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「根拠のない自信」を持っている人の " 秘密の根拠 " とは?!


「自信」とは、読んで字のごとく " 自分を信じる " ことでしょう。

ところで、「根拠のない自信」を持っている人は本当に何の根拠もなしに、ただ自らを奮い立たせた上辺だけの自信なのでしょうか? 

なんだか無理しているようにも感じますが。

僕が今まで知り合ってきた「根拠のない自信」を持っている人は、根拠がなくとも未来に描いた思い通りの成功をおさめています。

これといった成功の実績もないにもかからわず、です。

そして、ようやくその理由なき自信の正体がわかってきた。

結論から言ってしまうと、自信とは、確信できることがなくても、自信をもつことができる。

なぜなら、心が最も安定している状態でいるときにこそ、ブレない自信を保つことができるからです。

すなわち、自信が持つために、何かしら確信できる根拠など不要。ということなのです。


自信を保つ = 平常心にリセット


「根拠のない自信」を持っている人は、「コト」を対照とした自信を持っているというよりかは、今現在の「自分」を対照とした自信をもっているのです。

なぜ、根拠のない自信を持っている人が、今現在の自分に自信を持っているのがわかるのかというと、

辛いことがあったり、失敗したり、なかなか上手くいかなくて諦めそうになった時でも、すぐにフラットな状態に戻れるブレない平常心を保っているからです。

つまり、心の状態を常に「±0(プラスマイナスゼロ)」の平常心を保つことができるブレない自分軸があるということです。

普通の人が自分に自信を持つためには、何かしらの特別な成果を出したり、努力をして成功できたとかなら間違いなく自信につながるでしょう。

今現在の自分の状態が「0(ゼロ)」だとするならば、特別な成功体験をしたとき、「+1(プラスイチ)」の状態となり、目に見えた成果として表わされるので、確実に自信を持つことができると思います。

ところが、根拠のない自信を持っている人は、辛いことや失敗したときなど「-1(マイナスイチ)」の状態になったとき、すぐにフラットな「0(ゼロ)」の状態に戻すだけで自信を感じることができるようです。

ここで気づいてほしいのですが、特別な成功体験をしたとき、「+1(プラスイチ)」の状態となり、目に見えた成功体験として表わされるので、確実に自信が持てるというのなら、「マイナスイチ(-1)」を「0(ゼロ)」にすることも「プラスイチ(+1)」だということ。

つまり、目に見えない「+1(プラスイチ)」の成功体験を成し遂げているのです。

「0(ゼロ)」から「+1(プラスイチ)」は目に見えたわかりやすい成功体験ですが、「マイナスイチ(-1)」を「0(ゼロ)」にすることも同じく「+1(プラスイチ)」になっているので、目に見えないわかりづらい成功体験だといえます。

「マイナスイチ(-1)」を「0(ゼロ)」にすることが「+1(プラスイチ)」になることなので、自信をもっていいはずなのに、自信を持ちにくいのは、結果的に元の「0(ゼロ)」の状態にリセットしたに過ぎないと思ってしまうからです。

目に見えなくてわかりづらい成功体験だとしても、元の状態にリセットされただけなので、どうしても自信につながりにくいのでしょう。

ですが、よく考えてみれば、心の状態を常に「±0(プラスマイナスゼロ)」の平常心を保つことができるということは、元の「0(ゼロ)」の状態である「ブレない自分軸」が強固としてあるということ。

ブレない自分軸に「リセット」したとき、自信を感じることができるということは、それだけ " ありのままの自分を信じている " ということです。

「自信」とは、自分を信じることだといいましたが、突き詰めて解釈してみると、今現在の「ありのままの自分を信じること」なのではないでしょうか。

成功体験とか、得意分野だとか、何かしらの条件付きでないと自信がもてないというのなら、それは「自分を信じる」とは言えない、と思いませんか? 

自信を持つことはそんなに特別でなければならないのでしょうか?

いえ、そんなはずはありません。

ありのままの自分を信じることができることにこそ、本当の自信であるはずです。

特別な成功体験をした場合の「0(ゼロ)」から「+1(プラスイチ)」の目に見えたわかりやすい成功体験から生み出したことにだけ自信が持てるのではなく、

「マイナスイチ(-1)」を「0(ゼロ)」の状態にリセットできる目に見えない「+1(プラスイチ)」の成功体験を積みかさねることでも自信を持つことができるのです。

「±0(プラスマイナスゼロ)」の「ありのままの自分」を信じることができる人は、「マイナスイチ(-1)」を「0(ゼロ)」の状態にリセットできる目に見えない「+1(プラスイチ)」の成果を成功体験として捉えることができます。

ですが、いつも今現在の自分に物足りなさを感じたり、自分に対して卑下してばかりいて、ありのままの自分を信じ切れない人は、「0(ゼロ)」の状態から「+1(プラスイチ)」の状態になる目に見えるわかりやすい成果でしか成功体験として捉えることができません。

すなわち、「根拠のない自信」を持っている人が、いつも「自分」に自信を持っているのは、特別な成功体験から生み出された自信をもっているわけではなく、ありのままの自分を強烈に信じているのです。

ありのままの自分を信じることができれば、将来に不安を持つことはありません。

なにせ、過去に成功体験がなくとも、今現在のありのままの自分を強烈に信じているのですから。これに勝ることはないでしょう。

僕たちの感情はマイナスの状態から一気にプラスに転じるわけではなく、必ず一度、フラットな状態(平常心)になってからプラスないし、マイナスに転じていくものです。

うれしいことがあって大いに喜ぶのもいい。つらいことがあって、ずんと落ち込むのもいい。

ですが、喜びすぎたり落ち込みすぎたりと、一喜一憂が過ぎてしまうと自信を失ってしまうことがあります。

なぜなら、調子がいい時に喜びすぎてしまうと、「何かを得ることは何かを失う」という事実を忘れてしまい、そのギャップの穴埋めができなくて自信を失ってしまうのです。

また、調子が悪い時に極端に落ち込みすぎてしまうと、「何かを失うことは、何かを得るきっかけである」という事実に気づけなくなり、自信を失った状態から回復することができなくなってしまいます

なので、プラスないし、マイナスの状態になったとしても、常にフラットな状態(平常心)に戻すことがすごく大切です。

ここで知っておいてほしいのは、人は、「0(ゼロ)」の状態から、「プラスイチ(+1)の状態になることよりも、マイナスイチ(-1)の状態から「0(ゼロ)」の状態にリセットできることの方が、はるかに幸せを感じることができ、より自分を信じることができるようになるのです。


根拠のない自信がつく、とっておきの「心の支え」となる条件


とはいえ、誰もが今すぐにでも、ありのままの自分を受け入れ自分を信じることはできません。

そう簡単に根拠のない自信を持つことができるわけがないのです。

なにせ、何の根拠もないのですから、「自分には自信がある!」と言い聞かせたとしても、それこそ表面上だけで、心底から自信を持つことはできない。

自分に無理やり言い聞かせただけで自信が持てるくらいなら誰も苦労はしません。

じつは、ありのままの自分を信じて根拠のない自信をもつためには、何があろうとも、心の奥底で自分を信じることができる " 心強い支え " が必要なのです。

今現在の自分が、過去の成功体験もない普通の人間だとしても、心の奥底で常に支えとなる「何か」があるとき、ありのままの自分を信じて根拠のない自信をもつことが可能になるのです。

それは、 " 習慣化 " です。

習慣化とは、何かを継続して習慣にすることです。

つまり、何か続けることを日常生活に取り入れるということです。

これは、僕自身が体験してわかったことなのですが、今現在の自分に自信を持つためには、たった一つだけでも「続けていること」があれば、心の支えとなる揺るぎない自信が持てるのです。

例えば、毎日3行だけ日記を書き続けているとか、10分間のランニングを続けているなど、何でもいいので「続けている」ことがあって、それを実感すると同時に、なぜか自分を信じる気持ちになれるのです。

自分に自信が持てないのは、今の自分には特別な才能もないし、これといった得意なこともないとか、ありのままの自分を信じることができる「何かしらの心の支え」がないからです。

よく周りの人から「もっと自信もっていこう」とか、「自分を信じていいんだ」と励ましてくれたりするのですが、ハイそうします。とはいかないわけです。

先ほどもいいましたが、「自分はできる!今の自分のままでいいのだ!」と自分自身に言い聞かせようとも、やはり何一つとして根拠がない状態では自信につながることはありません。

そんなときは、たった一つだけでも何かを習慣化していることがあると、「自分は○○をやり続けていのだ」ということが強い心の支えとなり、なぜか自分に自信が持てるようになるのです。

なんでもいいのです。どんな小さなことでも、くだらないように思えることでも、「続けている」という確信を持っているだけで、あらゆる悩みや辛いことに心が折れそうになろうとも、それを支えてくれるのはたった一つの「習慣化」なのです。

「継続は力なり」という格言がありますが、この言葉の意味は、物事を成し遂げるための続けることの重要性。たゆまず、くじけずに続けることでいずれは目標を達成できるなどを指しています。

つまり、何かの目的のためだったり、成功するための手段として扱われることが多く、目的や成功という「結果」を得るため「何を続けるか」を重要とするが、

自信を持つための継続は、「今、こんなことを続けている」「これまでもずっと継続していることがある」という継続していることそのものを実感することに価値があり、とてつもない大きな自信を感じるのです。

ですがなぜ、たった一つだけでしかも超簡単ことを「続けている」ことを実感しただけで、自信が持てたりするのでしょうか?

逆に、続けていることそのものに自信を持つことができないのでしょうか?

それは、「結果」を出すことにばかり気持ちをフォーカスさせているからです。

継続という苦行を乗り越えた先の「結果」を出さない限り自信を持つことができないと思っているからです。

たしかに、何かを続けることで結果を生み出す可能性は高いといえます。いえ、必ず何かしらの成果は出ます。

ですが、継続し続けたということの見返りとして結果を求めてはいけないのです。

続けていることそのものにフォーカスすることがすごく大事なポイントなのです。

続けることそのものにとてつもない価値があり、「続けている」ことを実感することが自信につながるのです。

結果につながらない継続に意味があるのか? と思われたかもしれませんが、そのような心配は皆無です。

なぜなら、どんなに小さなことでもいいから、何かを続けること。

それが人生を変えてしまうほどの大きな第一歩になるほどの力が「習慣」にはあるからです。

一つ一つはささいなことでも、少しずつ積み重ねることで想像を絶する結果をもたらす、それが習慣化の力であり、続けることの威力なのです。この事実に誰もが気づいていないのです。

世の中には、すごい結果を生み出すすごい人は多くいます。そんなすごい人はなぜそのような結果を出すことに成功したのでしょうか? 才能? 努力? 運が良かったのでしょうか?

いえ、習慣によってすごい結果を生み出したのです。

この世に生まれたばかりの僕たちは、誰もが等しく純粋無垢な赤ん坊です。そこに才能や運気の良さもなく、性格の優劣もありません。

やがて年齢を重ね学校へ上がると、クラスには、なぜか成績の良い子と成績の悪い子が存在するようになります。

でもそれは、生まれ持った才能の差でもなく、すぐにやろうとする行動力の差でもなく、継続の差なのです。

継続の差とは、すなわち習慣の差。コツコツ勉強する習慣がある子と、コツコツ勉強をする習慣がない子がいるだけです。

人はすぐに他人と比較してしまう癖があり、優劣をつけたがります。

ですが、元をたどればすべての差は習慣の差でしかありません。自分と他人との結果や成果にこだわったとしても、覆せないのが習慣です。

結果を生み出すための習慣ではなく、習慣によってたまたま結果を生み出しているのです。

まずは、この事実をしっかりと理解しなくては、「続けている」ことに自信がもてなくなってしまいます。

一般的には、何か新しいことを今日から継続しようとするとき、それは何かしらの目的があって、結果を出すまで「諦めずに続けなくてはならない」といった苦行の手段として扱ってしまいます。

たとえば、今日からダイエットのために毎日ウォーキングを続けようと決意するのは、理想のスタイルという結果のための継続です。

結果を出すまでの期間限定の苦痛のプログラムを「継続」だと思い込んでいます。

結果という見返りを期待する継続は「継続は力なり」という格言を要するが、結果という見返りをもとめずに継続そのものにフォーカスするのであるならば、「継続は自信なり」という格言が成立する

継続そのものは苦行ではありません。結果をだすまでの耐えなくてはならない苦痛のプログラムではありません。

一つ一つのささいなことの積み重ねることにすぎない「習慣」なのです。

習慣とは、なにげない日常生活そのものであって、当たり前のようにこれまで積み重ねてきたことであり、これからも当たり前のように積み重ねることにすぎません。

それが習慣化であり、とてつもない強烈な力を秘めているのです。

つまり、小さなことを一つ一つ積み重ねるとそれは習慣化され、当たり前の習慣となります。

そして、たった一つの超簡単なことでさえも、「続けていること」を実感したとき、それが「小さな成功体験の積み重ねという実績の成果」が、心の支えとなる根強い自信につながるのです。

これといった結果を出さずとも、習慣という積み重ねの実績による成果を得ることは、今現在のありのままの自分が唯一感じることができる小さな成功体験です。

成功体験は自信につながります。結果や成功の実績のない、根拠のない自信を持つことができるのです。

もう一度いいます。今現在のありのままの自分に自信を持ちたいのなら、どんな小さなことでもいいから、たった一つだけ「続けること」を習慣として取り入れることです。

ただし、続けていることに自信を持つためには、必ず守ってほしいことがあります。それは、これから続けようとすることは「一つだけ」にしてください。欲張ってはいけません。一つだけにしておくのがポイントです。

それと、続けることは何でもいいのですが、できる限り「超簡単なこと」にしてください。

たとえば、お風呂上りに腕立て伏せを3回だけしてみるとか、毎日2ページだけ読書するとか、あくまで例えですが、このくらいショボイことにしておくことが重要なのです。

なぜなら、継続することで何か大きな成果を求めることよりも、「今、続けていることがある」ということを実感できることが心の支えとなり自信が持てる理由になるからです。

そして、「今、続けていることがある」ということを実感できることが心の支えとなり、ありのままの自分を信じることができるのです。


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