Takeshi Tada

レコード、旧車(二輪、四輪)のレストアが好き。ベーシスト。 好きなジャンルはサザンロッ…

Takeshi Tada

レコード、旧車(二輪、四輪)のレストアが好き。ベーシスト。 好きなジャンルはサザンロックとロカビリー、二輪はカフェレーサー、四輪は古いアメリカ車、ベースはリッケンバッカー。 物流業界で現場マネージメントが職業。

マガジン

  • ロカビリー/オールディーズ系のアルバム紹介

    サン・レコードなど、‘50年代のピュアロカビリーから、ストレイ・キャッツに代表される’80年代のネオロカビリー、メテオス、フレンジーなどの’90年代サイコビリーとオールディーズポップスまで、ロックンロール系のレビューのまとめはこちらから。

  • サザンロック/スワンプ系のアルバム紹介

    オールマン・ブラザーズ・バンド、レーナード・スキナードの定番から、マーシャル・タッカー・バンド、ウェット・ウィリーなどのベテラン勢、スティルウォーター、ウィンター・ブラザーズ・バンドなどのマイナーまで、南部系のレビューのまとめはこちらから。

最近の記事

謎の発光物体/エドガー・ウィンター・グループ (‘75)

The Edgar Winter Group with Rick Derringer / The Edgar Winter Group with Rick Derringer (‘75) 今回はエドガー・ウィンターが、エドガー・ウィンター・グループとして’75年にリリースしたアルバムを紹介させていただこう。邦題は「謎の発光物体」となっているが、原題は「The Edgar Winter Group with Rick Derringer」である。単にジャケットデザインを形容した

    • 映画:「グローイング・アップ」関連のレコード

      以前、映画「アメリカン・グラフィティ」関連のレコードについてお話をさせていただいたが、今回は映画「グローイング・アップ」関連のレコードを紹介させていただこう。 非常に内容の濃いアメリカン・グラフィティの収録曲であるが、その内容については、過去の記事をご参照いただきたい。 ご存知のように、映画「アメリカン・グラフィティ」はジョージ・ルーカスが自身の若き日を回想する意味を含めて、’60年代(舞台は’62年)に地元で青春を謳歌している若者たちが、それぞれの道へ進んでいく夏の日の

      • ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース/ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース (‘80)

        Huey Lewis and the News / Huey Lewis and the News (‘80) 今ではベテランのアーティストである、ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースであるが、当然の如く、彼らも最初は新人グループであった。今回はそんな彼らのファーストアルバムを紹介させていただこう。 ヒューイ・ルイスはニューヨークで生まれ、大学を中退した後にサンフランシスコへ移り、そこで音楽活動を始める。その後、ジョン・マクフィーも在籍していたクローバーに参加し、ニック・

        • 夢のスケートボード/スニーカーズ&レイス (‘77)

          Skateboardin’ U.S.A. / Sneakers & Lace (‘77) 夏本番ということで「夏」に相応しいアーティストといえば、真っ先に挙げられるのが「サーフィン U.S.A.」などでお馴染みのビーチ・ボーイズだろう。今回はサーフィンならぬ「スケートボーディン U.S.A.」という曲をはじめ、スケートボードをテーマにしたアルバムをリリースしていたグループを紹介させていただこう。 彼らの名前はスニーカーズ&レイス、ニューヨークの高校生3人のコーラスグループに

        謎の発光物体/エドガー・ウィンター・グループ (‘75)

        • 映画:「グローイング・アップ」関連のレコード

        • ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース/ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース (‘80)

        • 夢のスケートボード/スニーカーズ&レイス (‘77)

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        • ロカビリー/オールディーズ系のアルバム紹介
          76本
        • サザンロック/スワンプ系のアルバム紹介
          117本

        記事

          ワーク・ソングス/メン・アット・ワーク (‘81)

          Business as Usual / Men At Work (‘81) 今回は’80年代にオーストラリアから登場し、全米No.1ヒットを放ったグループ、メン・アット・ワークのファーストアルバムを紹介させていただこう。 彼らは当初、コリン・ヘイとロン・ストライカートとのアコースティック・デュオとして活動していたが、その後3人のメンバーが加入し、最終的には5人編成のグループとなった。当時はMTVの全盛期であり、毎日のようにTVで彼らを含めた多くのアーティストのPVがオンエアさ

          ワーク・ソングス/メン・アット・ワーク (‘81)

          ハリウッド・キャッツ/レイ・キャンピ・アンド・ヒズ・ロカビリー・レベルズ (‘83)

          Hollywood Cats / Ray Campi and His Rockabilly Rebels (‘83) 今回はネオロカビリーやローリン・ロック・レコードによって再評価されたロカビリアン、レイ・キャンピが彼のバンド名義でリリースしたアルバムを紹介させていただこう。リリースは’83年であり、まさにネオロカビリーの全盛期とも言える時期である。しかし当時は現在ほどロカビリーの研究が進んでおらず、本作を’80年代に見た記憶がない。私の所有しているレコードも’94年にヨーロ

          ハリウッド・キャッツ/レイ・キャンピ・アンド・ヒズ・ロカビリー・レベルズ (‘83)

          パシフィック・スティール・カンパニー/ヴァリアス・アーティスツ (‘78)

          Pacific Steel Company / Various Artists (‘78) 今回はスティールギターの名手をピックアップしたアルバムを紹介させていただこう。アーティスト名はパシフィック・スティール・カンパニーとなっているが、バンドの実体としての記述もなく、リリースも本作のみとなっているので、ヴァリアス・アーティスツという表記にさせていただいた。 本作のメインであるスティールギターのプレイヤーとして、トム・ブラムリー、スニーキー・ピート、ジェイ・ディー・マネス、

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          寡黙/葛城ユキ (‘80)

          今日は海の日である。去年は海の日に因んで、「水着の悪漢/デヴィッド・ブロムバーグ・バンド (‘78)」を紹介させていただいたが、今年も海に関係したアルバムを紹介させていただこう。 今回は、そのハスキーボイスで一世を風靡した女性シンガー、葛城ユキのデビューアルバムをピックアップしてみた。本作は、ボニー・タイラーのカバーで彼女のデビュー曲となった「Sitting on the Edge of the Ocean〜哀しみのオーシャン」を収録したアルバムである。 その後、毎年のよ

          寡黙/葛城ユキ (‘80)

          ドント・ストップ・ザ・ミュージック/ヤーブロウ&ピープルズ (‘80)

          The Two of Us / Yarbrough & Peoples (‘80) ‘80年、ホンダの原付スクーター「タクト」のCFに使用されたことで大ヒットしたタイトル曲「ドント・ストップ・ザ・ミュージック」を記憶している方もおられると思うが、今回は そのタイトル曲で一躍有名になったヤーブロウ&ピープルズのファーストアルバムを紹介させていただこう。 テキサス州ダラス出身のキャヴィン・ヤーブロウとアリサ・ピープルズは幼馴染で、同じピアノの教師からレッスンを受けていたという関

          ドント・ストップ・ザ・ミュージック/ヤーブロウ&ピープルズ (‘80)

          サクセス/ウェザー・ガールズ (‘83)

          Success / The Weather Girls (‘83) 今回は’80年代の一発屋としてもピックアップされているウェザー・ガールズのアルバムを紹介させていただこう。ウェザー・ガールズはマーサ・ウォッシュとアイゾラ・アームステッドによるグループで、幼少期から聖歌隊でゴスペルを歌っていた経歴を生かしシルベスターのバックボーカルのオーディションに合格したことにより「トゥー・トンズ・オブ・ファン〜Two Tons O’Fun」として活動していた。その後、ウェザー・ガールズ名

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          恋の診断書〜恋のハリケーン/キャロル・ダグラス (‘75)

          The Carol Douglas Album / Carol Douglas (‘75) 先日は’70年代前期〜中期にかけて、ソウルがディスコミュージックに変わっていくというお話をさせていただいた。’70年代も後期になると完全にコマーシャル化された作品が連発されるが、それまでは比較的ディスコミュージックに近いソウルも一般的であった。 今回はキャロル・ダグラスが’75年にリリースしたファーストアルバムを紹介させていただこう。新人のアーティストというより、幼少期からシンガーと

          恋の診断書〜恋のハリケーン/キャロル・ダグラス (‘75)

          Soul Greatest Hits Series / MFSB (‘76)

          ソウル・グレーテスト・ヒット・シリーズ/MFSB (‘76) 今回は先日のバリー・ホワイトつながりで、フィリーソウルを一代ムーブメントにまで押し上げたフィラデルフィアのシグマ・サウンド・スタジオのスタジオミュージシャンたちによるオーケストラ形式のバンド、MFSBのアルバムを紹介させていただこう。 ‘70年代、ペンシルバニア州フィラデルフィアのシグマ・サウンド・スタジオのスタジオミュージシャンとして活動していたバンドが、単なるバックバンドという形態から、ヒットメイカーの裏方が

          Soul Greatest Hits Series / MFSB (‘76)

          ラプソディー・イン・ホワイト/バリー・ホワイトとラヴ・アンリミテッド・オーケストラ (‘74)

          Rapsody in White / Love Unlimited Orchestra (‘74) 今回は’70年代を代表するサウンドの一つでもある、フィリーソウル(フィラデルフィアソウル)の影響を受けたアーティスト、ラヴ・アンリミテッド・オーケストラの「愛のテーマ〜Love’s Theme」の仕掛人、バリー・ホワイトのアルバムを紹介させていただこう。 一言でソウルと言っても多くのカテゴリーがあり、アーシーなサザンソウル、流麗なストリングスを取り入れたフィリーソウルなど、聴

          ラプソディー・イン・ホワイト/バリー・ホワイトとラヴ・アンリミテッド・オーケストラ (‘74)

          誘惑のディスコ・シンフォニー/ウォルター・マーフィー・バンド (‘76)

          A Fifth of Beethoven / The Walter Murphy Band (‘76) いかにも時代を感じ、誤解を招く邦題である。今回は‘70年代半ばにベートーベンの交響曲第5番を「運命’75」というタイトルで大ヒットさせた、ウォルター・マーフィー・バンドの唯一作品を紹介させていただこう。 ウォルター・マーフィーはキーボーディスト、アレンジャー、作曲家などでの活動が中心であるが、映画「サタディ・ナイト・フィーバー」のサウンドトラックにも収録されたタイトル曲「

          誘惑のディスコ・シンフォニー/ウォルター・マーフィー・バンド (‘76)

          ロック・アンド・ロール・フォーエヴァー/フラッシュ・キャディラック・アンド・ザ・コンチネンタル・キッズ (‘75)

          Rock & Roll Forever / Flash Cadillac & The Continental Kids (‘75) 今回は映画「アメリカン・グラフィティ (‘73)」にも出演していた、フラッシュ・キャディラック・アンド・ザ・コンチネンタル・キッズのアルバムを紹介させていただこう。本作は2枚組のコンピレーション盤となっており、今ひとつマイナーな彼らの概要を知るのに相応しい内容となっている。 フラッシュ・キャディラック・アンド・ザ・コンチネンタル・キッズは’69

          ロック・アンド・ロール・フォーエヴァー/フラッシュ・キャディラック・アンド・ザ・コンチネンタル・キッズ (‘75)

          ウェット・ウィリー・グレイテスト・ヒッツ/ウェット・ウィリー (‘77)

          Greatest Hits / Wet Willie (‘77) 私がキャプリコーン・レコードのアーティストの中で、いやサザンロックと呼ばれるアーティストの中で好きなアーティストの1、2を争うのが、彼らウェット・ウィリーである。’70年代に栄華を誇ったキャプリコーン・レコードで最もブラックフィーリングを持っていたのが彼らだと言っても過言ではないだろう。 ウェット・ウィリーはルイス・ロス(ドラムス)が’69年に参加していたバンド「フォックス」がアラバマ州モービルへ活動拠点を移

          ウェット・ウィリー・グレイテスト・ヒッツ/ウェット・ウィリー (‘77)