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❖ビエンチャンを見てんじゃん(101)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2024年1月20日)

【記事累積:1919本目、連続投稿:853日目】
<探究対象…ラオス、ビエンチャン、パトゥーサイ、ASEAN>

♪サバイディー(ສະບາຍດີ、こんにちは)
この前の日曜日、3週間ぶりにラオスに戻ってきました。ラオスを離れる前からそうだったのか、離れている最中にそうなったのかはっきりとは分からないのですが、街を散策していると「あれ、以前はこんな感じだったっけ」と思う場所がいくつも出てきます。今回の一時帰国のあとに感じた変化には例えば、どのようなものがあったのでしょうか。

ラオスに戻ってきた日の夜に、さっそく夜の散歩を再開しました。しかし家を出てからタートルアンまで行き、そこからパトゥーサイを回って戻ってくるというロングコースではなく、すぐにパトゥーサイの方に向かうコースを選択。パトゥーサイの周囲は、12月2日の建国記念日よりも電飾が多く取り付けられているように感じました。

そういえば12月2日以降はあまり夜の散歩をしていませんでした。12月下旬はクリスマスや新年があるので、それに合わせて派手にライトアップされたのではないかと考えられます。ただラオスは仏教国ですし、1月1日の新年とは別に4月のラオス正月があるので、このような飾り付けは、ラオスの人々向けというより観光客向けの可能性が高いですね。また新年になって2週間経ってもそのままなのは、ラオス特有の「のんびり」の影響なのではないでしょうか。

パトゥーサイ周辺の変化はもう一つありました。芝生が広がる公園のスペースに車両が入ってこないようにブロック(車止め)が設置されているのですが、そのブロック一つ一つにラオスの国花であるプルメリア(ラオスでは「チャンパー(champa)」と呼ばれます)がきれいに施されていたのです。以前は単なるブロックが並んでいただけだったはずですが、現在はこれらの素敵なブロックによって、パトゥーサイの雰囲気が華やかになっています。

パトゥーサイの周辺は去年の9月頃から工事が行われていました。それまでは植え込みが入り組んでいたり、大きな木がたくさん生えていたりしたのですが、それがことごとく撤去されて見晴らしの良い芝生に生まれ変わっていました。その工事は何のためなのか、ラオスに長く住んでおられる保護者の方に聞いてみると、2024年はラオスがASEANの議長国となることが関係しているのではないかということでした。ASEANの様々な会議が行われると、多くの要人を迎える機会も増えますし、会議の関係者もたくさんやってきます。それだけではなく観光客もこれまで以上に増えるので、ビエンチャンの観光スポットを整備して、アピールする狙いがあるのだと思います。この前の夜の散歩で見たブロックの鮮やかな装飾もその一環と考えられます。

2024年のASEANのテーマは“ASEAN: Enhancing Connectivity and Resilience”(『連結・連帯』と『回復力・しなやかさ』の強化)となっています。ASEANのサイトを見ると、すでに様々な会議がスタートしています。現在はラオスでASEANの雰囲気を味わっていますが、昨年度はタイに住んでいてAPECが開催され、その雰囲気を味わうことができました。このように国際的な会議が現に行われている時期に、その開催国に住んでいて、その空気に接することができるのは幸せだなあと感じます。

ちなみに「会議」はラオ語で「ກອງປະຊຸມ(コン パ スム)」といいます。タイ語では「ประชุม(プラチュム)」です。

それでは今日はここまで。
♪ポップ・カン・マイ(ພົບກັນໃໜ່、また会いましょう)

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