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【繰り返シンガポール(another sky探訪)】その23…⭐シンガポールの湿潤は、お財布に潤いは与えてくれないらしい⭐

【記事累積:1890本目、連続投稿:829日目】
<探究対象…シンガポール、コインランドリー、節約、為替レート>

昨日の昼過ぎに宿泊しているホテルからメッセージが来ました。どうやらエアコンのメンテナンスで宿泊しているフロアに業者が入るとのこと。時間帯は15時から16時の間。そして部屋の中に誰かいてほしいと書かれていました。また、誰もいない場合はスタッフに連絡してくださいということですが、その後に、「あなたの私物の安全を確保してください」とも書かれていたのです。

これはその時間帯に不在なので、そのことをスタッフに連絡したとしても、私物の安全は保証されないということなのでしょうか。外出するとき貴重品は携帯するようにしていますが、私物を全て持ち歩くのはとても面倒です。

最初は貴重品ではない私物は置いて遠出してしまおうと思いましたが、朝になると雨が降っていましたし、コインランドリーで洗濯もしたかったので、今日はあまり遠くには行かず、洗濯を済ませてからホテル近くのカフェで時間を潰してからエアコン作業の時間帯には立ち会うことにしました。

そこで今日は最初にコインランドリーへ。ここがリトル・インディアというだけあって、利用しているのは皆さんインド系の方々だと思われます。テンポよく交わされる会話は英語ではないので、微塵も内容は分かりません。完全にアウェーです。

「洗濯用ドラム」と「乾燥用ドラム」に分かれていますが、皆さん後者のドラムを使用中でした。私は前者のドラムに衣類を入れていきます。洗濯は通常コースならば「7SINドル」で、乾燥は通常コースならば「6SINドル」。このランドリーは本物の硬貨を使うタイプでしたが、両替機があったので安心しました。場所によっては、硬貨しか受けつけないのに両替機がないところもあるので注意が必要です。しかし両替機のランドリーでは店側もたくさんの硬貨を用意しておかねばならないので、最近は紙幣を専用コインに交換して、それを投入するところも増えています。

通常コースの時間は洗濯ならば「27分」、乾燥ならば「15分」です。近くにはホーカーもいくつかあるので時間を潰すのには困らなさそうですが、27分してから戻ってきて衣類を乾燥用ドラムに移し、また15分どこかで時間を潰すというのが面倒でした。そこで店内に棚のようなところがあったので、そこにイスを持って行ってPC作業で時間を潰すことに。

インド系の方々も店内にいましたがしばらくして乾燥が終わると、大量の衣類を小さな袋に仕分けする作業を始めたのです。その作業が終わってその方々が帰るときに気になったのは、手に持っているものでした。

「Dettolの洗剤」です。それ自体は良く見かけるものなので珍しくないのですが、このランドリーでの洗濯は洗剤を入れる必要がありません。衣類を入れてスタートボタンを押すと、自動的にドラム内で洗剤が投入される形です。

洗剤を持っているのを見たとき、最初はインド系の方は香水など匂いにこだわりがある人が多いので、お店の洗剤の匂いで仕上がるのが嫌なのかなと思っていました。しかし自分の手持ちの洗剤を入れたとしても、ドラム内で店側の洗剤も混ざるわけで、相当大量に入れないと匂いが上書きされることはありません。もしそんなことをしたら、1回の洗濯では洗剤が残ったままになる可能性も十分にあります。

そんなことを考えているうちに、別のいくつかのグループがやってきました。そしてそれらのグループ全てが、いきなり乾燥用ドラムを使い始めたのです。乾燥用ドラムに洗濯物を入れているとき、離れた場所からでも水がボタボタと落ちているのが分かりました。おそらくこの人たちはどこか別の場所で衣類を手洗いし、それを乾燥させるためにランドリーに持ってきたと考えられます。この人たちもやはり洗剤を持っていました。

なぜ手洗いをしたのに、乾燥はランドリーを使うのかというと、シンガポールはいつ雨が降ってくるか分からず常に空気は湿っているので、洗濯物を乾燥させようとどこかに干していてもなかなか乾かないからだと思います。ならばいちいち手洗いせずに、洗濯も乾燥もここでやれば手間がかからないではないかという見方もあると思います。

ここからは推測ですが、洗濯と乾燥の両方でランドリーを利用すると、最低でも「13SINドル(2023年12月27日現在のレートだと13SINドル=約1400円)」かかります。洗濯をそれほど頻繁にせず、一度にまとめて行おうとしたとしても、「13SINドル」というのは安いものではないと思います。だからシンガポールの気候であっても洗濯ならば自分たちでできるので、乾燥だけランドリーを使うという形で節約しているのではないでしょうか。シンガポールの熱帯の気候は、空気には潤いを十分に与えてくれますが、そこで生活する人の財布からは逆に潤いを奪うもののようです。

私は一時的な利用なのでそこまで考えずに両方で「13SINドル」を支払いましたが、中長期での滞在ならば同じように節約する気がします。

またこの記事を書いていて、現在のレートが「1SINドル=約107円」ということも驚きです。私が早稲渋に勤めた2012年当時は「1SINドル=約63円」だったので、そのときから比べると恐ろしいほどの円安です。

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