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2023年7月の記事一覧
サザンロックにおける南軍旗とブラックミュージック
私はサザンロックが大好きで、有名無名合わせていろいろ聴いてきた。その中で南北戦争時の南軍旗をアルバムのジャケットなどに使用するバンドと使用しないバンドが二極化しているように感じていた。
ご存知のように南部連合軍は奴隷制を支持しており、アフリカン・アメリカン=奴隷という考え方で人種差別をおこなってきた。その一方で北部連邦軍は奴隷を解放することを目的の一つとし、そのため互いが戦うことになった。
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ノット・フォー・セール/トラヴィス・ワーマック (‘75)
Not For Sale / Travis Wammack (‘75)
以前にも紹介したマッスルショールズのセッションギタリスト、トラヴィス・ワーマックのキャプリコーン移籍後のファーストアルバム〜通算2作目のアルバム。前作はフェイム・レコードからリリースされており、本人の弁では「よくない」とのことらしい。個人的には前作に収録されていた、「ファンク#49」を初めて聴いた時の感動は今でも覚えている。
ファースト・タイム・アウト/ジェームズ・モンゴメリー・バンド (‘73)
First Time Out / James Montgomery Band (‘73)
ミシガン州デトロイトから登場したジェームズ・モンゴメリー(ボーカル/ハーモニカ)率いる、ジェームズ・モンゴメリー・バンドのファーストアルバム。彼らは’70年代に3枚のアルバムをリリースし、その後はソロ活動に転じたが、近年になってバンド名義で新作もリリースしている。
本作は’73年にキャプリコーン・レコードか
マルチプル・フラッシュ/ピート・カー (‘78)
Multipul Flash / Pete Carr (‘78)
マッスルショールズのセッションギタリスト、ピート・カーによる’78年リリースのセカンドアルバム。彼はフロリダ州デイトナ・ビーチ出身で、オールマン・ブラザーズ・バンドの前身にあたるアワー・グラスのメンバーであり、アワー・グラス解散後は、ルブラン&カーとして作品をリリース後、マッスルショールズにおいてエディ・ヒントンの後任ギタリストにな
荒海/シー・レヴェル (‘77)
Sea Level / Sea Level (‘77)
明日は「海の日」ということで、本日はシー・レヴェルのファーストアルバムを紹介しようかと。シー・レヴェルは、オールマン・ブラザーズ・バンドの解散に伴って結成されたグループである。
オールマンズの解散によって、グレッグ・オールマンはソロ、ディッキー・ベッツはグレート・サザーン結成、そしてブッチ・トラックスを除いた3人〜ジェイモー、ラマー・ウィリア
熱い叫び/ジョージ・ハッチャー・バンド (‘76)
Dry Run / George Hatcher Band (‘76)
ライナーノーツには「海を越えた遠い南部の地に向かって雄叫びをあげるジョージ・ハッチャー・バンド」とあるが、そんな彼らのファーストアルバムを紹介したいと思う。
リーダーのジョージ・ハッチャーはノース・キャロライナ州出身のシンガーで、地元で活動していたが、自身の音楽を追求するためにイギリスへ渡り、紆余曲折を経て結成したのが、この
ジャズ・セレブレイション・オブ・オールマン・ブラザーズ・バンド/ビッグ・バンド・オブ・ブラザーズ (‘19)
A Jazz Celebration of The Allman Brothers Band / Big Band of Brothers (‘19)
デュアン・オールマン在籍時のナンバーをビッグバンドジャズで演奏するという企画モノCD。プロデュースはアラバマ大学で教鞭をとるマーク・ランター。彼のドラムを中心に、トロンボーン×4、トランペット×4、サックス×6の管楽器セクション、ピアノ、ギター、ベ
大いなる南部魂/ウィンターズ・ブラザーズ・バンド (‘76)
The Winters Brothers Band / The Winters Brothers Band (‘76)
ウィンターズ・ブラザーズといっても、ジョニーとエドガーではなく、テキサス州出身のデニスとダニーの兄弟を中心に結成されたバンドである。彼らの祖父と父親は共にカントリーミュージシャンであり、彼らも幼少期からミュージシャンになるべく活動していた。
その後、チャーリー・ダニエルズ・バン