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【一人で勝手に旅気分】263

(過去の旅についての振り返りです)
★『GOLD』の価値は、実際どんなところにあるのか(2019年7月7日)

【記事累積:1670本目、連続投稿:700日目】
<探究対象…ネパール、パタン、ゴールデンテンプル、GOLDの価値>

今年の夏は、シンガポールでナショナルデーを過ごすことや、日本一時帰国や実家訪問などを優先したため、国際ボランティアキャンプに参加するのが難しくなり断念しました。まあシンガポールのナショナルデーが終わってすぐならば、何とかビエンチャンの勤務校の授業がスタートする直前までの数日間、超短期コースで参加できる可能性はゼロではなかったものの、それではかなりタイトなスケジュールになり、ボランティアそのものもどこか落ち着かない心境になりますし、ビエンチャンの勤務校の準備も疎かになったと思うので、断念は悪い選択ではなかったと考えています。【情報の収集】

ボランティアキャンプはもちろんボランティア活動が主目的ですが、せっかく訪れた国なのにボランティアが終わったらすぐ帰国というのは、何となくもったいない気がするので、2019年に参加したネパールやインドのボランティアキャンプでは、活動の前後の日は個人的に散策できるようなスケジュールにしていました。【情報の収集】

2019年7月初めに参加したネパールのボランティアでは、活動終了後の2日間ほどを散策に費やしました。カトマンズだけでなく、古都であるバクタプルやパタン(ラリトプル)も散策。その中のパタン(ラリトプル)で印象に残っている寺院の一つが「ゴールデンテンプル」でした。正式な名前は別にあるようですが、寺院の至る所が金色なので、この通称でよく知られているのだと思います。【情報の収集】

寺院に入ると金色だらけで圧倒されました。このゴールデンテンプルと同じように、日本の鹿苑寺金閣、ラオスのタートルアン、タイのワット・ポーなど、金色で彩られた寺院や仏像の存在は多くの国で枚挙にいとまがない状態だと思います。しかしなぜこうも「金(GOLD)」が好まれているのでしょうか。【課題の設定】

この点について、「金(GOLD)」という金属の価値として考えてみると、希少性・錆びない・展性や延性で加工しやすいなどが思いつきます。【情報の収集】

それらは金属としての埋蔵量や性質であり、確かにそうです。ただそれらは瞬間的に体感しにくいもので、あくまでも理念的な価値と考えられます。人間は理性を有する生き物なので、そのような理念的価値を受け止めることは可能です。しかし「金(GOLD)」の価値というものは、もっと直接的に人間の感覚に訴えかける価値があるからこそ、歴史的に支配階級や知識層だけでなく、様々な人に好まれてきたと考えた方が説得力を持ちます。それが「キラキラと輝く見た目の価値」だと思うのです。この点については、宝石や黒曜石なども同様で、また裏側の鮮やかな色によって、貝殻に価値が見出されるのも同じだと考えられます。【整理・分析】

このように昔から人間は、太陽などに照らされてキラキラ光っている様子と直接触れ合い、その体感的な価値を認めてきたわけです。これは自分が子どもの頃に夢中で集めたビックリマンチョコのヘッドシールにも通ずる話だと思います。私の場合、最初に購入した1個の中に入っていたシールが、「始祖ジュラ」というキラキラしたヘッドシールだったことがハマったきっかけです(ただその後、あまのじゃくな性格だからなのか、自分の持っているキラキラシール1枚と、大量の悪魔シールを交換して、「質の価値」よりも「量の価値」へ傾倒していくのですが)。【まとめ・表現】

ゴールデンテンプルの装飾で面白いなと感じたのは、金色の猿が金色のドリアンを持っている像でした。確かにドリアンはもともと色が金色っぽくて、まさに「果物の王様」という感じだなあと思いました。【まとめ・表現】

こうして写真をふり返っていると、眠っていたはずのその場所その国に行きたい気持ちが目を覚ましてしまいますね。旅の写真というのはつくづく罪深いものだと感じます。【まとめ・表現】

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