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感想

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本や映画の感想。何かに触れて感じたこと。
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#読書

やんごとなき休日

おうちでまったり読書をする。

今日はまさにそれをやった。

少し窓を開けて部屋の空気を入れ替えながら、かすかな雨の匂いをかぐ。

昨夜買ったコンビニのカフェオレグランデサイズを持ってきたテーブルには、庭から摘んできた花がプリンの空き瓶に飾られている。母がおすそ分けしてくれたものだ。
庭にいても気が付かないけど、部屋にあると花の香りを感じる。

YouTubeで「カフェ ミュージック」と検索すると

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言葉はいつもそばに居てくれる

言葉はいつもそばに居てくれる

2018年に出版された、西加奈子さんの短編集『おまじない』の文庫版が、最近発売されたということで読んでみました。

わたしは外で本を読むことが多いので、小説はいつも文庫版を購入しています。
『おまじない』の単行本の表紙は以前から本屋さんで目にしていたのですが、内容は知らずにいました。

読んでみてとっても良かったので、文庫版を待たずにもっと早く買うべきだったと反省しました。

この本は全部で8作の

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『私をくいとめて』読んだ。

綿谷りささんの『私をくいとめて』を読んだ。

読書は好きだけど、小説の知識は薄いわたしはどうやら、読書も映画鑑賞も一歩遅れているらしい。

恥ずかしながら、この小説が映画化されてすでに公開もされていたことを知らなかった。

そんなわたしですが、今日もこうして堂々と感想文を書いていくよ。ネタバレあるかもです。

まず、恋愛小説だと思って読んだらちがった。
いや、ちがわないんだけど。しっかりキュンとし

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分かりあえない者同士生きていく

分かりあえない者同士生きていく

結婚する、しない。子どもがいる、いない。それだけで女どうし、なぜ分かりあえなくなるんだろう。

という帯の言葉に共感と疑問をほぼ同時に抱いてこの本を手にとった。

これは、わたしがまだ20代で、周りのほとんどが独身であるから浮かんだ感想かもしれないけれど、今のわたしが感じたことを書いてみる。

今でも学生時代の友だちと会えば、学生時代に戻ったような時間を過ごせる。とはいえ、あの頃と比べて多少なりと

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