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【日記エッセイ】 「Kと銭湯とNetflix」

4月から僕は京都の大学生になった。映画サークルを入りそこでKと出会う。その時の話は以下から読めます。

僕は出会った次の日にKの家に行った。4月3日とかの話である。丸でも四角でもないテーブルに手ぬぐい敷いてその上に近くのフレスコというスーパーで買った助六とKお手製のうどんを並べて食べた。美味かった。その後に銭湯に行ってあそこを晒し合った。裸の付き合いである。僕はこんなにもすぐにあそこを晒し合う友達が見つかるなんて思ってもなかった。やはり先のことはわからない。だから面白いのか。

そして僕たちはNetflixに加入する。今となっては当たり前のようなNetflixだが僕たちが大学1年生の頃はまだまだ浸透していなかった。映画はTSUTAYAなどで借りて育ってきたからこの別の形態に戸惑いと抵抗感があったのを覚えている。Kのアカウントで登録して僕はデバイス共有させてもらって月額料金の半分をKに支払うことになった。僕は3ヶ月も経つとこの支払いをすっかり忘れて滞納しだす。正直Netflixをあまり見なかったから意識も薄れ、KもKで変わっていて全く請求してこないため、結果5年近く滞納することになる。

その滞納したNetflixの料金をまとめて返す話をするのはこの時からずっと先の一緒に行った銭湯だったりする。


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