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謎の発光物体/エドガー・ウィンター・グループ (‘75)

The Edgar Winter Group with Rick Derringer / The Edgar Winter Group with Rick Derringer (‘75)
今回はエドガー・ウィンターが、エドガー・ウィンター・グループとして’75年にリリースしたアルバムを紹介させていただこう。邦題は「謎の発光物体」となっているが、原題は「The Edgar Winter Group with Rick Derringer」である。単にジャケットデザインを形容しただけの邦題には苦笑である。

メンバーはエドガー・ウィンター(キーボード、サックス、ボーカル)、ダン・ハートマン(ベース、ボーカル)、チャック・ラフ(ドラムス)、そしてリック・デリンジャー(ギター、ボーカル)となっており、プロデュースはリックが務めている。

兄のジョニー・ウィンターは「100万ドルのブルースギター」として有名であるが、弟のエドガーは、キーボードやサックスもこなすが、その持ち味はソウル、ファンクやR&Bからの影響を強く感じるブラックフィーリングであろう。私も最初は入りにくかった部分ではあるが、何度も聴くうちにそのリズムのウネリに魅了されてしまった。

本作のサウンドもファンキーなリズムが魅力の一枚であるが、バンジョーを取り入れた曲、ソフトロック風な曲などバラエティに富んだ内容である。

エピック 国内盤
裏ジャケット
インサート
レーベル

20代の頃はジョニー・ウィンターのアルバムをコレクションしていたが、エドガーのアルバムを聴くようになってからは、逆にエドガーのアルバムを探すようになった時期もある。個人的には、よりロック的な「ホワイト・トラッシュ」の時期もオススメである。またリック・デリンジャーも兄のジョニーと共に「ジョニー・ウィンター・アンド」として活動をするなど、名演、名盤を残している。

中古店でも見かけることは少ないが、偶然発見した一枚である。オススメの一枚である。

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