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避けてきたこと

優先度は人それぞとれ違う。まあ、大抵は仕事と家族と趣味くらいの中でせめぎ合うと思う。大人になるほどこの3つに大別して絞られるようになるだろう。

学生までは、学業、部活、研究室、趣味、バイト、恋愛とか、小さな分類の中から選んで優先順位つけて生きていくもんだろう。

学生のうちは小さいながらも生活の要素が多いと思う。そこで緊急度高いものに圧倒されるという言い訳のもとに、それ以外を排除したりもする。

こう見ると、案外大人になると生活の要素は絞られるように感じる。ただ、それぞれの要素の重みは大きくなるだろうけど。大学の頃分類されてたことが「仕事」という言葉に括られるようになるし、恋愛や部活運営などは「家族」という要素に括られるかもしれない。大人になり選択肢が括られて要素が減っていく。

まず第1に括られるのは仕事だろう。かける時間は増えるかもしれないけど、あらゆる要素が「仕事」に括られる。その他の要素は人によってまだバラバラかもしれない。大人になると要素がくくられるから、学生の頃とりこぼした5番目に大切にしてた要素の優先度が上がる。2番とか3番目に来る気がする。

僕は恋愛をしなかった。どうでもいいと思ってたふしもあるし、時間取られたくないとも思ってたけど、近い存在ができるのが怖くもあったし、好きな人がいなかったし、傷つきたくもなかった。あらゆる理由が挙げられたから優先度が低かった。これからは、これらの理由も消すもしくは括って減らしてみたい。

ただ、恋をしたことはあり、その時は頭破壊されたような気分だった。1番困る感情だと思った。そんなこと考えてる場合じゃない時もずっと脳がハートマークである。

大人になったら恋をしようとか思ってる。しかしまあ、時間取られたくないとか思ってると友達すらできない。よって僕は人と親密になることが全然なかった。既に、狭いコミュニティーアレルギーだし、人と共有出来るパーソナルスペースが小さい。

実は僕は人とのコミュニケーションは円滑である。なぜなら互いのトゲがぶつからない程度の距離でしか関わってないからだ。

これからが不安である。軽いコミュニケーションは得意だけど、歳を重ねるにつれて、必ず親密な人が欲しくなることは想像出来る。僕が最もサボってたことは、親密なコミュニティーを作ることだった。

大人になると生活の要素が括られることで、下位にあった要素が浮上する。そこで、足りなくなった要素を補おうとして、下位から要素を引っ張ってくる。そう、私たちは暇が嫌いなのだ。

ただこの時、下位にあった要素に関して僕らはど素人だ。ここで気づいてしまう。昔サボっていたな、と。

身の回りにあるものは拾わずとも、いつかぶつかることになる。今見えてるものは、今触れておこう。学生生活あと1年だけど、恋は大人になってからとかは言わないでおこう。がんばろう。

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