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ジャズ・セレブレイション・オブ・オールマン・ブラザーズ・バンド/ビッグ・バンド・オブ・ブラザーズ (‘19)

A Jazz Celebration of The Allman Brothers Band / Big Band of Brothers (‘19)
デュアン・オールマン在籍時のナンバーをビッグバンドジャズで演奏するという企画モノCD。プロデュースはアラバマ大学で教鞭をとるマーク・ランター。彼のドラムを中心に、トロンボーン×4、トランペット×4、サックス×6の管楽器セクション、ピアノ、ギター、ベース、パーカッション…という編成で往年のナンバーを演奏している。

インストナンバーのハマり具合も素晴らしいが、歌モノもソウルフルなボーカルと相まって素晴らしい。オープニングの「ステイツボロ・ブルース」では、ギターソロのフレーズをそのままホーンで再現しつつ、スライドギターも健在で言うことなし。続く「ドント・ウォント・ユー・ノー・モア」のスウィング感も心地良い。また「スタンド・バック」でスライドギターを弾いているのは、オールマンズでデレク・トラックスの前にギターを弾いていたジャック・ピアソンである。

ニュー・ウェスト・レコード US盤
デジパック仕様
意外な一枚かと

最もオリジナルに近く感じたのは「ホット・ランタ」である。サスペンス映画の一場面で流れていても違和感を感じない。まさに「アトランタの暑い日」である。

オープニングの「ステイツボロ・ブルース」をどうぞ。

イチオシの「ホット・ランタ」はこちら。

Spotifyでのプレビュー音源はこちら。

企画としても面白いが、その完成度が素晴らしい。
オールマンズの深掘りスピンオフ盤、まさにアレンジの妙。必聴盤!

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