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まいに知あらび基おもいつ記

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毎日、粗びきな、思いつきをスマホにメモし、それを紹介しています。長さも中身もバラバラ、日々スマホメモに綴る単なる素材、支離滅裂もご容赦を。
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2023年5月の記事一覧

❖「ノベル」な書き出し「述べる」だけ(第8話)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月29日)

(小説っぽい書き出しで表現してみるシリーズ) 店に入るなり、注文カウンターにメニューがあるかを確認する。当時も今も、情けないことに、お店などで私が使いこなせる魔法は「イエス」「ノー」「ディスワン」だけ。 「イエス」「ノー」はレベル1の基本魔法で、白か黒か、全か無かというように、世界をいずれか一方で埋めつくすためのもの。 だからこの2つは注文には適していない。実際に注文する場合、数ある商品の中からの「選択」が必要である。 まあ、イエスという全肯定とノーという全否定もマク

♪🎵 ポッとDEポエム 🎵♪(26杯目) まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月31日)

(以前ポッと出てきてポットに溜めておいたポエムを投稿、基本ネガでちょっと影ありはお許しを。まだ温かみは残っています。) <<心の声はごまかせない>> 私はごまかさない いや、ごまかせない 正直を自負しているわけではない 真実との距離が近いだけだ 時に残酷 時に幼稚 時に放縦 時に傲慢 しかし、どれも真実 内側から声が聞こえる 真実の声が聞こえる 私はその声を綴る 脚色せずに綴る 時に清音 時に雑音 時に濁音 時に騒音 しかし、どれも真実 音は駆け引きをしない 音

❖ビエンチャンを見てんじゃん(44)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月30日)

♪サバイディー(ສະບາຍດີ、こんにちは) 先週末、ビエンチャン補習授業校が教室を使わせてもらっているVientiane International School(VIS)のイベントで、ガレージセールが行われていました。 土曜はVISの授業はないにも関わらず、多くの生徒や保護者が商品を見て回っていました。 補習授業校の土曜授業は午前中で終わるので、私も帰り際にどんな商品があるか物色。商品は服や生活雑貨、家電、自転車、楽器などバライエティに富んでいます。本(おそらく日本語

❖カオマンガ『愛』(45皿目)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月29日)

(ネタの温存だけを目的としたシリーズ。カオマンガイの報告のみ!ほぼ毎日食べているので私の体の半分くらいを構成しています。) 2023年3月31日14時18分、カオマンガイ/チキンライス タイに住んでいたときは、家の近くに複数のカオマンガイ屋さんがあり、食べたいと思えばすぐに食べられるとても良い環境でした。ラオスでは以前のように近距離にはカオマンガイ屋さんはありません。しかし、自転車でなくとも少し歩けばいくつかカオマンガイ屋さんがあることが、周囲の散策によって分かりました。

❖「ノベル」な書き出し「述べる」だけ(第7話)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月28日)

(小説っぽい書き出しで表現してみるシリーズ) それはシンガポールに住み始めてから、少しだけ海外生活にも慣れてきた頃の出来事だった。それまで用事はほとんど近場で済ませていたのだが、慣れによって私の行動範囲は確実に広がった。 休日、それまで利用しなかった番号のバスに乗る。行き先は、ハーバーフロントのVIVOCITYという大きなショッピングモール。敷地面積はかなり広く、店舗も豊富で、1日いても飽きないくらいである。 giantというスーパーも入っている。平日の朝晩に食べる食材

❖ビエンチャンを見てんじゃん(43)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月27日)

♪サバイディー(ສະບາຍດີ、こんにちは) 家の近くには、いつも昼時に込んでいるお店があります。 ラオス第1期のときから気になっていたものの、なかなかタイミングが合わず結局、第1期の1年間で一度も利用せず。 このお店は昼時に近くのオフィスで働いている人たちがたくさんいます。 その後、ピークが過ぎ少し空いたかなと思って入ろうとすると、お店のスタッフから「もう終わり」と言われてばかりだったので、いつしか諦めてしまいました。どうやら食材がなくなると、昼間でもお店を占めてしまうよ

❖「ノベル」な書き出し「述べる」だけ(第6話)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月27日)

(小説っぽい書き出しで表現してみるシリーズ) この店の少し先にある在ラオス・タイ領事館は、ウィーン外交関係条約によって外交特権が認められている。そのためラオスに位置していながら、そこはラオスではなく、その空間はタイのようなものなのである。 一方、この店は単なる飲食店なので、ウィーン条約が適用されないのは当然のことである。だが、ここは本場のカレーを提供するお店だ。条約によって認められていなくても、この敷地内は紛れもなくインドであった。 だから無に対する気づきもインドに私が

❖ビエンチャンを見てんじゃん(42)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月26日)

♪サバイディー(ສະບາຍດີ、こんにちは) 久しぶりにナンプー広場近くのカフェへ。 チーズケーキとペプシを注文。 代金は3万1000キープ(日本円で約246円:2023年5月26日現在)とのこと。 支払った後、レシートを受け取って、席に着くとすぐに注文の品が到着。 このカフェは各席にコンセントがついているので、PCを充電してからチーズケーキとペプシを楽しもうとしていると、店員さんが申し訳なさそうにやってきました。 どうやらペプシの代金が含まれていなかったようです。 レ

❖七色タイトル写真館(32枚目)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月25日)

(写真という枠組みで切り取られた或る風景。切り取り方に狙いや思いが見え隠れ。でも眺めたときの心境や置かれている状況が変わると、感じるメッセージは変わるもの。そうして頭の中に浮かんだタイトルを、気の向くままに列挙する無責任な写真館へようこそ。) 浮かんだタイトルは・・・ 「これが本当の『どっち』ライン」 「見えない部分が気になる」 「想定外」 「5類移行で検査キットも気の緩み」 お客様のお好きなタイトルをお選びください。もちろんお客様がオリジナルでタイトルをつけていただく

◆今も私を支え助けてくれている師の教え◆ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月24日)

師の教えというと、学生時代を連想することが多いかもしれない。 もちろん学生時代に授かり今も大切な礎となっている師の教えはたくさんある。 ただ今日綴る師の教えは社会人になってからのものである。 幸運にも教員という職に就くことができ、国内や海外の色んな学校を渡り歩いていて、どこにおいても支えられ、助けられていると感じる教えは、30代半ばで赴任した学校において授かったものである。 その学校に勤めた期間は4年。 教員という仕事は、授業、学級、校務分掌、部活動、委員会など多岐に渡

❖「ノベル」な書き出し「述べる」だけ(第5話)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月23日)

(小説っぽい書き出しで表現してみるシリーズ) 意味を実体として持つのは言語そのものの部分のはずなのに、当の言語が分からない私であっても、何かしら意味が想像できてしまうのは、言語がそのものの部分だけで意味を構成していないことを物語っている。 単語と単語を繋ぐ間の長さの違い、単語を発したときの声の調子の違い(抑揚、1単語当たりの発出のスピードが速いか遅いかなども)、それから単語を発している主体の表情や姿勢そして身振り、反対に単語を受け取る客体の表情や姿勢そして反応。 有形の

❖「ノベル」な書き出し「述べる」だけ(第4話)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月22日)

(小説っぽい書き出しで表現してみるシリーズ) カウンターと顔を結んだ線分。 そこから外れた斜め前の位置に、スマホを持っていく。 今見たいものはスマホではない。しかし今見たいもののためにスマホが必要だった。 斜め前のスマホに顔を向けた。こうすれば、カウンターと私の顔の正対は避けられる。向こうからはスマホを見ているように映っていることだろう。だが私の視界のギリギリのところには、しっかりとカウンターの様子が捉えられている。 正面を向いて対象を凝視するのに比べると、抵抗感や罪悪

⚔ ナGAMAサ奮戦記 ⚔ ~第45試合~(2023年5月21日)

(かつてシャムで活躍した山田長政に憧れて、インドシナ半島で日々奮戦するGAMAの紹介) 今日のテーマ「綱引き」 居候メンバーで最小サイズである「チビ」の食欲は留まるところを知りません。 勤務先から家に戻る途中、道端で見つけ持ち帰った「ミミズ」。 けっこう大きいので、大型の居候たちなら食べるかなと思い、与えてみるものの、みな無関心でした。 仕方なくダメもとで、チビに与えてみました。 すると意外にもチビだけがこれに反応。 ミミズは長いので、どこから攻めるか、様子をうかがっ

❖「ノベル」な書き出し「述べる」だけ(第3話)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2023年5月21日)

(小説っぽい書き出しで表現してみるシリーズ) 私が導き出した答えは、ダールカレーとグリーンサラダとトニックウォーター。注文は完了した。 それなのに店のスタッフは立ったまま。 流れ出した不思議な時間。こういう時間は、実際の長さと体感の長さの間に大きな隔たりがあるもの。 向こうは長く感じてはいなかったかもしれない。しかし、私は耐えられなかった。 スタッフの顔を見た。彼は明らかに私の次の言葉を待っている。でも残念ながら、彼の期待に応えることはできない。私の中で注文は完了して