行政のデジタル化は、菅内閣で進展するか
発足したばかりの菅義偉内閣で、早速、デジタル庁の創設に向けて動き始めた。そこには、中央省庁での行政のデジタル化が遅れている現状がある。
中央省庁での行政のデジタル化がなぜ進まなかったのか。歴代内閣で、様々な取組みを進めてきたものの、様々な障害に突き当たっていた。
その中で、最も苦労している2つは、地方自治体と国会との連携である。
地方自治体に対しては、地方分権の趣旨に鑑みれば、中央省庁が強制できないというしがらみがある。
国会に対しては、三権分立に鑑みれば、中央省庁(行政府)から強制できないというしがらみがある。
デジタル化が進まない言い訳にも使われていた面もあったが、もう後戻りはできない。
これから行政のデジタル化を進める上での要点は、下記拙稿にて詳述している。