タクミックス

1980年代生まれ、 40手前のサラリーマン(男性)

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最近の記事

【0047】 七月の蝉

今年も夏が来た。 例年よりも暑い夏が来ているような気がする。 本格的な夏の到来は、だいたい蝉の鳴き声で知る。 その蝉が7月の半ばから鳴きはじめた。 気の早い奴は夜も明けぬうちから鳴き始める。 そして、午前9時か10時には鳴き止む。 例年もそうだったのかもしれないが、今年はやけに鳴き止んで枝で休んでいることに意識がいく。 彼ら(オスしかなかないからね!)には宿命しかない。 短い成虫のわずか数日の間で、相手を見つけるために、大きな声で鳴き、種をつなぐ。 うるさい

    • 【0045】 自虐も時には

      先日、姫路セントラルパークに行ってきた。 姫センという愛称で知られ、関西では知らない人はいないのではないかというほどの認知度。 しかしその一方で、姫センに、西日本最大級の広さを誇る屋外プールがあることは意外と知られていない(らしい。姫セン談) そして、年間来場者数が約50万人と公開しており、どうもこれが決して大きな数字ではないらしく、with コロナのレジャーとして、いいんでないの?ということに、2021年になって気づいたらしい(そういうストーリーになっている) そこ

      • 【0044】 期待

        1年半ほど前に、大学時代の友人に言われた言葉がある。 「お前が人生に期待するんちゃうねん。 人生がお前に期待してるねん。」 そのときはわかったようなわからないような感覚でいた。 いま、仕事の領域が拡がる機会を得て、それにワクワクしている自分がいる。 自分の人生をもっと面白くしてやろうと鼻息が荒くなっている自分がいる。 少しだけれど、人生の期待に応えてやれそうな気がしている。 1年半で結構いろいろ変わったな、オレ。 見ててくれよ、オレの人生。

        • 【0043】 命日

          今日は母親の命日だ。 13年前に52歳で亡くなった。 最期はがんが身体のあちこちに転移してしまい、戦いに疲れてしまって、終末医療を選んだのだった。 若くして病気を患ったため、各種の保険に加入できない身体になってしまった母。 老後の蓄えとして貯めてきたお金を取り崩しての約3年の闘病生活というのは、心中いかばかりだったであろう。 がんという病気と戦うだけでも身体的苦痛や精神的苦痛があるだろうに、そこへきて蓄えを毀損しながらの闘病というのは、経済的苦痛と、追い討ちをかける

        【0047】 七月の蝉

          【0042】 瞑想のハナシ

          瞑想を日課にすることにした。 真言宗の住職に指導をしていただく本格的な瞑想(ヴィパサナー瞑想)を、自宅でも欠かさずやってみよう、という取り組み。 直接指導を受けて、実践したときのスッキリの仕方がすごくて、自分には ・肉体的疲労 ・精神的疲労 のほかに、 ・情報疲れ があるんだなあ、と実感。 瞑想によって情報から解放された後は、睡眠に匹敵する回復と、聡明さ(自身にあるのかは置いておいて、そういうクリアな感じ、ということで)を感じることができた。 住職のお話では

          【0042】 瞑想のハナシ

          【0041】 甘え下手か甘え上手か②

          本テーマの後半の記事です。 前半ではこのテーマでのオンライン交流会の企画・運営で自分が磨かれて、レベルアップしたことを書きました。 後半のこちらの記事では、議論(?)の結果、「甘え」について見えてきたことを綴っていきたいと思います。 参加者には事前にアンケートにご協力いただいて、自身が「仕事」と「恋愛」という2つのシチュエーションにおいて「甘え下手」か「甘え上手」のどちらかに分類してもらいました。 読者のあなたはどのパターンでしょうか? このアンケート結果から会話の

          【0041】 甘え下手か甘え上手か②

          【0040】 甘え下手か甘え上手か①

          今日はZOOM交流会があった。 生まれて初めてそういったものを企画・主催する機会に恵まれたのだが、正直、プレッシャーだったし、なかなか余裕のない時期で準備も後手にまわってしまった反省はあった。 とはいえ、10人くらいが集まってくれるので、楽しんでもらいたい、盛り上がる会にしたい、ちゃんと交流できる(お互いを知れる)会にしたい、との思いで取り組んだ。 頼まれごとは試されごと、とはよく言ったもので(今回は100%頼まれた訳ではなく自発的に手を挙げたところもあるのだが)、機会

          【0040】 甘え下手か甘え上手か①

          【0039】 計画について

          計画がニガテだ。 立てることも、実行することも。 計画を立てるには、ゴールが明確である必要がある。 そもそもゴールが不明瞭なタチで、計画との相性が悪い。 そんな中、今日の気づき。 計画が、計画そのものが、実行しやすい作りになっていないことに気づいた。 「実行しやすい作り」とは、実行しやすい「粒度」とか「解像度」とか「具体レベル」ということだ。 実行されてこその計画。 実行されやすい作りで計画を立てればよいということに気づくことができた。あー、よかった。 計画

          【0039】 計画について

          【0038】おついたち

          今日から社内で職務が変わる。 先輩に「おついたち」に誘ってもらって、朝いつもより早く家を出て、会社の近所の神社にお参りに行ってきた。 心をととのえて、参拝し、自らのことを宣言する。神頼みではなく、頑張りを誓う。 応援してくれた人のため、お客様のため、家族のため、関わってくれる人のために、心機一転、頑張る。それが結果的に自分の命のためになる。

          【0038】おついたち

          【0037】 奇跡の確率

          奇跡を起こす方法などあるのか? そもそも奇跡は起きるのか? どこからを「奇跡」と呼べばいいのか。 奇跡について語るのはオシャレだが、どこか地に足がつかない。 しかし、だ。 モノは考えようだが、こんな試算がある。 ・人生80年と仮置きしてみる ・1日に1人と新たな出会いをするとする ・世界の人口を72億人とする ・日本の人口を1億2千万人とする そうすると、 <一生のうちの出会う人数> 365 × 80 = 29,200 ≒ 30,000(人) <世界

          【0037】 奇跡の確率

          【0037】 癒しと救い

          『ゲド戦記』という物語がある。 随分と前に、ある人から読んでみるといいと勧められた。 買って、読んでみたが、そのときはどうにも読み進まなかったので、途中で読むのをやめてしまっていた。 最近、その方が発行しておられるメルマガで、再び『ゲド戦記』が勧められていた。 そこには、 「人間はどうしても救いを求める。自然や動物の仕草に救われているように見えるが、それは違う。それは癒しであって、救いとは違う。感情の通じる人間がそこにいることで、私たちは救われるのだ。人間は人間によ

          【0037】 癒しと救い

          【0036】 相手目線とは

          相手目線に立つ、とはよく言われる言葉だ。 子供の頃から、「相手の立場に立って」と教えられ、大人になって仕事をし出すと一層ものごとの成否を分ける要素になっていく。 しかし、これのなんと難しいことか。 殊に、自分の感情や状況が関わると、人間は結局自分がかわいいので、己を優先させてしまう。 先週の土曜日、疲れ果てていた自分は家でぐうたらしていた。 妻はなにか言いたげであったが、こらえているようであった。 そんな甘えきった土曜日の翌日、日曜日に教えられた。 相手目線に立

          【0036】 相手目線とは

          【0035】開眼法要

          今日6月6日は僕が参加している勉強会?コミュニティ?村?である「知心会」にとって、記念すべき日であった。 会の代表である岡本さんが私財を投じて、みんなの拠り所となる場をオープンしてくださったのだ。根底に「日本人はもっと優しい民族のはずだ。相互扶助の心を取り戻したい」という思いがおありで、会の発足から約1年で、大きな扶助を形にしていただいた格好だ。 その名も「知心寺」。 もともと日本において、勉強の場であり、困りごとを解決する場であり、相互扶助の精神的・物理的拠点であった

          【0035】開眼法要

          【0034】 知心と知恩

          怒涛の1ヵ月が終わったが、 怒涛の中にも、不思議な出会いがあった。 出会いの時は、その時間だけ、時の流れがゆるやかになったような、激流の中にいることを忘れるような、そんな感覚の時間であった。 その出会いのひとつが、東京は品川界隈に店を構える和菓子屋さんだ。 お客様への手土産を求めて、通りがかったその和菓子屋に入った。 欲しいのは商品であり、店先にディスプレイされたお菓子に惹かれてその店に入ったのだが、僕の目は店内にかけられたカレンダーに釘づけになった。 そこには「

          【0034】 知心と知恩

          【0033】 全振り

          2021年5月、この1ヵ月は、自分史上最大のミッション(仕事面)を抱えていた。 5/31を残した時点で、無事達成することができたのだが、今日は達成にあたって「これがよかった」ということを記そうと思う。 なにがよかったのか。 細かく書けばキリがないのだが、突き詰めると1コ、たった1コだ。 それが、今日のタイトルでもある「全振り」である。 今回は目標が途方もなかったので、家族にも断りを入れた。 「この1ヵ月、休みの日はないと思ってほしい」 「家事・育児のマターも基本

          【0033】 全振り

          【0032】 布施〜実践記

          最近、「布施」という言葉をよく使います。 この心書にも出てきますし、 頭の中でもよく使っています。 ざっくり言ってしまうと、 「自分の能力やモノを、人様に施すこと」 ということです。 仏教で「お布施」というように、仏教用語です。 梵語(サンスクリット語)では、 「檀那(旦那)」といい、ダーナと読むようです。 臓器移植における「ドナー」や、 髪の毛提供のヘア「ドネーション」の語源が、 このダーナになっているようで、 そう聞くとイメージしやすいですよね。

          【0032】 布施〜実践記