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「自分のなかに答えがある」という言葉が誤解を招く

「自分のなかに答えがある」という言葉がありますが、コレは誤解されることもあるなぁと感じています。

「答え」をさらに分解して考えてみると「方向性」と「たどり方」から構成されていると思うんですよね。この二つのうち自分の中にあるのは「方向性」なのではないでしょうか。

しかし、「たどり方」までも自分の中にあると思い込むと、うまくいかないことも多いと感じています。

「自分のなかに答えがある」という言葉には、自己肯定感をブーストさせる成分が含まれているとも感じるのです。だからこそ、「答え」とは何なのかを丁寧に考えておきたいんですよね。

「方向性」はとても大切です。丁寧に見定めないとイイ方策であったとしても目的地からはズレてしまう。

でも「たどり方」のチョイスを間違えると「方向性は合ってるけど永遠に辿り着かない方法」を選んでしまったりもする。東京から大阪まで行こうとするときに新幹線じゃなくて徒歩を選んじゃうみたいな感じですね。

「方向性」と「たどり方」は分けて考えつつ整合性を取るの必要があると思うのです。なぜなら「方向性」を見出すと、ついつい「今の自分が思いつくことのできるたどり方」に飛びついてしまいがちだから。

方向性は合ってるから最適な手段のような気がするんですが、亀の歩みな手段を選んでたりするんです。陥りがちな思考の落とし穴ですね。「自分のなかに答えがある」を丁寧に捉える必要があると思うのです。

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