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このnoteについて


こんにちは。堀内です。
株式会社シンシア・ハートの代表をしています。
シンシア・ハートでは、主に人材で悩む経営者の経営人事コンサルティングと、キャリアで悩む個人へのキャリアデザインを行っています。

私自身のキャリアの詳細について興味のある方は下記をご確認ください。

このnoteでは、私自身が日々のコンサルティングやキャリアデザインを通じて考えたことを綴っていこうと思います。

■採用や人材開発に悩む経営者
■キャリアに悩むミドルレイヤー

主にこのような方を対象にしていますが、人事やキャリアで悩んでいないという方はほとんどいないと思いますので、どなたにとっても学びのあるnoteを目指していこうと思います。

このnoteは週に2回更新していきます。
これは私の勝手な初心表明ですが、24年5月末まで継続することを決めました。起業して1年、日々学びのある充実した生活を送っているのですが、インプットに対してアウトプットが足りていないことに危機感を持ちました。

企業の人事や個人のキャリアに日々向き合っている私の学びが、このnoteを読んでもらえる方の学びにも貢献できれば幸いです。

継続できるように1回のコンテンツはシンプルにして、カジュアルに話すような文体で展開します。固い文章にするとどうも先生っぽくなるので、それを避けようと思いました。

キャリア・クラフティングとジョブ・クラフティング

『キャリア・クラフティング』とは私が創った造語です。

似た言葉に『ジョブ・クラフティング』があります。

ジョブ・クラフティングは自分の働き方を三つの視点から開発することで、仕事に対する主体性を引き出す手法です。

・作業クラフティング
仕事のやり方を工夫して仕事の内容を充実させることを目指します。

・人間関係クラフティング
仕事で関わる人への接し方、コミュニケーションを工夫して良好な人間関係を築き、仕事に対する満足感を高めます。

・認知クラフティング
仕事の捉え方や考え方を工夫し、仕事にやりがいを持てるようにします。

厚生労働省 第3節「働きがい」をもって働ける環境の実現に向けた課題について

このジョブ・クラフティング理論は個人的に好きで、大学院の修士論文では、ジョブ・クラフティング理論について研究しました。

各社でジョブ型雇用が推進されつつありますが、このジョブ・クラフティング理論とセットで考えると運用がしやすくなると思っています。なぜなら、ジョブ・クラフティング理論を取り込めば、個人の主体性が醸成されるために、個人の業務の幅を狭め縦割り組織を作ってしまうかもしれないというジョブ型雇用の懸念的見方は解消されるからです。

一方で、定義のところどころに「仕事」とあるように、この理論は会社に所属する組織人の立場が前提にされていて、いち個人のキャリアという観点はないように見えます。

経済産業省の描く未来人材ビジョンでは、現状における日本の労働システム全体への危惧が記載されていますが、つまるところ、制度やシステムなどの総論も重要ですが、個人の意欲が醸成されないと何も変わらないということは間違いありません。

以上より、個人のキャリア視点に寄り添ったキャリア・クラフティングの視点が必要だと感じました。

キャリア・クラフティングとは?

それではキャリア・クラフティングとはどのようなものでしょうか?私はジョブ・クラフティングにならい、以下の要素が必要だと定義しています。

■スキル・クラフティング
 本業だけでは獲得できないスキルを、様々な場所で学び、『自分はたぶん何でもできる』という自己肯定感を醸成することです。

■経験・クラフティング
 学び、獲得したスキルを保持するだけに留まらず、発揮し、アウトカムに繋げることで、『自分はやはり何でもできる』という自己効力感を醸成することです。発揮する場面は、本業だけには限らず、複業、ボランティア、プロボノなど、様々な場面があります。

■コミュニティ・クラフティング
 本業と家庭以外の繋がりを増やし、自分にとって心地よく、刺激を与えあえる関係者を増やすことで、『自分は色んな人から必要とされている』という自尊心を醸成することです。

多様性が求められ、素敵!かっこいい!の定義が本業での出世だけではなくなった現代において、何が素敵で、何がかっこいいか、自分で定義を決めるしかなくなりました。

しかし、自分で定義を決めることは言うほど簡単ではありません。
そして、この定義を決めることができる人こそ、『自己肯定感』『自己効力感』『自尊心』を持ち、自分の定義する素敵!かっこいい!に突き進んでいると私は考えます。

次回以降は、スキル、経験、コミュニティをクラフトするやり方や事例について書いていきたいと思います。

それでは今日も素敵な1日を!


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