『ファートンいきもの記』【N48】 (2024年1月13日)
【記事累積:1912本目、連続投稿:846日目】
<探究対象…生き物、観察、パラメーター、パスポート、人間の定義>
今日の「いきもの」は名づけるならば≪まさか人ではあるMyna≫です。なぜこのように呼ぶことができるのでしょうか。
シンガポールでよく見かける鳥といえば「マイナ(Myna Bird)」だと思います。ハトやスズメも見かけますが、くちばしと足は黄色でそれ以外は真っ黒なので「警告色」のため目につきやすいのです。またマイナはホーカーなどにも乗り込んでくるので、その度胸というかふてぶてしさというか、そういった行動パターンから、印象に残りやすいわけです。そしていつもホーカーの返却台などにチームで集まって、楽しく食事をしています。
奴らの様子を見ていると、「とくしゅ(特殊能力)」は「最強パスポート」であることが分かりました。シンガポールはビザなしで外国に渡航できる国の数が上位であるため「最強パスポート」の一つと考えられています。奴らはシンガポールを拠点に活動しているため、シンガポール政府からどうやらこのパスポートを与えられているようです。
その証拠に、先日タングリンモールの中のお店を自由気ままにウロウロしている奴を見かけました。そのときは単独行動でしたが、他の場所では集団でウロウロする場面を多く見かけます。こういった場所は本来、人間が利用するための場所のはずですが、奴らは「最強パスポート」を持っているため、特別な手続きなしに自由に行き来できるのだと思います。
ただタングリンモールで遭遇した奴は、あまりにも我が物顔で店の中を歩き回っていたので、見た目は鳥なのですがもしかしたら人間なのかもと思ってしまいます。現代のテクノロジーは私たちの想像を上回るスピードで進歩・発展しているので、もはや見た目というものは単なる「記号」でしかなく、それによって人間か人間ではないかを区別することはできないのかもしれません。例えば、人間の思考とAIの思考の違いについて議論される場面がありますが、AIに関わるテクノロジーの進歩・発展のスピードは著しく、何をもって「人間ならではの思考」なのか判断はどんどん難しくなっていると思います。ですから同じように、タングリンモールの奴を鳥だと決めつけることはできないかもしれないということで、奴の呼び名は≪まさか人ではあるMyna≫になるわけです。
なお、添付したスライドは「呼び名」、「とくしゅ(特殊能力)」、能力値のパラメーターなどを分かりやすくまとめたものとなっています。
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(以下で今日の「いきもの」をスライドにて紹介)
(動画も紹介)
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