①「面白がり力」とは?
「面白がり力」って何?
「面白がり力」を一言で言うと
「あらゆる物事の中に、自分にとっての面白さを発見し、エネルギーや行動力や満足感に変える力」
です。
よく勘違いされるのですが、
面白がり力というのは
「面白いことをする」
「面白いものを作る」
「面白いものを探す」
といった能力のことではありません。
(そういう意味で使われている方もいると思いますが、僕の言う面白がり力は違うということです。)
僕が言う「面白がり力」というのは、
一見、面白くなさそうなことや、(自分を含め)一般的には明らかに面白くないとされていることでさえも面白がれる力
面白いものを作ったり見つけたりしなくても、あらゆるものの中に「面白さ」を発見できてしまう力
のことです。
「面白がり力」を発揮した結果として、面白いことをしたり、見つけたり、作ったりすることが得意になる、という副産物は得られるかもしれません。
微妙な違いに見えるかもしれませんが、そこをしっかりと見極められるかどうかで、世界が全く違うものに見えてきます。
「夢を持て!」「目標から逆算しよう!」の弊害
「やりたいことがわからない」
「夢や目標が持てない」
「夢を描いてみてもそこへ向かうモチベーションが湧かない」
「何となく将来が不安」
「今を楽しめない」
そんな悩みを持つ人は多いようです。
そして、そういった人に対して
「夢を持とう!」
「目標から逆算しよう」
「やりたいことを100個書いてみよう」
「過去を掘り下げてやりたいことを見つけよう」
「やるべき、せねば、を手放そう!」
といった自己啓発的なメッセージやノウハウもたくさんあります。
しかし、そういったやりかたでうまくいく人が、果たしてどのくらいいるでしょうか?
短期的にはモチベーションが湧いたとしても、それがどのくらい続いたでしょうか?
「形だけの夢をノートに書いてみたけど、心の底からやりたいとは思えていない」
「自分の劣等感や過去の怒りの感情をバネにして行動してみたはいいが、長くは続かず疲れ果ててしまった」
「頑張って目標を達成したけど、心は満たされなかった」
という人も多いのではないでしょうか?
僕自身もその一人です。
自分の内から沸いてこない「夢」や「目標」をどうにか言語化しようとして、つくり物の「夢」を描き、人が認めてくれそうな「目標」を掲げ、そのためのエネルギーの沸かない自分に「努力と根性」を課してきました。
上記のような自己啓発メッセージに自分を当てはめようとして、逆に自分をがんじがらめにしていました。
当然、心も体も壊れて、生きる気力を無くしかけていた時期もあります。
そういった価値観を押し付ける社会に原因がある!と、怒りを覚えていたこともありますが、本当の原因は自分の中にありました。
「面白がり力」は誰でもが潜在的に持っている能力
実は、面白がり力はどんな人の中にも眠っていて、誰でもある程度は無意識的に使っています。
ただ、多くの人が、教育や社会や家庭環境等の中で抑圧され、使わなくなってしまっているのです。
世の中には、「夢や目標が無いのに、なぜかいつも幸せで、変化や逆境にも強い人」がいます。
それは成功者やお金持ちや有名人の場合もありますが、その多くは成功や富や名声とは程遠い所にいながら、いつも満たされた人生を送っていたりします。
そういった人達を見つけるたびに観察、分析を繰り返し、見つけ出した能力が「面白がり力」です。
ですので、「面白がり力」は一般的な成功や幸福を勝ち取る方法ではありません。
むしろ真逆で、成功や幸福といった一般的な概念を手放すことで、自分の人生を「面白さ」で満たすためのスキルです。
「自分」と「今」を肯定することで、「成功」や「幸せ」といった洗脳から目覚めるための方法です。
言葉にしてもイマイチぴんと来ないかもしれませんが、実践していくうちにその威力を実感できるようになるでしょう。
こんな人にお勧め
「面白がり力」の発見と向上をおススメしたいのは以下のような人です。
☑自分らしい生き方、働き方を探している
☑他人との比較をやめたい
☑仕事や人間関係の苦手を克服したい
☑成功、目標、ミッションとかが苦手
☑目標達成だけでなく過程も楽しみたい
☑激動の時代を楽しめるメンタルを手に入れたい
☑世間や他人に振り回されるのをやめたい
このnoteでは、「面白がる生き方」をテーマに、マインドフルネスや心理学をはじめとした様々な理論や、事例、実践法を交えながら、あなたを「面白がり力」の世界へ誘います。
焦らず、恐れず、心の奥の扉を開け、「面白がる旅」に一緒に出かけましょう!
うまくまとめられていない可能性はありますが、そういうのも含めて、面白がって見ていただければと思います(笑)
▼次回の記事こちら
今後、下記のようなタイトルで記事を更新していく予定です。
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