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🇰🇭カンボジア編

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カンボジアはシェムリアップとプノンペンに行ったことがある。ラテライトと呼ばれる赤土が舞う貧しい国だった。かつては。今成長期にある。その迫力を味わうなら断然プノンペンである。
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#シェムリアップ

🇰🇭シェムリアップの盲人

🇰🇭シェムリアップの盲人

2005年8月。

カンボジアのアンコールワットの街、
シェムリアップをふらついていたら
盲人が経営する指圧マッサージ屋を見つけた。

入ると掘っ立て小屋に不衛生なベッドが並んでいて目の不自由な方がずらりとならんでいた。

確か60分くらいで500円だった。

腕は確かだった。
両肩のツボの芯に指が入ってくる。

マッサージが終わり、帰ろうとした。
するとレジで止められた(レジの人も盲人)

「チ

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🇰🇭ドライバーの告白@シェムリアップ2005

🇰🇭ドライバーの告白@シェムリアップ2005



シェムリアップのゲストハウスの窓から身を乗り出すと、そこはジャングルのようだった。
「何しに来たんだっけ」

そうだ、ここはアンコールワットが有名な街だった。すっかり忘れていた。

ゲストハウス前で私は一人の男性バイクタクシードライバーと目があった。彼の名前はトム(仮名)

「アンコールワットを見たいんだ」

トムはにかみながら「OK」と言う。

そこからトムの後部座席に跨り、アンコールワット

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🇰🇭子供達に助けられた。アンコールワットへの道@ポイペト→シェムリアップ2005

🇰🇭子供達に助けられた。アンコールワットへの道@ポイペト→シェムリアップ2005



2005年。私はタイのアランヤプラテートというカンボジア国境にいた。ポイペトである。陸路で国境を越えたい、という一心でカオサン通りでバスを予約し、ここまできた。

この写真はカンボジア側からタイを見た写真だと思われる。なぜなら、国境を越えた瞬間に舗装路は荒れ、車が左側通行から右側通行に切り替わったのを覚えているからだ。

若かった私は国境超えのインパクトがここまであるものとは思いもしなかった。

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🇰🇭孵化前の卵を食べるの?@プノンペン2016 #03

🇰🇭孵化前の卵を食べるの?@プノンペン2016 #03



夜が暮れた。
キャピタルゲストハウスのバルコニーから夜道を眺めていた私は気づくと外に出ていた。
プノンペンの夜に気を付けろ、

それが誰から言われた事もなく覚えた一般常識だったが、バンコクとの様相の違いにたまらない好奇心が掻き立てられた。

キャピタルゲストハウスの周辺はこんな感じ。
明かりがある道を選ぶか、否かで生死の境目を分けてもおかしくない、それくらいプノンペンの夜が怖かった。

暗闇で

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🇻🇳🇰🇭ベトナムからカンボジアへ行けるの?@プノンペン2013 #01

🇻🇳🇰🇭ベトナムからカンボジアへ行けるの?@プノンペン2013 #01



ホーチミンのデタム通りで朝飯を食べていた。地図を広げると意外なことに気づく。ベトナムは南北に広がる広大な国だ。ハノイは北へ遠くにある。ところが、だ。カンボジアの国境は北西にすぐのところにある。その先にはカンボジアの首都「プノンペン」があるではないか。

早速、デタム通りからプノンペン行きのバスに乗り込み、国境をめざした。パスポートコントロールではバスの乗員は強制的に降ろされてパスポートを回収さ

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