのが次の一枚。


小学校2年生でバレーを始めた彼女は、たくさんの人の支えを受けて大きく逞しく成長した。

最後のゲームで感極まり、涙がこぼれそうになったのは堪えられたが、またしても堪えることになってしまった夕方。

明日からは、バス通学なので早起き生活の始まり。そして、いよいよ高校卒業というスタート地点が近づいていきた。

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機材:SONY α7III × TAMRON 28-200mm F/2.8-5.6
場所:知来別



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