⑤「面白さの幅」を広げる
「面白さの幅」とは?
「面白さの幅」というのは、
自分にとっての「面白さの素」のバリエーションのことです。
前回のワークで、今の自分にとっての「面白さの素」に気付き、言語化するだけでも、今までよりも色々なことが面白がりやすくなると思います。
そして、この自分の中の「面白さの素」は、意識的に増やすことも可能なのです。
「面白さの幅の広げ方」も超シンプル!
面白さの幅を広げる方法は
今の自分には無い「面白さの素」を面白がってみることです。
例えば、
あなたは今「変化」に対して「面白い」と感じているとします。
逆に「単調」なことに関しては「面白くない」と感じているかもしれません。
そこで、「単調なものは自分にとって面白くないもの」だと切り捨てるのではなく、
あえて「単調なもの」に対しても「面白い!」と言ってみるのです。
すぐその場では、面白く感じられないかもしれません。
でも、世の中には「単調なもの」に対して「面白い」と感じる人もいるわけで、
単調であることが、絶対的に面白くない要素であるとは限らないわけです。
単調なものの面白さは、「単調さそのもの」かもしれないし、「単調さの中にある別の要素」が面白いのかもしれません。(ちょっと頭がこんがらがりそうですか?笑)
とにかく、
今自分が面白いと感じない要素に対しても「面白い!」と言ってみることで、プライミング効果(→参考)が働き、脳が面白さを探し始めます。
もちろん、面白いと感じていないものに対して、無理に面白さを探すことは必須ではありません。
でも、あらゆるものを面白がれる「最強の面白がり力」を身に着けるためには、そういう訓練もしたほうが良いということです。
僕らが感じている面白さは「つくり物」!?
人間の価値観は基本的には、経験や情報や他人から刷り込まれた「思い込み」で作られています。
つまり、僕らが今感じている「面白さ」に関しても、社会や教育やメディアからの洗脳によって「作られたもの」だということです。
※このことに関して詳しくは、こちらの記事で解説しています。
もちろん、100%がそうだというわけではありませんが、一度、自分が感じている「面白さ」を疑ってみたほうが良いと思います。
「面白がり力を磨く」ということは、そういった洗脳から目覚めるための手段としてもお勧めです。
話が少しそれてしまったので、本題に戻ります。
「面白さの幅」の広げ方
「面白さの幅」を広げる方法は、
👉面白さの素のバリエーションを増やすこと
そして、そのためには、
👉今は持っていない(自覚していない)「面白さの素」に対して「面白い!」と言ってみること
以下に「面白さの素」になり得る要素を挙げてみますので、参考にしてやってみてください。
「面白さの素」の例
ここに並べたのは、僕自身の「面白さの素」として浮かんだものですが、バリーションはもっとあると思います。
ここから、あなたにとっての「面白さの素」をピックアップしてみても良いし、ここにあるもの以外を見つけたら、それも書き出してみてください。
そして、今は自分にとっての「面白さの素ではない」と感じるものに対しても、とりあえず「面白い!」と言ってみましょう。
1分くらい考えても面白さを見出せなかったら、その時は無理をしないように。
でも、完全には切り捨てるのではなく、「ひょっとしたらそれも、いつか面白いと感じられる要素になるのかもしれない」というくらいの気持ちで置いておきましょう。
次回は基礎編の最終回【「瞬発力」と「持続力」を上げる】です。
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