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⑤「面白さの幅」を広げる

※この記事は「面白がり力の基礎」6記事中の5記事目です。
 まだ①~④を読んでいない方は先にお読みください。
「面白がり力」とは?
「面白がり力」の使い方
「面白がり力」の磨き方
 ー④「面白さの素」を抽出する

「面白さの幅」とは?

「面白さの幅」というのは、

自分にとっての「面白さの素」のバリエーションのことです。

前回のワークで、今の自分にとっての「面白さの素」に気付き、言語化するだけでも、今までよりも色々なことが面白がりやすくなると思います。

そして、この自分の中の「面白さの素」は、意識的に増やすことも可能なのです。  

「面白さの幅の広げ方」も超シンプル!

面白さの幅を広げる方法は

今の自分には無い「面白さの素」を面白がってみることです。

例えば、

あなたは今「変化」に対して「面白い」と感じているとします。

逆に「単調」なことに関しては「面白くない」と感じているかもしれません。

そこで、「単調なものは自分にとって面白くないもの」だと切り捨てるのではなく、

あえて「単調なもの」に対しても「面白い!」と言ってみるのです。

すぐその場では、面白く感じられないかもしれません。

でも、世の中には「単調なもの」に対して「面白い」と感じる人もいるわけで、

単調であることが、絶対的に面白くない要素であるとは限らないわけです。  

単調なものの面白さは、「単調さそのもの」かもしれないし、「単調さの中にある別の要素」が面白いのかもしれません。(ちょっと頭がこんがらがりそうですか?笑)

とにかく、

今自分が面白いと感じない要素に対しても「面白い!」と言ってみることで、プライミング効果(→参考)が働き、脳が面白さを探し始めます。

もちろん、面白いと感じていないものに対して、無理に面白さを探すことは必須ではありません。

でも、あらゆるものを面白がれる「最強の面白がり力」を身に着けるためには、そういう訓練もしたほうが良いということです。  

僕らが感じている面白さは「つくり物」!?

人間の価値観は基本的には、経験や情報や他人から刷り込まれた「思い込み」で作られています。

つまり、僕らが今感じている「面白さ」に関しても、社会や教育やメディアからの洗脳によって「作られたもの」だということです。

※このことに関して詳しくは、こちらの記事で解説しています。

もちろん、100%がそうだというわけではありませんが、一度、自分が感じている「面白さ」を疑ってみたほうが良いと思います。

「面白がり力を磨く」ということは、そういった洗脳から目覚めるための手段としてもお勧めです。

話が少しそれてしまったので、本題に戻ります。  

「面白さの幅」の広げ方

「面白さの幅」を広げる方法は、

👉面白さの素のバリエーションを増やすこと

そして、そのためには、

👉今は持っていない(自覚していない)「面白さの素」に対して「面白い!」と言ってみること

以下に「面白さの素」になり得る要素を挙げてみますので、参考にしてやってみてください。    

「面白さの素」の例

ここに並べたのは、僕自身の「面白さの素」として浮かんだものですが、バリーションはもっとあると思います。

ここから、あなたにとっての「面白さの素」をピックアップしてみても良いし、ここにあるもの以外を見つけたら、それも書き出してみてください。

そして、今は自分にとっての「面白さの素ではない」と感じるものに対しても、とりあえず「面白い!」と言ってみましょう。

1分くらい考えても面白さを見出せなかったら、その時は無理をしないように。

でも、完全には切り捨てるのではなく、「ひょっとしたらそれも、いつか面白いと感じられる要素になるのかもしれない」というくらいの気持ちで置いておきましょう。

【面白さの素】
・可笑しさ
(バカバカしさ ユーモア くだらなさ)
・趣がある(茶道、華道、わびさび など)
・興味深い ・可愛い
・感動
(悲しみ、喜び、苦難を乗り越える、ドキドキ)
・楽しさ(もっとも一般的な面白さ?ただし「面白い=楽しい」ではない)
・意外性(推理もの、サスペンス)
・突飛さ(「生ごみのような美しさ」という表現とか)
・新しさ ・可能性/成長・美しさ/醜さ ・難しさ・やりがい
・スピード感・危険性・賢さ・完璧さ・不完全さ・未熟さ
・偶然性・必然性・秩序/無秩序・上品さ/下品さ
・気持ち良さ/気持ち悪さ・ほのぼの(癒し、慕情、ノスタルジィ)
・エロさ・真面目さ・自由さ/不自由さ etc..

次回は基礎編の最終回【「瞬発力」と「持続力」を上げる】です。

▼「面白がり力」基礎編
「面白がり力」とは?
「面白がり力」の使い方
「面白がり力」の磨き方
 -④「面白さの素」を抽出する
 -⑤「面白さの幅」を広げる
 ー⑥「瞬発力」と「持続力」を上げる  




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