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人類の未来 AI,経済,民主主義

重要だと思った箇所を本書からいくつか切り取りました。強調されている部分が切り取った部分で、普通の文字で書かれているのが、自分の言葉で書いた意味の言及、感想などになります。
今日は、科学の可能性というテーマで考えていきたいと思います。

2037年以内には太陽・風力・地熱などの再生可能エネルギーから無尽蔵のエネルギーを手に入れることができるようになるでしょう。
テクノロジーの進化によって、石油や石炭などからエネルギーを生み出す必要がなくなる。先端科学の研究者であるカーツワイルさんは、それが2037年以内に必ず起こると言っています。ここから二つの話題を繰り広げたいと思います。一つは、2037年までにエネルギーが全て再生可能エネルギーに変換されるとして、地球温暖化はどこまで進んでしまうのかということです。気候学者ではないので詳しいことは分かりませんが、SDGsの炭素排出量目標が達成できたとしても、地球の温度は2℃以上上昇してしまい、今以上に自然災害が増え、珊瑚礁は絶滅してしまうかもしれないようです。
しかし、先進諸国にとっては現在のSDGsの炭素排出量目標に対して、ギリギリ達成できるかどうかというのが現状です。経済が回り続ける以上、急に炭素排出を減らすということは現実的ではないでしょう。もしかしたら、今後、地球の気温を下げる技術、二酸化炭素を他の元素に変える技術などがなどが台頭してくるかもしれないですね。
もう一つの話題として、当たり前かもしれませんが、電気関連のシステム需要が大幅に延びることが予想されます。電気自動車はもちろんですが、電気飛行機、電気ロケットなども実現するのではないでしょうか。電気ロケットは、既に多くの研究者が挑戦しているようですが、課題は電気でいかに最大限の動力を生み出すかということみたいです。

我々が持っている3億個の新皮質モジュールでは、記憶できる量に限界があります。
記憶量には、上限があるから歳を重ねるほど物忘れが目立つようになるんですね。記憶量を最大化するためには、新皮質モジュールの拡張もしくは、脳とコンピュータクラウドを接続する方法が考えられます。
どちらの可能性が高いかと言えば後者でしょう。ただ、これを実現するにはクラウドにある膨大な情報からどのようにデータを抽出するかを考えねばなりません。また、脳の神経系に直接データを送る場合は脳の中のメカニズムをもっと解明する必要があるでしょう。

本当に革新的なアイデアは、全ての科学論文を片っ端から読むような人からよりも、何を探したら良いか知っている人から生まれてくる。
ここには、アイデアというものの本質が隠れていたような気がしたので抜き取りました。これを読んで私は、アイデアとは、自分が持つ何か漠然としたイメージを実現するための道のりではないかと思いました。自分のしたいことや実現したい世界などのイメージがあってこそ、アイデアは生まれるのではないかと感じています。

日本の本質的な問題は、GDPにおける可処分所得の割合が低すぎるということです。
日本は企業がお金を溜め込んでいるが故に個人が使うことのできるお金が少なくなってしまっていると示唆しています。先進国の中でも日本は最も低い部類にあるみたいです。これに関してはどうなんでしょうね。可処分所得が少ない代わりに福利厚生が整っているので、良い面もあるでしょう。中間層より上の人たちはおそらく損をしていると思いますが、下の人たちはその分助かっているのでこれはこれでアリだと思います。

紀元前5世紀の古代アテネで行われた議論は、現在の我々の議論である民主主義がどうあるべきかという議論に非常に似ています。
今から2500年前の人たちも民主主義について話し合っていたのかと思うと、社会思想は非常に歴史が深く、最適な社会思想を見つけることは非常に難解な問題だなと感じました。

人間は政府なしではやっていけないが、金融はかなりのところまで分散化することができる。
政府の仕事を細分化し、秩序を保たせる役割をAIに変えてもらうことで労働からの解放が期待できると思います。

人生の意味について、哲学的な視点からは私たちが知りうる人生の意味はない。多くの人が認識している人生の意味というのは、他の人たちとの関係ではないか。他の人たちとの関係と他の人たちにないをしてあげられるかという感覚が誰にとっても人生の意味の一部になっていると思います。
人生の意味について誰しも一度は考えたことがあると思います。私は何度も人生の意味について考えました。その結論は、「喜びの追求」です。ここで重要なのは、ただ楽しいとかではない喜びです。体がゾクゾクするような、心臓がドキドキするような喜びの追求こそが人生の意味だと考えています。そして、その喜びの中には他者との関係性が多く占めているとも思っています。

20−25歳くらいまではできるだけたくさんの小説を読むのがいいと思います。
感受性が豊かなうちに小説を読むことをおすすめしているようです。

物理学の将来を展望した時、重要な発見が天文学分野で起こることを期待しています。

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