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【読書感想】アンソロジー『時の罠』

2019/12/某日、 読了。

アンソロジー『時の罠』

辻村深月、万城目学、湊かなえ、米澤穂信による「時」をテーマにした4つのお話。

長編に疲れるとアンソロジーを読むのだけれど、どのアンソロジーにも1作は異形というか、変わり種みたいなのがあって私はそれが大好き。 

『時の罠』は、米澤さんの『下津山縁起』がそれに当たる。山の擬人化。こんなの初めて読んだ。よく分からないけど文字を追うだけで楽しかった。

穏やかな話が多くて、流し読みした感は否めないけれど、優しい読後感というのもいい。感情が大きく揺れるばかりが読書ではないよ、と教えてもらったような気がする。




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