〈経済論壇から〉リスク高まる世界経済 仕事の成果と評価を議論/税・財政改革の構想競う

今月経済論壇に登場した論考を紹介する「経済論壇から」では、複数の論者によって取り上げられた注目されたトピックスの中で、3つのテーマを取り上げています。

今月の論考として、
●米国の資産バブルが世界経済・日本経済に与える影響と低インフレに関する論考
 ローレンス・サマーズ・バーバード大学教授とアナ・スタンズベリー氏(週刊東洋経済9月14日号)
 吉川洋・立正大学学長と山口廣秀・日興リサーチセンター理事長(週刊ダイヤモンド9月21日号)
 及川浩希・早稲田大学教授(週刊東洋経済9月21日号)
●成果の見えやすい仕事と見えにくい仕事の人事評価をめぐる論考
 江口匡太・中央大学教授(9月13日付経済教室)
 石田潤一郎・大阪大学教授(週刊エコノミスト9月17日号)
●消費税率10%後の税財政を考えるヒントとなる論考
 井堀利宏・政策研究大学院大学特別教授(9月25日付経済教室)
 ケネス・ロゴフ・ハーバード大学教授(週刊東洋経済9月28日号)
を取り上げました。

金融緩和政策が長期化するにつれ、低金利がむしろ景況に悪影響を与える懸念が出ています。その背後に何があるかを考察する論考を今月は取り上げました。また、格差是正には、累進的な所得税ではなく、累進的な消費税が、制度がシンプルで望ましいとの主張も取り上げました。

#COMEMO #NIKKEI

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