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🇹🇭タイ編

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渡タイは年2回ペースで20年。マガジンの使い方がよくわからないのでここに集めよ。
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🇹🇭哀愁、バックパッカー

🇹🇭哀愁、バックパッカー

約3年ぶりの投稿である。
コロナ禍が明けると、一見以前と変わらぬ暮らしが戻ったように思うが、海外旅行好き、特に2000年前後にバックパッカーにハマった中年層には溜息が出てしまう様相ではないだろうか。

1ドル150円

先進国だった日本からあえて貧乏宿に泊まり、不衛生な食事でいかに安いかを自慢し合う旅。

先進国の国から絶対貧困のスラム街や売春街を練り歩く当時の日本人は、心のどこかに「日本は恵まれ

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🇹🇭ゲストハウスに馴染めなくなった時。

🇹🇭ゲストハウスに馴染めなくなった時。

インドシナ半島へ何度も足を運ぶ内に気づいたことがある。バックパッカーを名乗る事ができなくなった起点がある。

それにどうやって気づいたか?
「ゲストハウスを転々と出来なくなった」時だ。

新宿ビル群を背にして成田から経ち、何度も何度も執拗に足を運んだバンコク。「バックパッカー」という言葉に自意識過剰なまでに固執した。

貧乏旅行、というスタイルを言い訳にして年月が経ち、30代を迎えた頃、突然ゲスト

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🇹🇭バンコクからチェンマイ〜寝台列車にて 2002

🇹🇭バンコクからチェンマイ〜寝台列車にて 2002

20年前の写真である。当時の私はデジカメを持ち合わせていなかった。(まだ200万画素程度のコンデジが出始めだ頃だった。)

だから今回掲載する写真はフィルム写真をデジタル化したものとなる。

バックパックにモノクロとカラーのフィルムを数十個詰め、旅立ち、どのような写真が撮れたかは当然現像前なので分からないまま帰国。

手荷物検査のX線でフィルムがダメにならないかヒヤヒヤしながら。写真屋に頼んで出来

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🇹🇭旅情:ジュライホテルへの畏怖。カオサン組より。

🇹🇭旅情:ジュライホテルへの畏怖。カオサン組より。

もっかコロナ禍が3年目。
タイへの渡航欲が増すばかりだが、
止まらない円安に溜息をつくばかり。

書棚の財布を開けると最後の渡タイである2019年末の残りのバーツ札がぎっしり入っている。

…と言ってもそれは大袈裟で、せいぜい二万バーツくらいだろう。

notesに記事を投稿してはインドシナ半島と沖縄を反芻していたのがコロナ直後。あれから2年。

久しぶりに開き閲覧された記事のレビューを見ると

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🇹🇭ジュライホテルとヤワラーと。

🇹🇭ジュライホテルとヤワラーと。



2018年。ファランポーンとヤワラー界隈を散策してから三年が立つ。まさか未来に疫病との戦いが迫っているとは思いもよらず。

最後の訪タイは2019年末。
バンコクのホテルでスマホをみる。
ニュースには小さく「武漢で新型のウィルス」
とあった。何も脅威は感じなかった。

久しぶりにNOTEを開いた。
ヤワラーのジュライホテル界隈のトピックの閲覧数が桁外れだった。

なぜか。推測にしからないが、

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🇹🇭なぜジュライホテル・楽宮ホテルは人を魅了するのか@ヤワラー2017

🇹🇭なぜジュライホテル・楽宮ホテルは人を魅了するのか@ヤワラー2017

なぜこんなにもジュライホテルの廃墟は私を引き付けるのか?

ヤワラーのジュライホテル。かつて日本人バックパッカーが沈没していたホテルの廃墟。私は寂れたこの地域から離れたくなくなっていた。

カオサンのしかも後発組の私からすると、ジュライホテルの全盛期のバンコクを経験するには数十年遅く生まれていた。

この数十年で変わり果ててしまったバンコク。それよりもさらに数十年遡るバンコクを根城に沈没していた男

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🇹🇭涼む犬達 '07 アユタヤ

🇹🇭涼む犬達 '07 アユタヤ

旅のアルバムの中で、タイの路上の犬を撮り続けてきた。中でもアユタヤ遺跡周辺は多かった。私は彼らに憧れを抱いていた。

ゲストハウスからチェックアウトしようとした時、玄関を塞いでいた犬。こうした冷たい石の床の上で涼んでいるのだ。横腹をペッタリ付けているのは放熱を狙っている。

外にいる犬達は涼む場所を見失ったか?というとそうでもない。賢い犬達はコンビニの出入り口を陣取る。開け閉めされるドアから放たれ

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🇹🇭GoProを愛した頃 '14 プーケット

🇹🇭GoProを愛した頃 '14 プーケット

GoPro熱が冷めない。2014年ごろのプーケットの写真を見ると、GoProの動画こそないが、画像としての良さも際立つ。

プーケットの海の中に入り、このような写真を撮れるのもGoProならでは。もはや動画撮影を諦めて「水中カメラ兼用超広角小型カメラ」として使っていた頃だ。

こちらはトゥクトゥクの後部座席から。動画も撮りつつ、やっぱり写真。

もうこうなるとヤケクソだ。GoProで撮る必要ない風

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🇹🇭珍味カブトガニ@タイ南部'14

🇹🇭珍味カブトガニ@タイ南部'14

皆さんは現地の方に勧められたらなんでも食べられるか?僕が最高に珍味だった料理を紹介する。

タイ南部の田舎町。この頃ここに常駐していた。現地人に誘われて宴会に向かった。

南部は豊かだ。海が近いという地の利で食料に困ることは無い。海老なんて最高だ。

これはプーニム、という蟹だ。プーは蟹。ニムは柔らかい、という意味だ。脱皮したたの甲羅が柔らかい蟹を揚げている。ガーリックが効いていて病みつきになる。

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