長距離走の秘訣は〇〇と〇〇!

本日より3日間、陸上競技の冬季練習会に参加しています。
選手たちは専門種目ごとにわかれて、コーチの指導の下、練習に励んでいます。

練習会って何したらいいの?

こういった練習会って、素人の私が指導に携わり始めた当初は正直苦痛でした

というのも、選手の専門種目ごとに何をしてるのか、どのようにするのか、どれくらいするのか等々、学びたいことはたくさんあるのに、人見知り過ぎてコーチの方々に聞けずじまいということが多々あるからです。
素人指導者なので、「こんなこと聞いたら常識外れって思われるかな」とか、素人の癖して「『こいつやるな』って思われたいな」とか、メタ認知が暴走してしまったのです。

指導に携わって7年目の現在、少しずつ人脈も築けてきて、ありがたいことに素人の私にも声を掛けてくださる方々が増えてきたので、今は聞きたいことを聞くことができています。

ただし、質問をする際には可能な限り「自分なりの理論」や「自分なりの考え方」を提示するようにしています。

例えば、「この選手たちのレベルで、このインターバル走の設定タイムとリカバリーの時間から考えると、最大酸素摂取量の増加というより、走り込み(=脚作り)が目的ですか?」みたいに聞いてみます。
順番を変えて「この練習って走り込み(=脚作り)が目的ですか?この選手たちのレベルで、この設定タイムとリカバリーの時間なので。」みたいなのでもいいですね。

こう聞いてみると、自分の考えが間違ってようが間違ってなかろうが、指導者自身が考える目的を意外とすんなり教えてもらえます。
その受け答えを聞きながら、指導者としての知見や洞察の深さを知り、自分自身に還元できます。

ということで、私のような外様大名指導者の方々は、まずは人間関係をゆっくり作っていき、自分なりの指導観を少しずつ作り上げてみてください。
その過程で、自分なりの仮説を持って質問をしてみて、たくさんの方々の意見に触れると、素人であってもなんとなーくわかってくる気がします。


長距離走の秘訣はジョグと快調走

本日の練習会参加の学びは「ジョグと快調走の2つこそ長距離走の秘訣だ!」でした。

それは、なぜ大切なのかというレベルの話ではなく、どのようにすると費用対効果が高いのかというレベルの話です。

ジョグには、負荷の少ない有酸素運動を継続することで、毛細血管を発達させ、衝撃に耐えられる脚作りをするという目的があります。
また、快調走について、全力走ではないため、自分の動きをコントロールして楽に速く走れる動き方を身に付けられるという利点があります。

どちらも身体的負荷が少なく、かつ成長させたり身に付けたりするのに時間のかかる能力や技術を向上させるという意味で、長距離走の基礎だと言えます。

しかし、どのようなジョグがいいのかどのような快調走がいいのか、についてはまだまだ表面的なことしか考えられてなかったと思います。

練習会の中で、「ジョグの延長戦にペース走やインターバル走、スプリントがある」「快調走で作ったリズムの良い走りを覚えてペース走をするとリズムよく、つまり疲れずに走れるよ」といった声掛けがありました。

走ることを個別のものと捉えるのではなく、一つの連続的なものとして捉えると、どのように走るべきかが見えてきました。

これらのことは言葉にすると当たり前で、指導書にも載っているようなことですが、私にとってようやく「腑に落ちた」気がします。


あと2日、怪我無く、そして感染症もなく、乗り切りたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?