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#居場所スタッフ
「無色透明イデオロギー」からの脱却。
■今回は、個人的な思いについて書く。「ぷらっとほーむ」を開設してもうすぐ丸4年になる。いろんな出来事があり、その度ごとにさまざまな気づきを得ることができた。とりわけこの1年間は、自分にとって大きな意味をもつものとなった。実を言うと、居場所づくりに関わるようになって以来ずっと、フリースペースのスタッフとしての自分の居かたに悩み続けてきた。とりわけ、どのようなキャラでそこに居るかということに葛藤し続け
もっとみる評価するスタッフ/評価されるスタッフ。
■前回、ぷらっとほーむの「ヒドゥン・カリキュラム」(そこに所属する人びとが従うことを求められる暗黙の規範)として、「変わること(変革、変容、成熟、向上など)が良いことだ」という思想が存在しているように思う、と書いた。方向性や目的地はその人次第だが、とにかく「現在の自分(やそれを取り巻く環境)を新たな自分(やそれを取り巻く環境)に更新したい」という欲望において共通する物語を選択した人びとの緩やかな共
もっとみる汚れた社会の中心で 愛を叫ぶ。
■前々回の脱線空間にて、無意味で、非生産的で、下品で、しかもバカバカしい、そんなコミュニケーションが日常化しているぷらっとほーむでのありかたとその根拠となる考えかたについて記述した。簡単に言えば、生産性や意味を求められるコミュニケーションがいたるところにあふれる私たちの社会にあっては、心からホッとできる居場所とは、そうしたコミュニケーションから「降りる自由」が十分に保障された場所や機会だということ
もっとみるはじまりの「中間支援」。
■居場所づくりの活動に関与するようになって3年がたった。当初はフリースペースなどと言っても「何それ?」と返されることが当たり前だったが、その頃から比べると、この3年間の変化は本当に信じがたいほど急速だ。かつて自分たちもその運営にも参画していたフリースペースSORA(現在はフリースクールSORA)をはじめ複数の居場所が山形市内でも設立され、行政サイドの支援者ネットワークづくりも始まった。「不登校」や
もっとみる居場所にリベラルの花束を。
■「(不登校・ひきこもりを含む)子ども・若者たちの居場所づくりの活動をしています」などというと、どうしてもマジメで堅気な(さらに言うなら、暗くて深刻な)イメージをもたれがちで、実際にフリースペースを訪れてみて、そこに流れる空気や雰囲気に驚く人も多い。そこには、バカバカしいもの、下らないもの、ナンセンスなもの、下品なもの、そしてそういったものにまつわる笑いがあふれているためだ(念のため注釈しておくと
もっとみる「動機づけ」への照準。
■ぷらっとほーむにおけるスタッフの、子ども・若者たちとの関わりかたとは、いったいどのようなものであるか。既に各所で断片的に語ってきたことではあるが、このあたりでもう一度改めてまとめておきたい。結論的に言ってしまうが、私たちが活動の目的としてとりわけ焦点をあてているのは、「動機づけの創出/回復」ということである。「動機づけの創出/回復」に照準するとは、学校教師が行うような「指導」でも、こころの専門家
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