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ビジョンデザインの現場から |【vol.3】 オンラインでビジョンをつくる?①

—— ビジョン構築のプロセス。デジタル・アド・サービスの場合。

前回(vol.2)は、なぜ私たちの組織がビジョンを必要としたのか? ビジョンプロジェクトを必要としたのか?ということをお話ししました。

ここで簡単に、今回のデジタル・アド・サービスでのビジョンプロジェクトにおけるビジョン構築のプロセスをご紹介します。それぞれステップの細かなお話しは、これからの記事で改めてお伝えしていきたいと思います。

<ビジョン構築 9つのステップ>
1. プロジェクトオーナーである社長との対話・インタビュー
2. プロジェクトの設計
3. 社長から全社員へのプロジェクトの説明
4. 組織と従業員の関係性をはかるサーベイの実施(※1)
5. 役員によるVISION CANVAS(※2) ワークショップ
6. 現場マネージャー、リーダー層によるVISION CANVASワークショップ
7. ビジョン1on1(社長とワークショップ参加者による1対1での対話)
8. ビジョンの精緻化・言語化
9. 社長から全社員へのビジョンの発表

※1:組織と従業員の関係性チェックという独自のサーベイ
※2:考えや発想をシェアしながらビジョンを生成していく独自のワークフレーム
オリジナルのサーベイやフレームについても、また別の機会にお伝えをしていきたいと思います。

これは、今回のデジタル・アド・サービスでのプロジェクトにおけるものであり、クライアントワークにおいては、お客さまの状況・環境等にあわせて、より適したプロセス、方法を設計・選択しながら、お客さまとともにプロジェクトを推進しています。

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—— 集まりたい私たち。集まれない私たち。

さて。ステップ3「プロジェクトの説明」が行われたのが、2020年1月の下旬から2月の上旬にかけて。ステップ4「役員によるVISION CANVASワークショップ」を実施したのが2月の末。

次に予定しているステップ6「現場マネージャー、リーダー層によるVISION CANVASワークショップ」は、ビジョン策定までのプロセスにおける、1つのポイント、肝。というのも、当然、ビジョンは構築して、言語化して、発表して終わりではありません。いまの状態とビジョンの状態、そのギャップを認識し、アクションで超えていく。その中心となって活動していく、実装フェーズのエンジンとなるのが、現場マネージャー、リーダーたちです。

デジタル・アド・サービスは、東京と新潟の2拠点。それによる物理的な距離。それぞれにチームを持ち、プロジェクトを動かしている現場マネージャー、リーダー同士。協働することが多いとはいえない現状。会社の規模が大きくなってきたなかでの一体感の薄れ。そうした状況のなかで、参加メンバーが一堂に会し、同じテーブルにつきワークに臨み、意見を交わすことはプロジェクトの重要な要素、必須事項と考えていたのです。

日々、状況が変化し、先が読めないなかで、ビジョン推進室では、様子を見て、延期もしながら、慎重に判断をくだそうとしていました。しかし。3月も中旬が近づく頃、東京と新潟の移動、十数名が一堂に会することは、選ぶべき選択肢ではない、ということが明らかになってきました。

再度延期をして、やがては来るであろう集合できるときを待つのか? 別の方法での実施、スピード感のある推進を模索するのか? ビジョン推進室では話し合いが行われていました。

少し長くなってきました。私たちの判断とアクションについては、【vol.4】オンラインでビジョンをつくる?②につづきたいと思います。

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デジタル・アド・サービス:https://www.dascorp.co.jp
Vision Management:https://www.dascorp.co.jp/vm/
竹内 悠(Takeuchi Haruka):https://www.dascorp.co.jp/blog/4598/



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