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「自分らしく輝ける子」に育てるヒミツの習慣とは?海外で学んだ意外な方法

こんにちは。
元大手進学塾トップクラス担当講師で、現在はニュージーランド在住の受験&国際教育コンサルタントのTakuです。

なんでうちの子はこんなに平凡なんだろう…。
何か取り柄が見つかればいいのに…。

そんなふうについ、ぼやいてしまった経験はないですか?

親として子供が自分らしく、
生き生きと過ごしている姿を見たいと思うのは、
きっと誰でも同じことではないでしょうか。

ではどうやったらそんな子に育てられるのでしょう。

今日はちょっと「ズボラ」な性格なほどできる、
簡単で素敵な習慣についてお話ししたいと思います。


今の日本の子どもは忙しすぎる!

もともと日本にいる時は気づきませんでしたが、
外から日本を見るといつも考えるのは、
日本の子供の異常なまでの忙しさです。

平日は学校が終わった後、習い事に塾にと大忙し。
中学生にもなれば部活が始まり、
週末も、試合などが入っていることもある

夏休みも夏季講習や部活で忙しく、
その上、塾に通う生徒もいるのですから、
まさにビジネスマン顔負けの忙しさです。

部活は週に数回しかなく休日は完全に休みになり、
夏休みには暇を持て余すことになる、
ニュージーランドの子供とは大違いです。

まさに悩む暇もないほど忙しく走り回っている

それが外から見た日本の子供たちの感想です。

忙しさが子どもから奪っていくもの

毎日忙しくする事は、
様々な経験を詰めるという意味では、
ひょっとしたら良いのかもしれません。

しかしその忙しさに子供たちはいつしか、
「自動操縦」で対応するようになります。

その忙しさに慣れてくると、
子供たちは何も考えずに物事を、
粛々とこなすようにななっていく。

それは最も物事を効率よくこなすために、
体がおのずとそうしていくからでしょう。

しかしこの自動操縦化は2つの点で、
子供によくない影響を与えると思っています。

まず1点目は物事に疑問を抱かなくなることです。

教師などの大人から指示されたことに対して、
おかしいんじゃないかと思うこともなく、
無意識に迎合をしていくようになる。

それはいちいち指示内容について、
正しいのかどうか確認していたら、
その忙しさに対応していけなくなるからかも。

このように忙しい毎日の中で、
何も考えずに物事をただこなしていく、
その癖がついてしまう恐れがあるのです。

それでは論理的思考力や批判的思考力など、
育つ暇もないことでしょう。

もう1点目の懸念点は、
自分と向き合う時間が取れないということです。

とにかく、日々の雑草で忙しく、
やるべきことを、ただこなしていくだけの日々の中で、
じっくり自分と向き合うことなど不可能でしょう。

実際に進路コーチングセッションなどで、
子供たち自身に自分のことをどのぐらい知っているか、
確認する度にその状況に愕然とします。

自分が好きなことや得意なことを聞いても、
ほとんど何も答えられない子供たちが多く

心の底から悲しく感じるものです。

このように過剰な忙しさは子供たちから、
自分の頭で考える思考力と、
自分と向き合う時間を奪ってしまうのです。

そしてこの2つのスキルは取りも直さず。
今グローバル世界で求められているものであり、
総合型選抜入試でも必須のスキル
です。

それが奪われていく毎日がどれだけ危険か、
一体どれぐらいの人が気づいているでしょうか。

子どもをヒマにすると、隠れていた才能が開花する
私が多くの保護者の方に対して、
繰り返しお伝えしているアドバイスがあります。

それは子供たちの予定を減らし、
「子供を暇にしてください」ということです。

暇にすると言うのは、
何もしない時間を取るということ
です。

勉強や部活だけではなく、
ゲームやスマホといったものすらない時間を、
意識して取る努力をするのです。

例えば、スマホやゲームを持たずに
親子で自然の中行ってみるのも良いでしょう。

ビーチや森林、山登りなどが最適ですが、
近くの公園に出かけたり、
近所を散歩するだけでもいいかもしれません。
(買い物等の刺激が多いところはNG)

大切なのは「何もしていない」時間を、
子供自身に与えるということ
です。

とにかく今の子供たちは、
異常なまでの刺激の中で毎日を生きています。

多すぎる刺激は脳内に、
ゴミのような情報をどんどん溜め込み、
彼ら自身の思考力を奪っていきます。

その刺激がほとんどない状態を、
意識的に作っていくことが子供の脳にとって、
とても重要なことだと私は考えています。

実際にこのような時間を定期的にとっている子供は、
情緒的にもとても安定している傾向にあり、
想像力にも富んでいることが多いものです。

ノーベル賞を受賞した科学者たちが、
子供の頃自然の中で走り回っていたと言う話は、
私の仮説を裏付けているようにも思います。

まぁ、もちろん例外はあるのかもしれませんが、
私がこれまで見てきた生徒の例の中では、
かなりの確率で当てはまる仮説です。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。

今日は忙しすぎる子供たちが、
多忙の中で奪われていくスキルと、
その防止がもたらすメリットお話ししました。

ますますクリエイティビティが必要となる、
これからの子供たちが生きる未来において、
考えられない子供はとても苦労することでしょう。

そういう意味でもぜひ、
意識して子供を暇にすることをお勧めします。

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