Takuma Fukumoto

公立高校の英語教員です。教室内外の英語教育にまつわる私見や読書ログの共有、陸上競技指導…

Takuma Fukumoto

公立高校の英語教員です。教室内外の英語教育にまつわる私見や読書ログの共有、陸上競技指導の記録として活用します。

最近の記事

2023年1月振り返り

振り返り(1/1~1/31)noteの更新(週1回ペース=年52回ペース) この記事で15本目です。中旬からは業務に押されましたが、いいペースです。下書きもいくつかあります。 英語教育のコミュニティ作り(自主勉強会や学会参加等) 進展はなし。 授業としては、教科書の全てのレッスンの内容理解(≒インプット)は終わったのでディクトグロスで英文再生(≒インテイク)をしているところです。ぜひより効果的な指導のあり方を知りたいところ。 また、『ポレポレ英文読解プロセス50』(西き

    • 共通テスト2023英語リーディング

      毎年恒例、共通テスト(旧センター試験)を解きました。 無事、共通テストになってからの3年間、満点継続中です。 細かい感想等は後日詳しく記事にしますが、今年の問題は「英文読解の基本を大切にしてれば無理なく解ける良問だったなー」と思います。 平均点は昨年度並みか昨年度より上がることを予想していますが、平均点感覚は全く自信がないので速報を待ちたいと思います。

      • 分詞構文はどこまで理解できていればよいか

        最近、高校二年生に対して、このような英文の解説をしました。 …, there being no gravity and no air resistance, even a small amount of energy can be powerful. 英語教員なら当然「はいはい独立分詞構文ね!」とピンとくると思います。 「あいまい」な分詞構文仮定法と同様、高校から学習する内容である分詞構文は、高校生にとって英語を苦手と感じさせる文法事項の一つです。 分詞構文を正確に理解

        • 教員の足元

          教員の服装って独特ですよね。 スーツとワイシャツにジャージスタイル(通称、教員ファッション)を見かけると「おっ同業者ですね」ってなります。 なぜこのような独特なファッションが横行しているか少し考えてみると、教員の業務は、公務員という所謂ホワイトカラー的なものと、スポーツや肉体労働などブルーカラー的なものの双方が入り混じった特殊なものだと気づくことができます。 顧客(生徒)に対してプレゼンテーションをして、顧客(保護者)に業務(生徒への指導)の進捗状況を説明するという意味で

        2023年1月振り返り

          『痛みが消えていく身体の使い方』(伊藤和磨, 2022)

          腰が痛いです。 昨年末コロナに罹患し、5日ほどほぼ寝たきりの生活が続きました。 それ以来、立ち上がったり、歩いたりすると腰が痛みます。 子供の頃から野球やサッカーといったスポーツに慣れ親しみ、人並み以上には筋トレに励んできた身として、腰が痛いと感じたことはありませんでした。 むしろ腰が痛いという人に対して、「姿勢が悪いんだろうな」「筋トレしたらいいのに」と思っていました。 今や自分自身がその立場になり、「なぜ痛いんだ」と原因のわからない痛みを嘆いています。 本書は、教

          『痛みが消えていく身体の使い方』(伊藤和磨, 2022)

          日本史と英語教育(メタ認知エッセイ)

          『絶対に挫折しない日本史』(古市憲寿, 2020)を読んで考えた雑感をまとめておきます。 森も木も見よう単純化は巨視的な視点を強調する 今回、本書が私にとって適切であったのは、思い切った単純化をしていたからです。 歴史学習をする際、学校教育の文脈であれば、評価をしなければならない都合上、細部の理解が求められたと思います。 しかし、「面白い日本史が読みたい!」というコンセプトのもと本書は歴史を巨視的に描いており、おかげで日本史という物語の繋がりを意識しやすくなりました。

          日本史と英語教育(メタ認知エッセイ)

          『絶対に挫折しない日本史』(古市憲寿, 2020)

          新年二冊目の読了となります。 昨年、「ゆる言語学ラジオ」に出会いました。 その後、パーソナリティの水野さんと堀元さんが尊敬する「コテンラジオ」にもハマり、「歴史を知った方が人生おもしろそう!」と思うようになりました。 今まで歴史に対しては全く興味がなく、むしろ歴史学習を避けてきた節があります。 それは「ただのマイナーな知識の習得に過ぎない」「数学や英語など日常生活で活用できたり応用がきいたりするものの方がコスパがいい」なんて考えてきたからです。 今ではコテンラジオで強調

          『絶対に挫折しない日本史』(古市憲寿, 2020)

          新年一週目の振り返り

          2023年の52分の1が終わりました。 例年であれば実家に帰省するところを、年始の予定にトラブルを持ち込まないよう家に引きこもっていましたので、今年からnoteを始めました。 自由な時間が多かったおかげで毎日更新することができ、すごく気分がいいです。 現段階での振り返りをしておきます。 振り返り(1/1~1/7)noteの更新(週1回ペース=年52回ペース) この記事で7本目です。繁忙期があることを考えると、年52回出せればいいかな。 英語教育のコミュニティ作り(自主

          新年一週目の振り返り

          「選手が考える」って何!?

          強化練習会最終日が終わりました。 疲れた(切実)。 私はコーチでもないので、見学していた練習のサポートをしていたのですが、それでも疲れました。 3日間やり切った選手は、本当によく頑張ったと思います。 さて、この3日間を通して考えていたことをまとめていきます。 選手が考えて練習するには「考えさせている」の錯覚 初日の全体練習の前に、コーチが「今日の練習は何のための練習かわかる?」と選手に問いかけていました。 私自身は、選手に練習を示すとき、何のためにそれをするのか、

          「選手が考える」って何!?

          「しつこいHOW」を大切に!

          冬季練習会2日目です。 今日は丸一日の練習で、内容も量も充実したものだったので、選手たちもヘトヘトです。 ただ他校のライバルの存在がいい疲労感を生んでるようなので、あと一日ケガなくやり切りたいと思います。 さて、今回も学びをまとめておきます。 HOWの大切さ一日目に女子選手たちは以下の練習メニューを行いました。 ①*WS150m×4本(**r=walk50m) ②6000m***PR(4'30/km) ③300m×3本(r=walk100m) *WS=Wind Spri

          「しつこいHOW」を大切に!

          長距離走の秘訣は〇〇と〇〇!

          本日より3日間、陸上競技の冬季練習会に参加しています。 選手たちは専門種目ごとにわかれて、コーチの指導の下、練習に励んでいます。 練習会って何したらいいの?こういった練習会って、素人の私が指導に携わり始めた当初は正直苦痛でした笑 というのも、選手の専門種目ごとに何をしてるのか、どのようにするのか、どれくらいするのか等々、学びたいことはたくさんあるのに、人見知り過ぎてコーチの方々に聞けずじまいということが多々あるからです。 素人指導者なので、「こんなこと聞いたら常識外れって

          長距離走の秘訣は〇〇と〇〇!

          2023購入図書一覧

          2023購入図書一覧これ以上積読を増やさないように管理していきます。 1月24日10冊追加 1月29日9冊追加 堀元見(2021)『教養悪口本』光文社. 1/1読了 本郷和人(2020)『日本史でたどるニッポン』ちくまプリマー新書. ジョージ・オーウェル(1949)『1984』(田内志文, 訳)角川文庫. 伊藤和磨(2022)『痛みが消えていく身体の使い「型」』光文社新書.1/21読了 寺澤盾(2008)『英語の歴史』中公新書. 茨木保(2017)『まんが人体の不

          2023購入図書一覧

          箱根駅伝に見る「強いランナー」の秘密

          いやーとてつもないレースでした、箱根駅伝1日目。 箱根駅伝2区を見て昨年、オリンピック入賞の三浦選手(順天堂大学)、世界選手権出場の田澤選手(駒澤大学)、1区区間新の吉居大選手(中央大学)、3区区間賞の丹所選手(東京国際大学)、1年生にして学生ハーフマラソン優勝の平林選手(國學院大學)をはじめ、日本インカレ5000m二連覇の近藤選手(青山学院大学)、1年時に箱根駅伝3区区間賞の石原選手(東海大学)、元5000m高校記録保持者の石田選手(東洋大学)等、例年以上にスター級の選手

          箱根駅伝に見る「強いランナー」の秘密

          新年の抱負

          昨年の振り返りをしていないのに抱負を述べると、「PDCAサイクルではCが大切だよ!」とか言われてしまうかもしれませんが、現在(2023年1月1日)「やりたいなー」と思っていることを列挙しておきます。 noteの更新(週1回ペース=年52回ペース) 英語教育のコミュニティ作り(自主勉強会や学会参加等) 学校「外」のコミュニティ作り(大学・企業・社会と関わる) ジョギング習慣の確立(月間走行距離100km) 1. noteの更新(週1回ペース=年52回ペース)そもそもn

          新年の抱負

          自己紹介

          自己紹介明けましておめでとうございます。 本年から、日々の実践や趣味の記録を残したいと思い、noteを始めました。 主に以下のことについて書き留めていければと思います。 英語教育実践 学級経営実践 陸上競技指導 読書メモ アカペラ記録 個人が容易に特定されそうな内容ではありますが、「ルンペルシュティルツヒェンじゃないんだから」(堀元, 2021)というツッコミを恐れても仕方がないので、可能な限りアウトプットをしていきます。 興味・関心昨年、「ゆる言語学ラジオ」に