過去を否定する=未来から否定される
過去を否定して現在のあり方を肯定する「アンチテーゼ的アプローチ」は割とよくありますよね。
でもよくよく考えると、「過去」を「現在」が否定するとは「現在」も「未来」から否定される構図になっちゃうので、表裏一体だったりするんですよね。
過去を否定するなら、同時に未来から否定されると感じています。
で、この構図に気づいたときに取りうる姿勢って2つあると思うんです。
①未来の自分から否定されることを受け容れたうえでの自己決定をする(ただし、開き直りとは明確にスタンスが異なる)
②過去を受容的に捉えたうえでのアップデート思考を取る(ただし、過去を“踏まえる”を忘れない)
一方で、つい陥ってしまいがちで、しかも楽な思考方法が「自分は棚上げ」思考です。
「過去の他人」を「現在の自分」が否定する構図、「未来の自分」が「現在の他人」を否定する構図。この思考はとても楽に取れてしまいます。
だからこそ、そう考えてしまう自分の思考に対するブレーキを踏んでいないといかんなぁと思うのです。難しいですけどね。この構図に意識的になると気づくことが増えるかなと感じます。
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