見出し画像

ビジョンデザインの現場から | 【vol.2】 ビジョンがなかった会社

—— 組織のメンバーが問いにぶつかっている

ビジョンがなかった。というより、いま(2020年5月)もまだない。まさに、つくっている途中。

ビジョンがないと困るの? だれが困るの? どう困るの?

その答えの前に、私の所属する会社(デジタル・アド・サービス:https://www.dascorp.co.jp)について少しだけ。

1993年設立。来年(2021年)で30期目を迎えます。従業員は約70名。その約8割がクリエイターと呼ばれる職種です。お客さまは、メーカー、商社、小売、金融、教育機関、福祉施設、各種団体、地域の事業者など、幅広くお取引をしています。東京都(台東区)と新潟県(新潟市)に拠点があります。

さて。私たちは、いま何をしているのか。私たちは、これから何をしていこうとしているのか。なぜ、そう考えるのか。なぜ、そうしたいのか。

ここしばらく。少なくない組織のメンバーが、少なくない場面で、遠かれ近かれ、これらの問いに出会い、その答えに行き詰まる、という事態にぶつかっていました。もちろん、1つひとつのお仕事については説明できるのですが。

そして、このことは、組織としてのスピード感のある判断ができない。組織の判断に納得感がもてない。「停滞感」。未来を語るときでなく、現状の課題を語るときに盛り上がる。「近視眼」を組織に生み、広げていました。

🐕🐕🐕

—— 解像度高く。ポジティブに。未来に向かうための共通基盤

ビジョンがないと困るの? だれが困るの? どう困るの?

停滞感。近視眼的。組織やそのメンバーがそんなふうに形容される状態になってしまっている、ということが、1つの答えです。

組織のメンバー(おもに、経営層、マネージャー層)が、未来に対する高い解像度、ポジティブなイメージをもって、スピード感のある判断ができるようにしたい。組織のメンバー1人ひとりが、中長期的な視点をもち、自分たちのことポジティブに捉え、語り合い、行動できるようにしたい。そのための、組織としての共通理解、基盤、指針がほしい。私たちがビジョンを必要とした1つの理由です。

もちろん、理由はこれだけではありません。そのことは「ビジョンはだれのもの?」というテーマで、また別の機会にお話ししたいと思います。

それから。デジタル・アド・サービスは、2019年12月に社長が変わりました。事業承継。変化とその表明が求められるとき。未来につなげていくために、未来だけでなく、そもそも、自分たちはなにものか? その問いに対して、組織のメンバーがその本質に向き合うべきときでもありました。これもまた、私たちがプロセスとしてのビジョンプロジェクトを必要とした1つの理由です。

なぜプロジェクト化する必要があるのか? 設計されたプロセスが必要であるのか? そんなことも、また別の記事でお伝えしていきたいと思います。

今回は、私が所属する組織での「はじめてのビジョンのなぜ?」についてお伝えしました。

🐕🐕🐕

デジタル・アド・サービス:https://www.dascorp.co.jp
Vision Management:https://www.dascorp.co.jp/vm/
竹内 悠(Takeuchi Haruka):https://www.dascorp.co.jp/blog/4598/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?