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究極の「自分ブランド力強化法」 第12回

第1回 究極の「自分ブランド力強化法」ついて
第2回 自分ブランド力を確立する方法
第3回 自分ブランド力を確立した人(1)
第4回 自分ブランド力を確立した人(2)
第5回 ブランドとは何か?
第6回 カリスマバイヤーの異名を持つ藤巻幸夫氏の自分ブランドとは?
第7回 くらたまなぶ氏の『MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術』を読んで学んだこと
第8回 『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』(カーマイン・ガロ 日経BP社)を読んで感じたこと
第9回 ブランド力は一朝一夕では得られない。一瞬で失ってしまうものでもある 
第10回 ブログやSNSを使って自分ブランド力を確立する
第11回 エゴサーチとパーソナルブランディング(自分ブランド力)

勝間和代さんの『「有名人になる」
ということ』を読んで考えたこと(1)


「『有名人になる』ということ」は、大きなテーマなので、3回に分けて、お伝えしていきます。


「自分ブランド力(パーソナル・ブランディング)」というテーマでブログをずっと書いてきていますが、インターネット上でもリアルでも「自分ブランド力」を確立出来たということは、「有名人なる」ことです。

一旦、「有名人になる」とメリットが得られますが、同時に「有名税」と云われるデメリットからも逃れられなくなります。

そのようなメリットとデメリットは、具体的にはどのようなものが考えられるでしょうか?

勝間さんはテレビ出演した際に感じたことや、街中で食事中に遭遇した体験などを交えて、書いています。

私はまだ、「有名人」にはなっていません。なりたいとも思いません。
その前になれるはずもありませんね!

インターネット上のごく一部の方々に、名前と顔、ブログのタイトル、内容を認知されているだけです。

ですが、現状に不満はありません。

メッセージやコメントを通じて、コミュニケーションを取ることができている方々が、少なからずいるからです。

その方とは、「あなた」かもしれません。

こうした関係は、これからもずっと大切にしていきたい、と考えています。

リアルにお会いした方は、今のところはいません。

すべてオンライン・ミーティングです。

いずれは、オフライン・ミーティングできる方も出てくるでしょう。

もしかしたら、それは「あなた」かもしれません!


前口上が長くなりました。
では、本題をスタートすることにしましょう。

✅ 有名人になることのメリットとデメリット


初回は、
有名人になることのメリットとデメリット
を中心に書いていきます。

勝間さんの著書のタイトルは、
『「有名人になる」ということ』
(勝間和代 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2012年4月30日 第1刷)
です。

勝間さんは、どのようにして「有名人になった」のでしょうか?

そして、実際にどのような体験をしたのでしょうか?

勝間さんの体験談を通じて、私たちにもできることと、できないことを私の独自の視点で掘り下げていきます。

この本を読んで、とても参考になることがありました。

それは「より多くの体験をすることが大切」、ということです。

成功はもちろん誰もが望みたいことですが、たとえ失敗したとしても、その失敗体験は、必ず後ほど生きてくることは、私も実感していることです。

致命的な失敗でない限り、「失敗」は、必ず、役に立ちます。これは断言できます。

ダイソンのサイクロン式掃除機などの開発者で、ダイソンの創業者、ジェームズ・ダイソン氏は、

「コードレス掃除機の開発には、5126回失敗した」

と語っています。


失敗体験は自分の中に閉じ込めておかないで、思い切って公開してみませんか?

ちょっと抵抗がありますか?

失敗体験という、自分の「弱さ」を出すことで、共感が得られるかもしれませんよ!

同様な体験をした人が必ずいるでしょうし、これから同様な体験をする人も出てくる、と確信しているからです。

✅ 勝間さんが考える「有名人になる」ことによる、メリットとデメリットとは?


まず、メリットからご紹介しましょう。

🔴「有名人になる」ことのメリット


勝間さんはこう書いています。

自分がどういう人かということを不特定多数の人がわかってくれていると、こちらと話をしたいという人や、お互いにためになりそうな関係や仕事、プライベートの話を持ち込んでくれる人が増えてくるのです。

『「有名人になる」ということ』 勝間和代 p.36                 


つまり、人脈の広がりによるチャンスのひろがりがあるということです。

他にメリットはあるでしょうか?

この点も詳しく説明しています。

結局、「有名人になる」ということは、その人の名前がブランド化するということであり、ブランドというのは、これまでの顧客体験や顧客価値をまとめたものであり、ひたすら信用力、信頼性の表れでしかありません。

そしてその名前がなんらかの価値を現し、再現性をもたらすことによって、その名前におけるブランドイメージが固まっていきます

『「有名人になる」ということ』 勝間和代 p.55                 


発言力がつき、やろうと思ったこと、考えたこと、目指すことができやすくなる
ということです。

勝間さんは、
「有名人になる」ということは、「自分をブランド化すること」である
と述べています。

私は「自分ブランド力 (パーソナル・ブランディング)」と呼んでいますが、まったく同じことです。

「自分をブランド化」すれば、「有名人になる」のです

では、デメリットはどんなことがあるでしょうか?

🔴「有名人になる」ことのデメリット

「有名人になる」ことの大きなデメリットは、いつでも、どこでも、誰かが見ている可能性があるということです

とくにいまはツイッターやフェイスブックで目撃情報が書き込まれる時代です。 

『「有名人になる」ということ』 勝間和代 pp.43-44                 

つまり、プライバシーを侵害される機会が増える、ということですね。

ですが、勝間さんはそれよりも、もっと大きなデメリットがある、と指摘しています。

有名人になると、信頼も、善意も、批判も、悪意も同じように増幅します。それは光と影の関係で、防ぐことはできないのです。

防げないものについて心を砕くのは生産的ではないので、ありのままに受け入れるしかないのです。

『「有名人になる」ということ』 勝間和代 p.53                 

つまり、

最大のデメリットは、見知らぬ人たちから批判され攻撃されることを『日常』と考えなければいけないこと。

『「有名人になる」ということ』 勝間和代 p.49                 

なのです。

見知らぬ人たちから批判され攻撃されることを『日常』と考えなければいけないということが、最大のデメリットと勝間さんは考えています。


物事には必ず、メリットとデメリットの両面があります。

総合的に判断して、どちらがより大きいかで、結論が出ます。

以上のことを考慮すれば、有名人になると、メリットの方がデメリットより大きそうですね。

ただ、怖いことは、一度出来た好感度の高い、あるいは信頼性が高いイメージが出来上がると、たった一つの落ち度やミスで、バッシングに遭う可能性があることです。

完全無欠を求められてしまうのですね!
現実には、ありえないことですが。

勝間さんは、一つの結論を述べています。

結局、「有名になる」ということは、その人の名前がブランド化するということであり、ブランドというのは、これまでの顧客体験や顧客価値をまとめたものであり、ひたすら信用力、信頼性の表れでしかありません。

そしてその名前がなんらかの価値を現し、再現性をもたらすことによって、 その名前におけるブランドイメージが固まっていきます。

『「有名人になる」ということ』 勝間和代 p.55                 


勝間さんによれば、

「有名になる」ということは「名前がブランド化する」ということ

なのです。

一度ブランド化すると、名前と顔がネット上でも、リアルの世界でも拡散し、実物以上に巨大化する恐れがあります。

それは良いことでもありますが、他方で困ることもあるかもしれません。

虚像がどんどん拡大し、実態を伴わないために、本人は「素の自分」を出すことができなくなってしまうかもしれないからです。

初回は、
「有名人になることのメリットとデメリット」
を中心にお伝えしました。

次回は、
「有名人になる方法」ほか
について、お伝えします。



この記事は、8年前にアメブロに投稿しました(2014-10-01 14:18:07)。
当時の自分がどんな事に関心を持ち、投稿したのかを確認しました。
その上で、大切なことだと再認識し、部分的に加筆修正し、再投稿しました。



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⭐ 私のマガジン (2022.10.09現在)























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