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❖ビエンチャンを見てんじゃん(102)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2024年1月27日)

【記事累積:1926本目、連続投稿:860日目】
<探究対象…ラオス、ビエンチャン、鉄道>

♪サバイディー(ສະບາຍດີ、こんにちは)
12月末、ビエンチャンの学校が冬休みに入った頃に、自転車に乗ってウロウロ範囲を広げていました。徒歩は細かい部分に注目ができる良さがあります。自転車はその点がやや雑にはなりますが、短時間で色々な部分を見ることができるという強みがあります。ただそうして撮影した写真の多くは、撮った時点では何らかの関心があったのだと思いますが、記事にしないまま時が経つと、記憶の奥の方に追いやられてしまいます。

そのとき撮影した写真の中で忘れつつあったもののうち、先日、突如として関心が高まり、振り返ることになったものがあります。さてそれはどんな写真だったのでしょうか。

先日、お気に入りに登録していた「The Laotian Times」のある記事が目につきました。その記事はこのような文面で始まっていました。
「New Vientiane Capital (Khamsavath) railway station to open in April 2024, connecting Bangkok to Laos for less than 300 baht」

どうやら2024年4月からビエンチャンに新しい鉄道駅が利用開始になるようです。新駅の名前は「カムサヴァート」です。記事の中では、試運転が2月から行われるということも書いてありました。タイのノンカーイからこの新駅までは20分くらいで着くようです。

私は年末の自転車散策の際に、この記事で触れられている新駅まで行っていたのでした。そのときはきちんと調べていなかったので、その駅がまだ利用開始になっていないことは分からず、単に中心部から離れているからみんな利用していないのかなと思っていたのです。

年末に駅に行ったときは、改札を通らずとも駅のホームに入り込めてしまえる状態で、ホームで写真を撮っていたのですが、まだ列車が走っていなかったから、整備不十分だったのかもしれません。しかしホームでしばらく撮影していると、遠くから係の人がゆっくり歩いてきたのです。ラオスはのんびりしているとはいえ社会主義国なので、先ほどの撮影行為を理由に拘束され、写真を消すように迫られるかもとドキドキしました。しかし、単に出ていきなさいというジェスチャーで終わったのでした。そのあと駅の改札付近に行って、その内部を撮影してみたのですが、こちらも係の人が何人かいて、私が撮影しているのを見ていたものの、特にやめるように注意されることはありませんでした。

まあこのときは試運転の時期よりも1か月以上前だったので、係の人たちもそこまでピリピリしておらず許してくれたという可能性はあります。同じ行為を今の時期にしたならば、無事では済まなかったかもしれませんね。この駅は4月から一般客が利用するということですが、中国ラオス鉄道の駅と同じように、ビエンチャン中心部からのアクセスはお世辞にも良いとはいえません。もっと空港に近い所に駅ができると、陸路と空路の結びつきが良くなり、人の流れも活発になるような気がします。

ただ、ラオス政府がそのようなスムーズなアクセスをどこまで真剣に欲しているかについても検証が必要だと思います。仮に中国ラオス鉄道とバンコクからビエンチャンへの鉄道がしっかり繋がるようになった場合、ラオスで途中下車してくれる人が果たして増えるのかは気になるところですね。ややもすると、特にビエンチャンは今まで以上にスルーされる都市になってしまう危険性もゼロではないと思います。そう考えると、現在のように両鉄道の繋がりがなかったり、空港とのアクセスが悪かったりしている方がビエンチャン的には観光客が集まるのではないかという私の勝手な仮説もあながち的外れではない気がしてきますね。今後もラオスの鉄道事情を注目していこうと思います。

ちなみに「列車」はラオ語で「ລົດໄຟ(ロットファイ)」といいます。同じくタイ語では「รถไฟ(ロットファイ)」です。そしてラオ語で「鉄道」は「ທາງລົດໄຟ(ターンロットファイ)」ですが、タイ語の「ทางรถไฟ(ターンロットファイ)」は「線路」の意味になります。そしてタイ語だと「鉄道」は「การรถไฟ(ガーンロットファイ)」になります。

それでは今日はここまで。
♪ポップ・カン・マイ(ພົບກັນໃໜ່、また会いましょう)

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