教員の足元
教員の服装って独特ですよね。
スーツとワイシャツにジャージスタイル(通称、教員ファッション)を見かけると「おっ同業者ですね」ってなります。
なぜこのような独特なファッションが横行しているか少し考えてみると、教員の業務は、公務員という所謂ホワイトカラー的なものと、スポーツや肉体労働などブルーカラー的なものの双方が入り混じった特殊なものだと気づくことができます。
顧客(生徒)に対してプレゼンテーションをして、顧客(保護者)に業務(生徒への指導)の進捗状況を説明するという意味で、ホワイトカラー的な服装が好ましい場面があります。
一方、清掃や避難訓練、安全確保など学校外(特に草や土の上)の業務や、汗をかくような部活動の指導など、ブルーカラー的な服装が適切な場面もあります。
問題なのは、これが同じ一日の業務で混在するということであり、ゆえにスーツ&ジャージスタイルが一般的になったのだと推測します。
服装についてこのようなやむにやまれぬ事情があるのは理解できます。
では、靴についてはどうでしょうか。
教員は基本的に結構歩きます。
従って革靴よりもスニーカーの方が業務的には汎用性が高い気がします。
しかし、私の地域だけかもしれませんが、「教員たるもの革靴を履くべし!」といった価値観の人は少なくありません。
先ほど述べたように授業等はスーツスタイルと相性が良いわけなので、足元は革靴がよいのでしょう。
私自身も、今までは革靴(といっても1万円くらいの安いモンクシューズのようなローファーのようなもの)を履いていました。
しかし、年明けから革のスニーカーを履くようになりました。
「別にスニーカーでもキレイ目ならスーツスタイルとも相性よくない?」という理由からです。
現在、オフィスカジュアルが一般的になっています。
スーツほどフォーマルではないけど私服ほどカジュアルではない、ほどよいカジュアルさを兼ね備えたフォーマルスタイルのことです。
このスタイルを実践しようとすると、ユニクロなどのファストファッションブランドや、グリーンレーベルに代表される安価なセレクトショップで服を購入する必要があります。
安価に購入できるがゆえに、ガチガチの革靴だと完全に足元だけ浮いてしまいます。
亀有交番前派出所にセレブの中川が駐在するくらい浮きます。
オフィスカジュアルには、フォーマルな革靴よりも、フォーマルさを感じられるカジュアルアイテムが合うように感じます。
カジュアルとはいっても、ナイキのエアマックスやホカオネオネのボンダイほどカジュアルだと私服感が出てしまいます。
その点、革スニーカーは、革靴よりもはるかに歩くのが楽ですし、オフィスカジュアル的なスーツスタイル(セットアップ等)との違和感も少ない(と勝手に思い込んでいる)です。
教員の皆さんや、オフィスカジュアルを実践されている方々はどのような靴を履いているのでしょう。
よければ意見を聞いてみたいところです。
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